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ファイルパスが260文字を超えるとWindowsバックアップが失敗する原因と対処法

WindowsやWindows Server環境で「Windowsバックアップと復元」ツールを使ってバックアップを実行した際、ファイルパスの長さが260文字を超えているとバックアップ操作が失敗することがあります。本記事では、この問題の原因と具体的な解決策について詳しく解説します。

ファイルパスが260文字を超えるとWindowsバックアップが失敗する問題

まず、この問題が発生する典型的なシナリオを見てみましょう。

  • Windows OSが動作しているコンピューターで、特定のファイルを対象にカスタムバックアップ操作を設定する。
  • バックアップに含めたいファイルを選択する。そのうち1つのファイルのパス長が260文字を超えている。

このような状況では、バックアップ操作を開始した後に処理が失敗してしまいます。

発生原因:ブロックレベルバックアップエンジンのパス処理の不具合

この問題は、Windows Block Level Backup Engineサービス(Wbengine.exe)が、260文字を超える長いファイルパスを正しく処理できないことに起因しています。従来のWindows APIにはMAX_PATHと呼ばれる260文字のパス長制限があり、この制限に対応していないバックアップエンジンでは、長いパスを持つファイルの取り扱い中にエラーが発生します。

解決策1:Windows 7の場合 — 修正プログラムの適用

Windows 7をご利用の場合は、マイクロソフトのサポート技術情報 KB982502 から修正プログラム「Fix311056」をダウンロードして適用することで、この問題を解消できます。

解決策2:Windows 11/10の場合 — Win32ロングパスの有効化

Windows 11/10をご利用の場合は、「Win32 Long Paths(Win32の長いパス)」機能を有効にすることで問題が改善するかどうかを確認してください。この設定を有効にすると、260文字を超えるパスも正しく扱えるようになります。

具体的には、グループポリシーエディター(gpedit.msc)を開き、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「ファイルシステム」と進み、「Win32の長いパスを有効にする」ポリシーを「有効」に設定します。レジストリを直接編集する場合は、HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystemLongPathsEnabled 値を「1」に変更してください。設定後はシステムの再起動を推奨します。

なお、根本的な対策として、バックアップ対象のフォルダー階層を見直し、パスが極端に深くならないように整理しておくことも有効です。

  1. Windows 10の「ファイル履歴」を使って安全なバックアップを作成する方法

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