Windows 10にUbuntuをインストールする3つの簡単な方法|初心者でも安心して試せる完全ガイド
WindowsパソコンにUbuntuをインストールしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、「本当に切り替えて大丈夫だろうか?」「何か問題が起きたらどうしよう?」と不安を感じ、一歩を踏み出せずにいるかもしれません。
幸い、本格的にデュアルブート環境を構築する前に、Ubuntu Linuxを気軽に試す方法はいくつも存在します。Live CD(ライブメディア)からの起動や、仮想マシン上での実行など、自分に合った方法を選べば、リスクを最小限に抑えながらLinuxの世界を体験できます。
最終的にはWindowsを完全に卒業する可能性もありますが、まずは「お味見」から始めるのが賢明です。この記事では、Windows 10デバイスにUbuntuを導入する最適な方法を詳しく解説します。
Linuxへの乗り換え準備はできていますか?
最初にすべきことは、Linuxへの移行が自分にとって現実的な選択なのかを見極めることです。この記事を読んでいるということは、Linuxを試してみたいという強い興味がある証拠。そして、その入り口として最適なのがUbuntuです。
LinuxはWindowsとまったく同じではありませんが、Ubuntuは最も取っつきやすいLinuxディストリビューションの一つです。直感的に操作できるユーザーインターフェースと、充実したパッケージマネージャーの両方を備えています。
もし思い切って挑戦したいなら、UbuntuをWindowsの代わりとなるメインOSとして使うことも視野に入るでしょう。その場合は、データをWindowsからUbuntuへ移行する方法についても理解しておく必要があります。
どのLinuxディストリビューションを選ぶべき?
ご存じの通り、Linuxにはさまざまな種類(ディストリビューション)が存在します。玄人向けのものもあれば、Windows風のユーザーインターフェースを採用し、初心者がスムーズに入り込めるよう設計されたものもあります。
Ubuntuは、この2タイプの中間に位置する絶妙なバランスを持つディストリビューションです。このガイドではUbuntuに焦点を当てて解説しますが、他の候補にも目を通し、いくつかの代替案を試してみるのも良いでしょう。
また、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」の登場により、Windows 10上で手間なくLinuxを実行できるようになりました。Microsoft Storeでは、Ubuntu、Debian、SUSE Linux、さらにはペネトレーションテスト用OSとして知られるKali Linuxなど、複数のLinuxディストリビューションがアプリとして提供されています。迷ったらDebianとUbuntuの比較記事や、FedoraとUbuntuの違いを解説した記事を参考にするとよいでしょう。
方法1:Microsoft StoreからUbuntu Linuxをインストール
Windows上でLinuxを動かすには、まず「Windows Subsystem for Linux(WSL)」を有効化する必要があります。
スタートボタンを右クリックし、Windows PowerShell(管理者)を開いて、以下のコマンドを入力します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
処理が完了するまで待ち、再起動を求められたらYを入力してPCを再起動しましょう。
Windowsが立ち上がったら、Microsoft Storeからお好みのディストリビューションをダウンロードしてインストールします。(この機能はWindowsビルド16215以降で利用可能です。トラブルを避けるため、Windowsを最新バージョンにアップデートしておくことをおすすめします。)
インストールには少し時間がかかります。完了したらLinuxアプリを起動し、セットアップの最終処理が終わるまで待ちます。
次に、新しいユーザー名とパスワードを入力してUNIXアカウントを作成します。これらはPC本体のアカウント情報と一致している必要はありません。
これでインストールは完了。豊富なbashコマンドが自由に使える状態になり、Windowsの中からLinuxを操作できるようになります。
ただし、単にLinuxターミナルを使いたいだけなら、ここまでの手順は必須ではありません。Windowsから直接bashシェルへアクセスすることも可能です。
方法2:Live CDまたは仮想マシンでUbuntu Linuxを試す
Linuxのデスクトップ環境そのものを体験したいなら、WSLでは物足りません。代わりに、Live CD(ライブUSB)、仮想マシン、あるいはWindowsとのデュアルブートを検討する必要があります。
Ubuntuをダウンロードしたら、CDまたはUSBメモリに書き込みます。OSをPCにインストールする前に、まずはライブモードでUbuntuを触ってみましょう。ライブモードでは、光学ディスクやUSBからOSをPCのメモリ上に読み込んで実行できます。
手順は簡単です。CDまたはUSBメモリを挿入してPCを再起動し、ブートメニューから「Try Ubuntu without any change to your computer」(コンピュータに変更を加えずにUbuntuを試す)を選択します。まもなくUbuntuが起動し、インストールを決断する前にアプリを試したり、操作性に慣れたりすることができます。
一部の機能が使えない場合もありますが、Ubuntuへの第一歩としては最良の方法です。なお、すべてのLinuxディストリビューションにライブモードがあるわけではないので、Ubuntu以外を検討している場合は公式ドキュメントを確認してください。
内容に満足できたら、インストールに進みましょう。USBからUbuntuをインストールする詳細な手順は、専用ガイドを参照してください。
一方、WindowsとUbuntuを頻繁に行き来したい場合や、Live CDの制約(ドライブからLinuxを起動中はWindowsへ簡単に戻れない)なしに気ままにテストしたい場合は、仮想マシンの利用がおすすめです。
仮想マシンを使えば、手軽にUbuntu Linuxを試せます。この方法を選ぶなら、VirtualBoxの詳細ガイドをチェックしてみてください。
方法3:WindowsとUbuntu Linuxのデュアルブート環境を構築
Ubuntuを実際に使ってみて気に入ったけれど、それでも完全な乗り換えには踏み切れない——そんなときの答えがデュアルブートです。
デュアルブートとは、PCのハードディスクに新しいパーティションを作成し、そこにLinux OSをインストールする仕組みです。こうすることで、同じマシン上にUbuntuとWindowsを共存させられます。
インストール後は、PCを起動または再起動するたびにブートメニューが表示され、キーボードの矢印キーで希望するOSを選択できるようになります。
気に入らない場合:Ubuntuをアンインストールする方法
万が一、Ubuntu Linuxが自分に合わず、作業効率が大きく低下してしまったと感じたら、Windowsへ戻すのが得策です。
これまでLive CDや仮想マシンでUbuntuを試していたのであれば、何も問題はありません。単に終了するだけで元通りです。
しかし、WindowsとのデュアルブートとしてUbuntuをインストールしていた場合は、メインOSであるWindowsに戻り、HDDからUbuntuを削除したくなるでしょう。幸い、この作業は比較的簡単で、データを失うことなく安全に行えます。
手順は、まずLinux側のデータを外部ストレージにバックアップし、その後Windowsを起動してパーティションを削除し、MBR(マスターブートレコード)を復元するという流れになります。
逆に、「やっぱりこの新しいOS、気に入った!」となったら、UbuntuをPCの唯一のOSとしてインストールすることも可能です。古いPCの復活や、最新デバイスでの新機能の活用にぴったりです。
Ubuntuが快調に動き始めたら、いよいよ新OSとの本格的な付き合いの始まりです。Ubuntuの最新機能や必須アプリを探索し、お気に入りのテーマで見た目をカスタマイズしてみましょう。また、WindowsとLinuxの間でファイルを簡単に共有する方法も合わせてチェックしておくと便利です。
-
VirtualBoxを使ってWindows 10にUbuntuをインストールする完全ガイド
Windowsをお使いの方でも、OSを切り替えることなくUbuntuを利用することができます。その鍵となるのが、VirtualBoxを使った仮想環境の構築です。仮想マシンの大きなメリットは、必要なときだけ起動できる点と、ディスクのパーティション分割といった特別な作業が一切不要な点にあります。 この記事では、VirtualBoxを使用してWindows 10上にUbuntuをインストールする手順を、初心者にもわかりやすく解説します。 作業を始める前に、以下の3つのソフトウェアをダウンロードしておきましょう。 Oracle VirtualBox Ubuntu(ISOイメージ) VirtualBo
-
MacにWindowsをインストールする方法|Boot Campを使った簡単ステップガイド
WindowsとmacOSは、歴史上最も人気のある2つのOSです。しかし「WindowsとmacOS、どちらが優れているのか?」と問えば、ユーザーごとに意見は分かれ、何時間議論しても結論が出ないのが実情ではないでしょうか。では、両方のOSの良いところを同時に活かしたいと思ったらどうすればよいのでしょうか?「MacにWindowsをインストールできるの?」——答えはイエスです。Apple純正のユーティリティ「Boot Campアシスタント」を使えば、Macデバイス上でWindowsを動作させることができます。Boot CampでWindowsを導入すれば、必要に応じて2つのOSを自由に切り替えら