【Windows】独自の「ファイル名を指定して実行」コマンドを作成して任意のアプリを素早く起動する方法
Windowsの「ファイル名を指定して実行」コマンドを使えば、あらかじめ定義されたコマンドでアプリケーションを開くことができます。実際、Windows 11/10/8/7では、スタートメニューの検索ボックス自体が実行ボックスとして機能します。
たとえば、Ultimate Windows Tweakerの略称である「uwt」をスタートの検索ボックスに入力すると、アプリが検索されて結果に表示され、Enterキーを押すだけで起動します。しかし、「ファイル名を指定して実行」ボックスに同じ名前を入力しても、アプリは開きません。
今回ご紹介するテクニックを使えば、「ファイル名を指定して実行」ボックスからでも任意のソフトウェアやアプリケーションを起動できるようになります。つまり、自分だけのカスタム実行コマンドを作成できるのです。
Windowsで独自の実行コマンドを作成する4つの方法
Windows OSで独自の実行コマンドを作成するには、主に以下の4つの方法があります。
- ショートカットを作成する
- レジストリを編集する
- サードパーティ製アプリを利用する
- 環境変数を編集する
(1) ショートカットを作成する
まず、目的のアプリケーションやプログラムのショートカットを作成します。そのショートカットの名前を「uwt」など短い名前に変更し、Windowsフォルダ(C:\Windows)に配置してください。
これで準備完了です。スタートの検索ボックスに「uwt」と入力してEnterキーを押すと、Ultimate Windows Tweakerが起動します。念のため、「ファイル名を指定して実行」ボックス(Win + R)を開いて「uwt」と入力し、Enterキーを押してみてください。こちらでも問題なく起動するはずです。
実はこの方法はフォルダにも有効です。筆者もよく使うフォルダのショートカットを作成し、「f1」という名前に変更してWindowsフォルダに保存してみました。すると、スタートの検索ボックスや「ファイル名を指定して実行」ボックスに「f1」と入力するだけで、そのフォルダが開くようになりました。
(2) レジストリを編集する
regedit(レジストリエディター)を開き、以下のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths
左側のペインで「App Paths」キーを右クリックし、「新規 > キー」を選択します。キー名は「uwt.exe」とします(ここではUWTを例にしています)。必ず「.exe」という拡張子まで含めることを忘れないでください。
次に、右側のペインで「(既定)」の文字列値をダブルクリックし、表示されたボックスに実行ファイルのフルパスを入力します。
E:\Program Files\UWTv2.0\Ultimate Windows Tweaker.exe
※筆者の環境ではWindowsがEドライブにインストールされているため「E」となっていますが、ご自身の環境に合わせてドライブレターを読み替えてください。
続けて、右側ペインの空きスペースを右クリックし、「新規 > 文字列値」を選択します。値の名前は「Path」とします。これをダブルクリックして、実行ファイルが存在するフォルダのパスを入力します。この例では以下の通りです。
E:\Program Files\UWTv2.0\
以上で設定は完了です。regeditを終了しましょう。
この状態で、スタートの検索ボックス(または「ファイル名を指定して実行」ボックス)に「uwt」と入力してEnterキーを押すと、Tweakerが起動します!この方法を使えば、任意の種類のファイルを起動することも可能です。
なお、TechnixUpdate.comからは、さらに2つの方法が提案されています。
(3) フリーツール「AddToRun」を利用する
AddToRunは無料で使えるポータブルユーティリティで、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」プロンプト(Windowsキー + Rで開きます)から、任意のファイルやアプリケーションを実行・オープンできるようにするツールです。
インターフェースは非常にシンプルで直感的です。ファイルやアプリケーションのショートカットを選択し、実行プロンプトから呼び出すためのエイリアス(別名・わかりやすい名前)を定義するだけで設定が完了します。
(4) 環境変数を編集する
まず、システムドライブを開き、「E:\myrun」といった名前のフォルダを新規作成します。
次に、「PC(このPC)」を右クリックして「プロパティ」を開きます。
「システムの詳細設定」を選択し、「環境変数」ボタンをクリックします。下部のシステム環境変数の一覧から「Path」変数を見つけてダブルクリックします。
変数値の末尾に、以下を追加してください。
;e:\myrun;
※お使いのWindowsがCドライブにインストールされている場合は、「e」ではなく「c」と記述してください。
「OK」をクリックして各画面を閉じます。
あとは、任意のアプリケーションのショートカットを作成し、短くシンプルな名前を付けて先ほどのフォルダに保存するだけです。スタートの検索ボックスからすぐに実行できるようになります。
このテクニックで、日々の作業が少しでも効率化できれば幸いです。
あわせて読みたい: システム環境変数とユーザー環境変数のPathの違いについて
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