Windows PowerShellでハードディスクの情報を取得する方法|基本コマンドと詳細情報の確認手順
Windows PowerShellは、Windows 10に標準搭載されている強力なユーティリティです。Microsoftは開発者やITプロフェッショナル向けにその活用を積極的に推進しており、システム管理の幅を大きく広げるツールとして定着しつつあります。実はPowerShellを使えば、ハードディスク(HDD)やSSDといったストレージデバイスの管理も簡単に行えます。
この記事では、PowerShellを使用して接続されたハードドライブに関する各種情報を取得する方法を、基本情報と詳細情報の2つのステップに分けて詳しく解説します。
PowerShellでハードドライブの情報を調べる
PowerShellを使って物理ディスクの情報(シリアル番号、ディスク容量、空き容量など)を取得するには、主に以下の2つの方法があります。
- 基本的な情報を取得する
- 詳細な情報を取得する
これらのコマンドは、パソコンに接続されているすべてのストレージデバイスに対して機能します。デバイスの種類を見分けるには、結果に表示される「DriveType」の値を確認しましょう。この数値は、論理ディスクが表すドライブの種類に対応しています。
- 0 – 不明(Unknown)
- 1 – ルートディレクトリなし
- 2 – リムーバブルディスク
- 3 – ローカルディスク
- 4 – ネットワークドライブ
- 5 – コンパクトディスク(CD/DVD)
- 6 – RAMディスク
1. 基本的な情報を取得する
Windows PowerShellを開き、以下のコマンドを実行すると、接続されているハードドライブの概要情報を取得できます。
get-wmiobject -class win32_logicaldisk
実行結果には、「DeviceID」「DriveType」「ProviderName」「FreeSpace」「Size」「VolumeName」などの項目が表示されます。各ドライブの容量や空きスペースをひと目で確認できるので、日常的なストレージ管理に便利です。
2. 詳細な情報を取得する
より詳細な情報が必要な場合は、Windows PowerShellを開いて次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
wmic diskdrive get <PARAMETERS>
<PARAMETERS> の部分には、取得したい情報のパラメータを指定します。複数のパラメータを指定する場合は、カンマで区切って記述してください。
指定可能な主なパラメータは以下の通りです。
- Availability(利用可能性)
- BytesPerSector(セクターあたりのバイト数)
- Capabilities(機能)
- CapabilityDescriptions(機能の説明)
- Caption(キャプション)
- CompressionMethod(圧縮方式)
- ConfigManagerErrorCode(構成マネージャーのエラーコード)
- ConfigManagerUserConfig(構成マネージャーのユーザー設定)
- CreationClassName(作成クラス名)
- DefaultBlockSize(既定のブロックサイズ)
- Description(説明)
- DeviceID(デバイスID)
- ErrorCleared(エラー解除状態)
- ErrorDescription(エラーの説明)
- ErrorMethodology(エラー検出方式)
- FirmwareRevision(ファームウェアリビジョン)
- Index(インデックス)
- InstallDate(インストール日)
- InterfaceType(インターフェースの種類)
- LastErrorCode(最後のエラーコード)
- Manufacturer(製造元)
- MaxBlockSize(最大ブロックサイズ)
- MaxMediaSize(最大メディアサイズ)
- MediaLoaded(メディア装填状態)
- MediaType(メディアの種類)
- MinBlockSize(最小ブロックサイズ)
- Model(モデル名)
- Name(名前)
- NeedsCleaning(クリーニング要否)
- NumberOfMediaSupported(サポートされるメディア数)
- Partitions(パーティション数)
- PNPDeviceID(PNPデバイスID)
- PowerManagementCapabilities(電源管理機能)
- PowerManagementSupported(電源管理対応状況)
- SCSIBus(SCSIバス)
- SCSILogicalUnit(SCSI論理ユニット)
- SCSIPort(SCSIポート)
- SCSITargetId(SCSIターゲットID)
- SectorsPerTrack(トラックあたりのセクター数)
- SerialNumber(シリアル番号)
- Signature(シグネチャ)
- Size(サイズ)
- Status(状態)
- StatusInfo(状態情報)
- SystemCreationClassName(システム作成クラス名)
- SystemName(システム名)
- TotalCylinders(総シリンダー数)
- TotalHeads(総ヘッド数)
- TotalSectors(総セクター数)
- TotalTracks(総トラック数)
- TracksPerCylinder(シリンダーあたりのトラック数)
コマンドを実行すると、要求したデータが表形式で整理され、Windows PowerShellのコマンドライン上に表示されます。例えば、シリアル番号とモデル名だけを確認したい場合は「wmic diskdrive get model,serialnumber」のように指定すれば、必要な情報だけを絞り込んで表示できます。
コマンドやパラメータについてさらに詳しく知りたい方は、Microsoft公式ドキュメント(docs.microsoft.com)を参照することをおすすめします。
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