Macのターミナルをカスタマイズして生産性を高める方法

Macでターミナル(Terminal)を使う時間が多いなら、アプリの見た目や操作性をカスタマイズする価値があります。幸い、Macのターミナルをより快適かつ効率的に使いこなすためのカスタマイズ方法は数多く存在します。
この記事では、Macのターミナルウィンドウをカスタマイズできる興味深い方法をいくつかご紹介します。
ターミナルのテーマをカスタマイズする
ターミナルには、シェルウィンドウのテーマを変更する機能が標準で搭載されていますが、一見しただけでは気づかないかもしれません。まずはターミナルの「環境設定」画面を開きましょう。

ここから「プロファイル」タブを選択します。このセクションでは、ターミナルウィンドウの外観を自由に調整できます。

背景色やテキストカラー、テキストレンダリングオプション、フォントサイズやフォントの種類、カーソルの種類、選択範囲の色、ANSIカラーなどを変更可能です。ANSIカラーは、ターミナルのコマンドがカラー出力を表示する際に使用されるもので、通常の状態では表示されません。
左側のメニューには複数のプロファイルが並んでいます。既存のものを選んでもよいですし、ペイン下部の「+」アイコンをクリックして新しいカスタムプロファイルを作成することもできます。プロファイルは設定をまとめて管理するための入れ物なので、何かを調整する前に自分専用のプロファイルを作成しておくのがおすすめです。

準備ができたら、「デフォルト」ボタンをクリックして新しいプロファイルをメインに設定しましょう。これ以降、新しく開くすべてのターミナルウィンドウはこのプロファイルで起動します。
また、「シェル」→「新規ウィンドウ」から特定のプロファイルを指定してターミナルウィンドウを開くことも可能です。

さらに、プロファイル画面下部のメニューから、外部のプロファイルをターミナルに読み込む(インポート)こともできます。

これにより、異なるアプリ間で見た目を統一できます。たとえば、Vimエディタ、ターミナル、Slackアプリで同じプロファイルやテーマを共有するといった使い方が可能です。
起動時にコマンドを自動実行する
ターミナルは、シェルウィンドウを開いたときに特定のコマンドを自動実行できます。この設定はプロファイルごとに行えるため、プロファイルごとに異なるコマンドを実行させることが可能です。
設定するには、プロファイル設定ペイン内の「シェル」タブを選択します。

「起動」セクションで「コマンドを実行」にチェックを入れ、実行したいコマンドを入力します。なお、「シェル内部で実行」のチェックは入れたままにしておいてください。

この設定は該当するプロファイルに自動保存され、次回そのプロファイルでシェルを開いたときに実行されます。起動時のコマンドを無効化したい場合は、「コマンドを実行」のチェックを外すだけでOKです。
プロンプトに色をつける
「.zshrc」ファイルを編集することで、ターミナルのプロンプトテキストに色をつけられます。プロンプトとは、シェルウィンドウ内に常に表示される固定テキストのことです。

まずは、以下のコマンドでnanoエディタを使って「.zshrc」ファイルを開きます。
nano ~/.zshrc

エディタ内で、PROMPT=で始まる新しい行を追加し、その後にANSIカラーコードとプロンプトのスタイルを記述します。今回の完全なコードは以下のとおりです。
PROMPT="%F{cyan}%n %1~ %# %f"この例を分解してみましょう。%Fと%fでスタイル部分を囲んで色を使用することを宣言し、波括弧の中に色名{cyan}(シアン)を指定しています。ここには0〜256までの数値を指定することもできます。
続いて、プロンプトの表示内容を設定しています。
- ユーザー名を表示(
%n) - ホームディレクトリを除いた現在の作業ディレクトリのパスを表示(
%1~) - ユーザーがroot管理者ならハッシュ記号(#)を、それ以外ならパーセント記号(%)を表示(
%#)
ここでできるカスタマイズは他にもたくさんあります。しかも、以前のバージョンのターミナルでbashプロファイルを編集していた頃に比べると、格段に簡単になっています。
ターミナルのテキストの色付けと書式設定
プロファイル設定や、プロンプトで直接シェルコマンドを使うことでも、ターミナル上のテキストに書式を適用できます。
プロファイルにテキストカラーを割り当てるには、ターミナル環境設定の「プロファイル」→「テキスト」画面にあるテキストカラーの設定を使用します。

一時的にテキストへ色をつけたい場合は、対象のテキストをダブルクォートで囲み、printfコマンドを使用します。
printf "\e[31mHello World\e[0m\n"
このコマンドの構成要素を分解すると、以下のようになります。
\e:印刷されない制御文字をエスケープします[31m:赤色テキストのカラーコードですHello World:表示する文字列リテラルです\e[0m:書式をクリアし、以降のテキストが色付きにならないようにします\n:改行を出力します
テキストの色付き表示を継続したい場合は、\e[0mを省略してください。逆に書式を終了したいときは、printfで\e[0mを標準出力に出力します。

先ほど紹介したANSIコードを同じ要領で活用すれば、プロンプトの書式設定をさらに細かく行うこともできます。
ターミナルのウィンドウタイトルを変更する
デフォルトでは、ターミナルはウィンドウのタイトルバーに現在の作業ディレクトリ、アクティブなプロセス、ビューポートサイズを表示します。

この表示内容は、ターミナルの環境設定にある「プロファイル」→「ウィンドウ」タブから変更できます。

「タイトル」セクションで設定を調整すると、現在のプロファイルで動作している開いているシェルウィンドウに即座に結果が反映されます。同様の設定項目は「タブ」画面にも用意されているので、複数のタブで同じ設定を再現したい場合にも便利です。
まとめ
ターミナルを自分好みにカスタマイズすることは、日々の操作体験をパーソナライズし、作業効率と生産性を高めるための素晴らしい方法です。実際、Macのターミナルでできるカスタマイズはまだまだたくさんあり、この記事ではその中でも特に有用な定番テクニックをご紹介しました。
自分のニーズに合わせて調整されたターミナルがあれば、コンピュータ全体の操作をターミナルから完結させたり、ターミナルから直接Macをアップデートしたりすることも夢ではありません。カスタマイズできるようになったら、ターミナルをもっと活用したくなりますか?ぜひコメント欄であなたの感想や工夫を教えてください!
-
Macが重くなったと感じたら?パフォーマンスを向上させる9つの最適化方法
「iMacを購入した当初は、滑らかで不具合のないパフォーマンスに本当に感動していました。でも最近は動きが少し鈍くなり、レスポンスも昔ほど速く感じません。」 – デイビッド・モリソン 「Macでのインターネット閲覧は、もう以前のような快適な体験ではなくなりました。システムの起動も遅く、使いたいアプリの起動にも時間がかかるようになりました。」 – カミラ・スミス あなたも、Macが使い込むうちにだんだん遅くなっていると感じていませんか? Macのパフォーマンスに満足できていますか? 「買ったばかりの頃の方が断然快適だった」と感じていませんか? では、Macを遅くしている犯人は一体誰なのでしょうか?
-
Macターミナルをカスタマイズして生産性を高める方法【初心者向けガイド】
ターミナルは、macOSに標準搭載されている端末エミュレータアプリです。Unixシェルと組み合わせて使用することで、コマンドラインインターフェース経由でOSをテキストベースで操作できます。日常的なタスクから複雑な処理まで、幅広い作業をサポートしてくれる強力なツールです。 ターミナルを頻繁に利用している方なら、「見た目をもっと自分好みに整えたい」「使いやすいように設定を変えたい」と考えたことがあるでしょう。実際、ターミナルはさまざまなプロパティを自由に変更でき、カスタマイズ次第で利便性が大きく向上します。 本記事では、Macのターミナルをカスタマイズして最大限に活用するためのテクニックを詳しく紹