PCでMicrosoft Flight Simulatorがクラッシュし続ける問題を解決する6つの方法
Microsoft Flight Simulatorは、単なるゲームではなく、現実にパイロットにならなくても本格的な飛行体験を味わえる「体験型シミュレーター」です。操作はやや難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば非常に奥深く楽しいタイトルです。しかし、発売以来「PC版Microsoft Flight Simulatorが頻繁にクラッシュする」という不具合の報告が多数寄せられています。本記事では、各ゲームフォーラムで実際に効果があったトラブルシューティング手順を厳選してまとめました。
| システム要件の確認 | ゲームファイルの整合性チェック |
| Windows Updateの実行 | 周辺機器の取り外し |
| 仮想メモリの増加 | グラフィックドライバーの更新 |
注意:すべての方法を実施する必要はありません。任意の順番で1つずつ試し、問題が解決しない場合は次の方法へ進んでください。
PCでMicrosoft Flight Simulatorがクラッシュし続ける問題の解決策
方法1:システム要件を確認する
Microsoft Flight SimulatorはPCハードウェアへの負荷が非常に高いタイトルです。精細なグラフィックと没入感の高いゲームプレイを実現するため、高性能なマシンが求められます。以下の表に最小要件と推奨要件をまとめました。
| 最小要件 | 推奨要件 | |
| OS | Windows 10(64ビット) | Windows 10(64ビット) |
| CPU | Intel i5-4460 / AMD Ryzen 3 1200 | Intel i5-8400 / AMD Ryzen 5 1500X |
| メモリ | 8GB RAM | 16GB RAM |
| GPU | NVIDIA GTX 770 / AMD Radeon RX 570 | NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon RX 590 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 150GB以上の空き容量 | 150GB以上の空き容量 |
お使いのPCが上記の要件を満たしている場合は、次の方法に進んでください。満たしていない場合は、まずハードウェアのアップグレードを行ってからゲームを試す必要があります。
注意:このような高負荷なゲームは、最小要件ではなく推奨要件以上のスペックでプレイするのが理想的です。
方法2:ゲームファイルの整合性を確認する
必要なファイルがローカルディスクに存在しない、または破損している場合、Microsoft Flight Simulatorを含むあらゆるゲームがクラッシュします。Steam経由でインストールした場合は、以下の手順でゲームファイルの整合性を確認できます。
ステップ1:Steamアプリを起動し、「ライブラリ」をクリックします。
ステップ2:ライブラリにインストール済みゲームの一覧が表示されるので、「Microsoft Flight Simulator」を見つけて右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ3:「ローカルファイル」タブを開き、「ゲームファイルの整合性を確認」ボタンをクリックします。
ステップ4:処理が完了するまで待ちます。途中で中断しないでください。
ステップ5:PCを再起動してゲームを起動し、クラッシュが再発するかどうかを確認します。
方法3:Windows Updateを実行する
Windows UpdateはOSの安定動作に欠かせない要素です。マイクロソフトは定期的に更新プログラムを配信しており、セキュリティ強化や新機能の追加など多くのメリットがあります。フォーラムでは「Windows 10を更新しただけでクラッシュ問題が解消された」という報告もあります。以下の手順でアップデートを実行しましょう。
ステップ1:「Windows + I」キーを押して設定画面を開きます。
ステップ2:「更新とセキュリティ」をクリックします。
ステップ3:新しいウィンドウで「更新プログラムのチェック」をクリックします。
ステップ4:インターネット回線の速度や保留中の更新プログラムの数によっては、処理にある程度時間がかかります。
すべての更新プログラムのダウンロードとインストールが完了したら、PCを再起動し、問題が解消されたかどうかを確認してください。
方法4:周辺機器を取り外す
Microsoft Flight Simulatorではジョイスティック、ヨーク、コントローラーなどの専用周辺機器を使用することが多く、さらにマウス、キーボード、プリンターなども接続されているケースが少なくありません。まずマウスとキーボード以外のすべての周辺機器を取り外し、ゲームを起動してみてください。その後、周辺機器を1台ずつ接続し直しながら動作を確認します。この「切り分け」作業により、どのハードウェアや周辺機器がMicrosoft Flight Simulatorと相性が悪いのかを特定できます。
方法5:仮想メモリを増やす
メモリとはRAM(ランダムアクセスメモリ)のことで、システムファイルやアプリケーションのデータ、ユーザーの操作情報などを一時的に保存する部分です。アプリケーションを実行するとRAMに読み込まれ、すべての処理がそこで行われます。Microsoft Flight Simulatorも起動時に大量のファイルをRAMに読み込みますが、RAMが満杯になるとゲームがクラッシュしてしまうのです。
この問題は、物理メモリを増設するか、仮想メモリを有効化することで解決できます。仮想メモリとは、ハードディスクの一部をRAMの代わりとして使用する機能です。以下の手順で設定・増量を行いましょう。
ステップ1:タスクバー左下の検索ボックスに「システムの詳細設定の表示」と入力します。
ステップ2:検索結果から「システムの詳細設定の表示」をクリックすると、新しいウィンドウが開きます。
ステップ3:「詳細設定」タブを開き、「パフォーマンス」セクションの「設定」ボタンをクリックします。
ステップ4:ポップアップウィンドウが開くので、「詳細設定」タブに移動します。
ステップ5:「仮想メモリ」セクションの「変更」をクリックします。
ステップ6:開いたウィンドウ上部の「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
ステップ7:「カスタムサイズ」を選択し、初期サイズと最大サイズを入力します。
注意:仮想メモリの初期サイズは物理メモリの1.5倍、最大サイズは3倍が目安です。
例:RAMが12GBの場合、初期サイズは12 × 1.5 × 1024 = 18432MB、最大サイズは12 × 3 × 1024 = 36864MBとなります(1024倍はGBをMBに変換するためです)。
ステップ8:「設定」→「OK」をクリックして変更を保存し、PCを再起動します。
ステップ9:Microsoft Flight Simulatorを起動し、クラッシュが解消されたかどうかを確認します。
方法6:グラフィックドライバーを更新する
ゲームを快適にプレイするうえで、グラフィックカードは極めて重要な役割を担います。高性能なグラフィックカードだけでなく、OSとゲーム、そしてグラフィックカード間の通信を維持するために、ドライバーも常に最新の状態に保つ必要があります。ドライバーの更新には、以下の3つの方法があります。
オプション1:OEM(メーカー)公式サイトからダウンロード
グラフィックカードメーカー(OEM)は公式サイトで最新ドライバーを無料公開しています。お使いのグラフィックカードの型番がわかれば、以下の公式サイトからダウンロードできます。
- Intel
- AMD
- NVIDIA
オプション2:デバイスマネージャーを使用する
デバイスマネージャーを使えば、ハードウェア情報を自動的にスキャンし、Microsoftサーバーから最新ドライバーを検索してくれます。ただし、OEMサイトまでは検索しない点に注意が必要です。組み込みツールなので、追加ソフトなしでスキャンからインストールまで完結できるのが大きなメリットです。
ステップ1:「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力します。
ステップ2:Enterキーを押すとデバイスマネージャーが開くので、「ディスプレイアダプター」を選択してクリックします。
ステップ3:一覧が展開され、搭載されているグラフィックカードが表示されます。カードを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
ステップ4:画面の指示に従って進めば、ドライバーの更新が完了します。
オプション3:ドライバー更新ソフトを利用する
手間と時間をかけたくない方には、ドライバー更新ソフトの利用がおすすめです。専用ソフトはハードウェアを自動スキャンして正確な型番やバージョンを特定し、Web全体から互換性のある最新ドライバーを探してインストールまで行ってくれます。初回セットアップ後は、わずか2クリックで更新作業が完了します。ここでは「Smart Driver Care」を例に手順を紹介します。
ステップ1:公式リンクからアプリケーションをダウンロードします。
ステップ2:アプリをインストールして登録します。
ステップ3:「今すぐスキャンを開始」ボタンをクリックします。
ステップ4:結果を確認し、すべて修正するかどうかを選択します。
ステップ5:「今すぐ更新」ボタンをクリックします。
Smart Driver Careは、ドライバー更新前にバックアップを作成できる優れたソフトです。万が一、更新後のドライバーで問題が発生しても、元のドライバーにいつでも戻せるため安心です。この機能は他のドライバー更新ソフトには搭載されていないことが多い点が魅力です。
まとめ:PCでMicrosoft Flight Simulatorがクラッシュし続ける問題の解決について
Microsoft Flight Simulatorは比較的新しいタイトルのため、他の新作ゲームと同様に、さまざまな不具合に悩まされるプレイヤーが少なくありません。本記事で紹介した手順は、複数のゲームフォーラムで実際に効果が報告されているものばかりです。すべての方法を試しても問題が解決しない場合は、Microsoft公式フォーラムも確認してみてください。今後も新しい情報や解決策が判明次第、随時記事を更新していきます。
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