Lubuntuとは?軽量で快適なUbuntu派生Linuxディストリビューション徹底解説
Ubuntuは好きだけど、11.04の新インターフェース「Unity」には少し抵抗がある――そんな方にぜひ試してほしいのが「Lubuntu」です。Lubuntuは、Ubuntuのメインブランチよりもはるかに軽量な派生ディストリビューション。メニューベースの馴染みやすいインターフェースを備えながら、システムリソースの消費は驚くほど少なく抑えられています。
筆者の環境では、Ubuntu 11.04はWindows 7よりも快適に動作します。とはいえ、「最新版のUbuntuは肥大化しており、新しいインターフェースは見た目は良いものの実用段階には達していない」という批判が多いのも事実です。
そこで登場するのがLubuntuです。数あるUbuntu派生版の一つであるLubuntuは、リソース消費を極限まで抑えつつ使いやすさを追求したデスクトップ環境を採用しています。Unityからの「避難民」が求めているのはまさにこれ。Wikipediaによれば、LubuntuのRAM使用量はXubuntuの約半分で、Linuxユーザーが期待する各種設定機能もしっかり備えています。以前、軽量Linuxディストリビューションを紹介した際にも簡単に触れましたが、今回はより詳しく見ていきましょう。
Lubuntuとは何か
Lubuntuは、LXDEを主要デスクトップ環境として採用したUbuntuです。ピンとこない方のために、まずは実際のデスクトップ画面を見てみましょう。
ご覧のとおり、パネルはわずか1本。Windows XPに似たレイアウトで、パネルにはメニューボタンといくつかのショートカットが並び、右側には時計が表示されます。
メニューをクリックすると、どこか懐かしい画面が現れます。
そう、旧式のGNOMEインターフェースにかなり近いのです。デスクトップ上のアイコンは、ファイルマネージャー「PCManFM」によって表示されています。ファイルブラウザのメイン画面も、長年Linuxを使ってきたユーザーなら違和感なく操作できるはずです。
デフォルトの外観が気に入らない場合もご安心ください。見た目を調整する設定項目も用意されています。
Lubuntuのインターフェースをじっくり探索してみてください。きっとその快適さを実感できるはずです。しばらく使ってみれば、古いハードウェアでも十分にスムーズに動作することもわかるでしょう。一部の高度な機能は欠けているかもしれませんが、主にWeb閲覧や文書編集ができればよいという用途であれば、これ以上ない選択肢と言えます。
Lubuntuの入手方法
Lubuntu.netにアクセスし、ページ右側の「Get Lubuntu」リンクをクリックすればダウンロードできます。入手できるISOイメージは起動可能なので、インストール前にLubuntuを手軽にお試しいただけます。
インストールを決めたら、Ubuntu 11.04から採用された新しいインストーラーがあなたを待っています。
このインストーラーは、各ステップで必要な操作を丁寧に説明してくれるため、Lubuntuのセットアップは非常に簡単です。
標準搭載されているアプリケーション
デフォルトのLubuntuには、あらゆる用途に対応するソフトウェアが同梱されています。主なものを紹介しましょう。
- AbiWord – ワープロ
- Audacious – 音楽プレイヤー
- Chromium – Webブラウザ
- Evince – PDFビューアー
- Firefox – Webブラウザ
- Galculator – 電卓
- Gnumeric – 表計算ソフト
- guvcview – ウェブカメラツール
- MPlayer – 動画プレイヤー
- mtPaint – ペイントツール
- Pidgin – インスタントメッセンジャー
- Simple Scan – スキャンユーティリティ
- Sylpheed – メールクライアント
- Synaptic – パッケージマネージャー
- Transmission – BitTorrentクライアント
- Update Manager – アップデート管理ツール
- File Roller – アーカイバ
- XChat – IRCクライアント
- Xfburn – CD書き込みツール
- Xpad – メモアプリ
これ以外のソフトが必要になっても心配無用です。Ubuntuの膨大なリポジトリに収録された数千もの無料ソフトへフルアクセスできます。アクセスにはSynapticを使用してください(なお、Ubuntuソフトウェアセンターは同梱されていません)。
まとめ
筆者のUbuntu 11.04レビューへのコメントを見る限り、Unityに不満を持っている読者はかなり多いようです。まもなくGNOME 2のアップデートが終了することを考えると、クラシックなインターフェースと軽量性という、多くのLinuxユーザーが重視する2つの要素を兼ね備えたLubuntuは、まさに求められていた答えかもしれません。近いうちにUbuntuの公式フレーバーになる可能性もあります。
関連記事として、「Ubuntu:初心者向けガイド」もぜひチェックしてみてください。
あなたはどう思いますか?Lubuntuは魅力的な選択肢でしょうか、それとも不要なUbuntuの焼き直しにすぎないのでしょうか。ぜひコメント欄で意見を聞かせてください。
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