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今すぐGNOME 40にアップグレードすべき6つの理由|Linuxデスクトップの新機能を徹底解説

GNOMEプロジェクトは2021年3月24日、最新バージョンとなる「GNOME 40」を正式発表しました。バージョン3.38から40へと一気に番号が跳ね上がった今回のリリースは、まさに革命的な一大アップデートです。世界中から参加した約822名のコントリビューターによる24,000件を超えるコミットによって実現した改善点は、目を見張るものばかりです。

視覚的な全面刷新からパフォーマンスの向上まで、GNOME 40はGNOME 3以降で最大級のアップデートとなっています。この記事では、本リリースがもたらす最も注目すべき新機能や変更点を詳しく見ていきましょう。

1. 新しいワークスペースビューとドック

従来のGNOMEとは異なり、GNOME 40ではワークスペースが横方向に配置されるようになりました。ドックも画面下部に水平に固定され、ワークスペース間の切り替えがより直感的に行えます。

この変更により、開いているアプリケーションの数に応じて、GNOMEが自動的にワークスペースを作成・削除してくれるようになりました。さらに、アプリをドラッグ&ドロップで別のワークスペースへ移動させると、GNOMEが賢く自動整理してくれる点も便利です。

ドック自体にも小さな改良が加えられました。お気に入り登録済みのアプリと、起動中だが未登録のアプリを仕切り線で区切って表示できるようになり、視認性が向上しています。

2. 美しいビジュアルの全面刷新

GNOME 40は、初期状態のままでも非常に美しい外観を備えています。ワークスペース切り替えボタン、ドック、トップバー、アプリケーションウィンドウなど、デスクトップのさまざまな要素に角丸デザインが採用され、以前のバージョンよりもモダンで洗練された印象に生まれ変わりました。

美しさだけでなく、新しい演出やアニメーションも多数追加され、革新的な機能の魅力を最大限に引き出しています。パフォーマンスと美しさが絶妙に融合した仕上がりです。また、ワークスペースビューでは各アプリウィンドウにアイコンが表示されるようになり、アプリの識別もしやすくなりました。

3. 新しいワークスペースジェスチャー

横型ワークスペースレイアウトの導入に合わせて、タッチパッド・マウス・キーボード向けの新しいジェスチャー操作も追加されました。滑らかなアニメーションと洗練されたジェスチャーのおかげで、複数のワークスペースやアプリ間の移動が格段に快適になっています。

特に注目したいのは、3本指での左右スワイプによるワークスペース切り替えです。また、3本指で上にスワイプするとオーバービュー(概要画面)とアプリランチャーが表示され、下にスワイプするだけで簡単に閉じることができます。

キーボードでも同様の操作が可能です。「Super + Alt + ↑ / ↓」でオーバービューの表示・非表示を切り替え、「Super + Alt + ← / →」でワークスペースを移動できます。マウスの場合は、矢印キーの代わりにスクロールホイールを使って同じ操作が行えます。

4. アプリの更新と再デザイン

数々の新機能とともに、GNOMEは内蔵アプリケーションの更新にも力を入れています。ファイル、天気、地図、Webなど複数の標準アプリが、デザインの刷新と機能強化を受け、より快適なユーザー体験を提供するようになりました。

ファイル(Files)アプリでは、よりシンプルで見やすい設定ダイアログや、ファイル操作の所要時間予測の精度向上など、目立つ変更が加えられました。作成日によるファイルの並べ替え、壁紙のプレビュー、内蔵のアーカイブ展開機能によるパスワード保護付き圧縮ファイルの解凍にも対応しています。

天気(Weather)アプリは完全に再デザインされ、シンプルながらモダンなUIでより多くの情報を確認できるようになりました。直近48時間の時間別予報と、10日間の日別予報という2つの主要ビューを搭載しています。さらに、狭い画面サイズにも対応できるよう調整され、モバイル端末との親和性も高まりました。

地図(Maps)アプリも同様に、場所を示すバブルや情報ポップアップが大幅に再設計されました。OpenStreetMapのデータにユーザーの言語での地名情報が含まれている場合、その言語で表示されるようになった点も嬉しい改善です。こちらもモバイル端末や狭い画面への適応性が向上しています。

Webブラウザ(Epiphany)には、より洗練されたタブデザインが採用され、未読通知インジケーターやピン留めタブなどの新機能が追加されました。旧デザインのいくつかの不具合も解消されています。検索候補の設定を変更すれば、Googleからの検索結果を直接表示させることも可能です。

5. コンポーズキーの追加

コンポーズキーは、小さな機能ながらユーザー体験に大きな影響を与える好例といえるでしょう。デフォルトでは無効になっていますが、「設定 > キーボード」から有効化できます。あとは任意のキーバインディングを割り当てるだけで、すぐに使い始められます。UIも強化されており、コンポーズシーケンスの入力状況がリアルタイムで表示されるようになりました。

©、™、½、°Cといった特殊文字を、その都度コピペすることなく直感的に入力したい方にとって、非常に便利な機能です。

6. 改善された設定メニュー

設定アプリのWi-Fiインターフェースは再構築され、関連性の高いネットワークがリストの上位に固定表示されるようになり、全体的なレイアウトも改善されました。

また、入力ソースの設定は「地域と言語」から「キーボード」へ移動されました。これにより設定が見つけやすくなり、キーボード関連の設定が一箇所にまとまるようになりました。

いよいよGNOME 40へのアップグレードの時

ソフトウェアの最新版には、注目アプリのバナーをモダンなレイアウトで表示し、自動的にローテーション表示する機能など、さまざまな変更が含まれています。インストール済みアプリの出所に関する情報も表示されるようになり、アップデートのロジックも最適化されて通知の数が削減されました。

明らかに、GNOME 40はすべてのGNOMEファンにとって爽快な体験をもたらしてくれます。リリース当初は多くのディストリビューションで利用できませんでしたが、GNOMEデスクトップを採用する主要ディストリビューションへの搭載が順次進むと期待されています。

早速試してみたい方は、すでにGNOME 40を搭載しているFedora 34 Beta、GNOME OS Nightly、openSUSEなどをチェックしてみてください。詳細については公式サイトgnome.orgをご覧ください。

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