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ハードウェアの安全な取り外し後もUSBポートがアクティブのままになる原因と対処法

「安全な取り外し」後もUSBポートがアクティブのままになる問題とは

データ消失などのトラブルを未然に防ぐため、Windowsでは外付けHDDやUSBメモリなどのハードウェアに対して「安全な取り外し」を促す仕組みが用意されています。しかし、この操作を行った後もUSBポートがアクティブなまま残り、USBパケットを受け取り続けたり、あたかもデバイスが動作中であるかのように電力を消費し続けたりするケースがあります。このような場合は、レジストリ値の変更が必要です。

「安全な取り外し」後もUSBポートがアクティブになる仕組み

デバイスマネージャーでUSBデバイスを「無効化」した場合や、タスクトレイのアイコンから「安全な取り外し」を実行した場合、システムはRemove Device要求(PnP IRP の IRP_MN_REMOVE_DEVICE)を発行し、USBデバイスの「ソフト削除(Soft Removal)」を実行します。この結果、USBデバイスはプラグアンドプレイの目的においてのみ「削除済み」としてマークされます。ただし、この時点で物理的に切断されたわけではない点に注意してください。

なお、この方法ではレジストリエディターの変更が必要になります。レジストリを編集する前に、編集対象のキーをエクスポートするか、レジストリ全体をバックアップしておきましょう。万が一問題が発生した場合でも、レジストリを以前の状態に復元できます。

列挙されているすべてのUSBデバイスに対してこの回避策をグローバルに適用するには、マイクロソフトのサポート技術情報KB2401954で以下の手順が提案されています。

まずWin+Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。「regedit.exe」と入力してEnterキーを押します。

ハードウェアの安全な取り外し後もUSBポートがアクティブのままになる原因と対処法

レジストリエディターが開いたら、以下のパスへ移動します。

Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\usbhub

上記のパスに移動したら、「usbhub」の下に新しいキー「hubg」を作成します。「usbhub」フォルダーを右クリックし、「新規」から「キー」を選択して、キー名を「hubg」と入力します。

ハードウェアの安全な取り外し後もUSBポートがアクティブのままになる原因と対処法

次に、「hubg」をクリックして右側のペインに切り替え、空きスペースを右クリックして「新規」を選択します。

続いて「DWORD(32ビット)値」を選び、名前を「DisableOnSoftRemove」とします。

作成できたら「DisableOnSoftRemove」をダブルクリックし、表記を「16進数」に切り替えます。

値のデータを「1」に変更して「OK」ボタンをクリックします。

最後にレジストリエディターを終了し、コンピューターを再起動すれば完了です。

これで、WindowsでUSBハードウェアを安全に取り外した際に、該当するUSBポートを自動的に無効化するようPCが設定されました。

ソフト削除時にUSBポートを無効化しない場合の影響

ソフト削除時にUSBポートが無効化されないままの場合、以下のような動作が現れる可能性があります。

  1. LEDライトが点灯し続け、USBデバイスがまだアクティブであるかのように見える
  2. USBパケットを受信し続けているため、USBデバイスが電力を消費し続ける
  3. 物理的に強制的に引き抜いた場合、無効化または安全に取り外されたUSBデバイスが、別のUSBデバイスへのデータ転送プロセスに干渉する恐れがある

ソフト削除時にUSBポートを無効化する場合の影響

ソフト削除時にUSBポートを無効化することによる副作用については、明確には解明されていません。この回避策によって、USBデバイスの列挙や電源管理操作の安定性に何らかの影響が及ぶ可能性があります。

USBデバイスをソフト削除した場合に起こること

接続中のUSBデバイスをソフト削除しても物理的に切断しなかった場合、そのデバイスが接続されているUSBハブ(ルートハブを含む)は、USBサスペンド状態(ハブ自体のセレクティブサスペンド)に移行しません。同時に、この状態ではUSBホストコントローラーがグローバルサスペンド状態に入ることも妨げられます。

ハブサスペンドやグローバルサスペンドが機能しているときの消費電力と比較すると、ソフト削除済みのUSBデバイスが接続されたままでいる間は、これらの省電力状態が阻止されることで消費電力が増加する可能性があります。ソフト削除済みのUSBデバイスをUSBハブポートから取り外せば、ハブは再びUSBサスペンド状態へ、USBホストコントローラーはグローバルサスペンド状態へ移行できるようになります。

USBデバイスをソフト削除する主な操作

  1. デバイスマネージャーでUSBデバイスを無効化する
  2. 通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンを使用する
  3. SetupDiRemoveDevice APIを使ってプログラム的にUSBデバイスを無効化する

ヒント: Windows 10で「ハードウェアの安全な取り外し」が正常に動作しない場合は、専用の対処法を解説した記事を参考にしてください。

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