Windows 10がシャットダウンできない・正常に終了しないときの対処法5選
パソコンのシャットダウンは、起動と並んで誰でも行える最も基本的な操作のひとつです。しかし、このシンプルな操作が時に思いのほか厄介な問題へと発展し、「修理業者に持ち込むしかないのか」と悩んでしまうこともあるかもしれません。Windows 10が正常にシャットダウンできずお困りの方は、業者に相談する前に、まず本記事でご紹介する5つの対処法を順番に試してみてください。
対処法1:PCを強制的にシャットダウンする
Windows 10が通常どおりシャットダウンできない場合は、まず強制終了を試しましょう。
手順:パソコンの電源ボタンを、本体が完全に電源オフになるまで長押しします。次に、デスクトップPCの場合は電源ケーブルを、ノートPCの場合はバッテリーを取り外してください。そのまま5~10分程度放置してから、改めて電源を入れ直します。
再びシャットダウン操作を行い、問題が解消されたかどうかを確認しましょう。それでも正常に終了しない場合は、次の対処法へ進んでください。
対処法2:高速スタートアップ機能を無効化する
Windows 10から導入された「高速スタートアップ」機能は、システムの起動時間を短縮する便利な機能です。しかし、この機能が原因でシャットダウンの不具合が発生することも少なくありません。同機能を有効にしている状態でシャットダウンに問題が生じている場合は、以下の手順で無効化してみましょう。
1. Windowsのスタートボタンをクリックし、「設定」(歯車アイコン)を開きます。
2. 設定画面の検索ボックスに「電源とスリープ」と入力し、Enterキーを押します。

3. 「電源とスリープ」画面の関連設定にある「追加の電源設定」をクリックします。

4. 電源オプション画面の左側メニューから「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。

5. システム設定画面で「現在利用可能ではない設定を変更します」のリンクをクリックします。これにより、シャットダウン設定の変更が可能になります。

6. シャットダウン設定内の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックして完了です。

高速スタートアップを無効にすると、起動にかかる時間が数ミリ秒ほど延びる可能性がありますが、シャットダウンの不具合は解消されるはずです。それでも問題が残る場合は、設定を元に戻して次の対処法に進みましょう。
対処法3:Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する
Windows 10に標準搭載されているトラブルシューティングツールは、さまざまなシステムの問題を自動的に検出し、解決策を提示してくれる便利な機能です。前述の方法で改善しなかった場合は、以下の手順でWindows Updateのトラブルシューティングを実行してみてください。
1. スタートボタンをクリックし、「トラブルシューティング」と入力してEnterキーを押します。
2. トラブルシューティング設定ページの右側を下にスクロールし、「起動しなくなった」セクション内の「Windows Update」をクリックします。

3. 「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックします。

4. トラブルシューティングツールがWindows Updateに関連する問題をスキャンし、シャットダウンできない原因となる不具合が見つかれば自動的に修復します。

完了後、再度シャットダウンを試して問題が解消されたか確認してください。まだ解決しない場合は、次の対処法へ移りましょう。
対処法4:古いドライバーを最新版に更新する
ドライバーとは、ハードウェアデバイスとWindowsとの間でやり取りを行うためのソフトウェアです。そのため、ドライバーが古くなっていたり、不足していたりすることが、シャットダウン問題の原因になっているケースもあります。
マイクロソフトも、常に最新のドライバーを使用することを推奨しています。ただし、手動でのドライバー更新は調査の手間も多く、誤った非互換ドライバーをインストールするとシステム全体が不安定になるリスクもあります。手動で行う場合は「デバイスマネージャー」やWindows Update経由での更新が基本となりますが、より確実に行いたい方には「Advanced Driver Updater」のようなドライバー更新ツールの活用がおすすめです。

Advanced Driver Updaterの高度なスキャンエンジンを使えば、PC内の古いドライバーを一瞬で検出できます。「Update All(すべて更新)」ボタンを押すだけで、古いドライバーが自動的に最新の互換性のあるものへと置き換えられます。
対処法5:完全シャットダウンを実行する
実は、Windows 10の「高速スタートアップ」は、シャットダウンと休止状態(ハイバネーション)を組み合わせたハイブリッド方式です。つまり、高速スタートアップ有効時にシャットダウンを行うと、実行中のアプリやプロセスは通常どおり閉じられるものの、カーネルの現在の状態がディスクに保存されます。カーネルには各ハードウェアが通信に使用するドライバー情報が含まれているため、起動は速くなりますが、保存されたカーネル内のドライバーに問題が残っていると、シャットダウンが正常に行えないことがあります。

そこで、Windows 10が正常にシャットダウンしない場合は、「シャットダウン」ではなく「再起動」を選択してみてください。再起動では保存済みのカーネル状態が破棄され、カーネルの完全なシャットダウンが実行されるためです。再起動後に問題が解消していれば、以降は「再起動」を活用するのもひとつの方法です。
まとめ
Windows 10がシャットダウンできない場合、焦って修理に出す前に、強制シャットダウン、高速スタートアップの無効化、トラブルシューティングツールの実行、ドライバーの更新、そして再起動による完全シャットダウンの5つの方法を順に試してみてください。ほとんどのケースはこれらの対処法で解決できます。次に友人や家族が同じトラブルに直面した際には、ぜひ本記事のガイドを紹介してみてください。
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