Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windows 10 Anniversary Updateで強化されたランサムウェア対策の全貌

ランサムウェアは今年を通じてWindowsパソコンに深刻な被害をもたらしてきました。しかし、Windows 10ユーザーにとって救いの手が差し伸べられようとしています。Windows 10 Anniversary Update(記念アップデート)により、Microsoftはデスクトップとモバイルの両方のユーザー向けにセキュリティ機能を大幅に強化しました。AppleやAndroidと同等の水準を目指すもので、これらのセキュリティ更新は主にランサムウェア攻撃の検知と回避に焦点が当てられています。

初めての方のために簡単に説明すると、ランサムウェアとは、システムをロックしたりデータファイルを暗号化したりすることで、ユーザーから金銭を巻き上げることを目的としたマルウェアです。ランサムウェアの亜種とその攻撃件数は、前年比で500%もの増加を記録しており、そのほとんどがWindowsパソコンを標的としたものでした。ランサムウェア犯罪者がシステムに侵入する手法は絶えず進化しているため、これらの攻撃を防ぐ万能な解決策は容易には見つかりません。亜種やバージョンごとにコーディングが異なるため、あらゆる攻撃に対応できるワンストップの対策を打ち出すことは、セキュリティ研究者にとっても大きな課題となっています。ただし、専門家が驚異的なスピードで「復号鍵」を作り出し、被害者が身代金を支払わずにデータを取り戻せたケースも少なくありません。

こうした状況を受け、Microsoftはランサムウェアの脅威に対抗するための重要な措置を講じました。

ブラウザ保護

Microsoftは、Windows 10とMicrosoft Edgeを、ブラウザ攻撃やブラウザプラグイン関連の脆弱性(エクスプロイト)から保護しました。ランサムウェアの作者はAdobe Flash Playerを悪用してランサムウェアを送り込むことが多いため、Microsoft EdgeがFlash Playerを分離されたコンテナ内で実行するようアップデートされました。さらに、ブラウザ上で動作する悪意のあるプログラムの実行もブロックされるようになりました。これにより、マルウェア作者がWindows 10上でランサムウェアを仕掛けることは格段に難しくなります。

メールサービスの改善

悪意ある添付ファイルによるメール攻撃を未然に防ぐため、メールサービスには強力な検知・ブロック機能が導入されました。Microsoftは、メール経由で配布されるマルウェアを捕捉するために機械学習モデルとヒューリスティックを強化しました。また、メールサービスで稼働するWindows Defenderをより迅速に更新できるよう、高速なシグネチャ配信チャネルも開発されています。

Windows Defenderの強化

クラウド保護と自動サンプル提出機能がWindows Defenderに組み込まれ、ランサムウェアの脅威へより迅速に対応できるようになりました。現在では、Windows Defenderによるランサムウェア攻撃の検知時間は数秒程度まで短縮されています。さらに、ランサムウェアに関連する動作を行うファイルを特定できるよう、Windows Defenderの振る舞い検知(ビヘイビアヒューリスティック)もアップグレードされました。これにより、より早く脅威を検知し、対処できるようになっています。

Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)

Microsoftは「Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)」を新たに導入しました。これはOffice 365 Advanced Threat Protectionと組み合わせて利用でき、企業がランサムウェア攻撃を特定し、迅速に対応するのに役立ちます。このアップデートにより、セキュリティ担当者は、ランサムウェアが企業ネットワーク内のどの端末に侵入したのか、どのような被害をもたらしたのか、そして次にどこへ拡散しようとしているのかを把握できるようになります。

Microsoftは、Windows 10 Anniversary Updateを「史上最も安全なWindowsバージョン」と位置づけています。Credential GuardやWindows Helloなど、その他のセキュリティ強化機能も多数盛り込まれています。

以上が、Microsoftが顧客をランサムウェア攻撃から守るために講じた主な施策です。ただし、旧バージョンのOSではこれらの保護を受けられません。そのため、ユーザーはシステムをWindows 10へアップデートすることが求められます。加えて、すべてのソフトウェアを常に最新の状態に保ち、重要なファイルのバックアップを定期的に取っておくことも忘れないでください。

また、「Right Backup」をデバイスにダウンロードすれば、安全なクラウドネットワークでデータを保護できます。Right Backupは、データをクラウドストレージにアップロードすることでサイバー脅威から守るバックアップツールです。Right Backupアカウントを使えば、ファイルをクラウドにアップロードして保護できるだけでなく、いつでもどこからでもアクセス可能です。さらに、AES 256暗号化によってデータの厳重なセキュリティを実現しています。大切な自分のデータのために身代金を支払う羽目にならないよう、ぜひ同ツールをご活用ください。Right Backupの詳細については、www.rightbackup.comをご覧いただくか、下のダウンロードボタンからソフトウェアを入手してください。

  1. Windows 11 22H2で追加された注目の新機能9選|生産性とセキュリティを高める使い方

    私たちはWindowsのアップデートを積極的に推奨しています。最新の例を挙げると、Microsoftは「Windows 11 22H2」アップデートを公開し、生産性とセキュリティを高める魅力的な機能が多数搭載されました。この記事では、実際に試して利用できた機能と、今後使えるようになる予定の機能をご紹介します。 Windows 11 2022 Update(22H2)ですでに使える機能 1. スッキリ整理されたスタートメニュー 「スタートメニュー」を開くと、ピン留めされたアプリやおすすめアプリが大量に表示されて困ったことはありませんか。Windows 11 2022(バージョン22H2)では、ス

  2. 【2022年版】新しいWindows 11 PCで使いたい最高の無料アプリ厳選

    Microsoftの最新OS「Windows 11」がついに登場し、多くのユーザーがバージョン22H2へアップグレードして、新機能や改善点を体験しています。Windows 11は標準機能だけでもサードパーティ製アプリへの依存を減らせるほど進化しましたが、それでもサードパーティ製アプリを組み合わせれば、さらに快適で生産性の高い環境を構築できます。この記事では、ダウンロード数の多い人気アプリを中心に、Windows 11で使うべきおすすめ無料アプリを厳選してご紹介します。 Windows 11で使える写真・動画編集アプリ Windows 11 PCで画像編集や動画編集を行いたい方に向けて、特にお