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LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

LinuxにSteamをインストールし、ライブラリからゲームをダウンロードして、いざプレイ開始。お気に入りのゲームを起動し、スピーカーをつないだりヘッドホンを装着したりした瞬間、耳障りなプチプチというノイズが鳴り響き、慌ててミュートした——こんな経験はありませんか?Linux上でWindows向けのSteamゲームをプレイする際に、多くのユーザーが直面する悩みです。

この問題の原因は、PulseAudioのパラメータが正しく設定されていないことにあります。どのLinuxディストリビューションでも発生しうる症状ですが、幸いにも簡単な設定変更で解決できます。本記事では、シンプルなチューニングによってSteamゲームのノイズ問題を修正する方法を詳しく解説します。

LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

PulseAudioデーモンの設定を変更する

問題の解決は大きく分けて2つのステップで行います。まずは、PulseAudioのデーモン設定ファイルの編集から始めましょう。

お好みのターミナルを開き、以下のコマンドを入力してください。

sudo nano /etc/pulse/daemon.conf
LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

「default-fragments」と「default-fragment-size-msec」という2つのパラメータを探します。通常はすでに記述されていますが、存在しない場合は自分で追記しても問題ありません。それぞれの値を「2」と「4」に設定します。以下のようになればOKです。

default-fragments = 2
default-fragment-size-msec = 4
LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

ファイルを保存したら、PulseAudioを再起動して変更を適用しましょう。以下のコマンドを実行します。

pulseaudio -k

これで最初のステップは完了です。ご安心ください。次のステップはさらに簡単です!

サウンドサーバーの設定を変更する

続いて、テキストエディタを使って、PulseAudioサウンドサーバーの起動方法を定義するファイルを編集します。以下のコマンドを実行してください。

sudo nano /etc/pulse/default.pa
LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

udevを使用してドライバモジュールを読み込むセクションを探します。以下のような記述が見つかるはずです。

### Automatically load driver modules depending on the hardware available
.ifexists module-udev-detect.so
load-module module-udev-detect
.else
 
### Use the static hardware detection module (for systems that lack udev support)
load-module module-detect
.endif

「load-module module-udev-detect」の行末にtsched=0を追加し、以下のように書き換えます。

### Automatically load driver modules depending on the hardware available
.ifexists module-udev-detect.so
load-module module-udev-detect tsched=0
.else
 
### Use the static hardware detection module (for systems that lack udev support)
load-module module-detect
.endif
LinuxでSteamゲームのプチプチノイズを解消する方法【PulseAudio設定】

変更を保存したら、再度PulseAudioを再起動します。

pulseaudio -k

以上で作業完了です。うまくいけば、ノイズの問題は解消されているはずです。

それでも改善しない場合のトラブルシューティング

上記の設定変更である程度改善されたものの、完全には解決しなかった場合は、最初のファイルをもう一度編集し、「default-fragments」と「default-fragment-size-msec」の値を増やしてみましょう。例えば「3」と「5」、「4」と「8」などの組み合わせが候補です。最初から極端な値にするのではなく、問題が解消されるまで少しずつ値を上げていくのがポイントです。

逆に、設定変更によって症状が悪化した場合は、反対のアプローチを試す価値があります。2つのパラメータの値を減らし、さらに2番目のファイルの設定をtsched=1に変更してみてください。

再度PulseAudioを再起動し、問題が解決したかどうかを確認しましょう。それでも改善しない場合は、両方のファイルの変更を元に戻してください。残念ながら、そのケースでは問題の原因が別の場所にあると考えられます。

オーディオサブシステム用のドライバを変えてみるのも一つの手です。ただし、ドライバはカーネルに組み込まれていることが多いため、ディストリビューションのカーネルを別のものに入れ替える必要があります。より新しいカーネルが利用可能かどうかを確認し、なければ以前のバージョンに戻すか、Liquorixのような代替カーネルをインストールしてみると良いでしょう。

ドライバ・バッファ・スケジューリングの仕組み

なぜこれらのパラメータの変更で問題が解決するのか、疑問に思う方もいるでしょう。それはすべて、オーディオサブシステムのハードウェア、そのドライバ、そしてPulseAudioの扱い方に関係しています。

最初に変更した2つのパラメータは、オーディオデバイスのバッファをフラグメント(断片)に分割する役割を持ちます。オーディオサブシステムの種類によっては、OSがデータをスムーズにストリーミングしやすくなり、それが音として出力される際に効果を発揮します。

2番目のパラメータは、PulseAudioのスケジューリング方式を変更するものです。バージョン0.9.11以降、PulseAudioはシステムタイマーベースのモデルを採用しています。ただし、このモデルではハードウェアとドライバが正確なタイミング情報を返す必要があります。Intel製のソリューションなどはこれに対応しており、現代的で優れたアプローチとされています。一方、Creative製の多くのサウンドカードなどは対応していません。ハードウェアとドライバの組み合わせによっては、タイマースケジューラ(今回導入したtschedパラメータ)をオン(1)またはオフ(0)に切り替えるだけで、状況が劇的に改善することがあります。

なお、Ubuntuで音が出なくなる問題にお困りの場合は、そちら専用の対処法も参考にしてみてください。

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