Windows 11/10でファイルやフォルダの完全な所有権を取得する方法
この記事では、Windows 11/10/8/7においてファイルやフォルダの完全な所有権を取得する方法を詳しく解説します。Windows Vistaでユーザーアカウント制御(UAC)が導入されて以降、Microsoftはコアシステムファイルの実効アクセス許可を強化し、セキュリティを大幅に高めてきました。システムファイルの置き換えや、システムフォルダ・Cドライブ直下のフォルダの名前変更などを行うには、多くの場合、まずそのファイルやフォルダの所有権を取得する必要があります。
Windows 7以降、システムファイルやフォルダはTrustedInstallerが所有しています。そのため、Administratorsグループのメンバーであっても、所有権を持たない限り、オブジェクトの変更やアクセス許可の変更は制限される仕組みになっています。

便利なフリーソフトで簡単に所有権を取得
手順を省略したい方は、以下のフリーソフトの活用もおすすめです。
- Ultimate Windows Tweaker: 「ファイルとフォルダの所有権を取得」をWindows 11/10/8.1/7の右クリックコンテキストメニューに簡単に追加できます。
- RegOwnIt: レジストリキーの所有権を簡単に取得できます。
Windows 11/10で所有権を取得する基本手順
Windows 11/10でファイルやフォルダの完全な所有権を取得するには、次の手順に従います。
- エクスプローラーを開く
- 所有権を取得したいファイルまたはフォルダへ移動する
- 対象を右クリックして「プロパティ」を選択
- 「セキュリティ」タブを開く
- 「詳細設定」ボタンをクリック
- 上部にある「所有者」欄を確認する
ここからアクセス許可を変更していきます。以下で詳しく見ていきましょう。
Windows 10/8の登場により、「所有権の取得」の手順は少し変更されました。Windows 7では従来どおり「所有者」タブが表示され、「編集」をクリックしてオブジェクト名(Administratorsや自分のユーザー名)を入力するか、一覧からユーザー名を選択して「OK」をクリックすれば変更できました。
一方、Windows 11/10やWindows 8では「所有者」タブが廃止され、ウィンドウの上部に移動しています。また、「アクセス許可」タブで新しいオブジェクトを追加する際には、「基本アクセス許可」と「詳細アクセス許可」という2つの表示モードが用意されています。


所有権を取得する詳細ステップ
ステップ1: ファイルまたはフォルダを右クリックして「プロパティ」を開き、「セキュリティ」タブをクリックします。

ステップ2: スクリーンショットのとおり、変更のためのアクセス許可がない場合は、所有権を取得する必要があります。「詳細設定」をクリックしましょう。

ステップ3: 表示されたウィンドウで「変更」をクリックし、オブジェクト名を入力します。

ここで自分のWindowsユーザー名を入力して「OK」をクリックすると、所有者が自分のアカウントに変更されたことを確認できます。続いて「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

「適用」をクリックすると警告メッセージが表示されるので、「はい」で続行します。その後「OK」を2回クリックし、再度「詳細設定」を開きます。

ステップ4: 詳細アクセス許可の画面に変化が現れ、複数のオブジェクトを追加できるようになります。

複数のオブジェクトを追加したりアクセス許可を継承したりするには、「アクセス許可の変更」をクリックします。

アクセス許可を継承するには「継承の有効化」をクリックします。新しいオブジェクトを追加する場合は「追加」→「プリンシパルの選択」の順にクリックし、オブジェクト名を入力してください。

ここで基本アクセス許可を有効にできます。さらに細かい制御が必要な場合は、「詳細アクセス許可の表示」をクリックしてください。

すべての設定が完了したら「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。これで対象のファイルやフォルダにアクセスできるようになるはずです。
作業時の注意点
システムファイルやシステムフォルダのアクセス許可を変更する際は、システムに深刻な損害を与えたり、セキュリティを脅かしたりする可能性があるため十分な注意が必要です。作業を始める前に必ずシステムの復元ポイントを作成し、慎重に進めてください。
関連記事: ファイルやフォルダの所有権を変更する方法。また、ファイルやフォルダのアクセス許可を変更できない場合は、Windowsにおけるアクセス許可の問題をトラブルシューティングする方法をご覧ください。

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