Windows 11/10でネットワーク経由のファイル・フォルダ共有を行う5つの方法
Windowsは他のOSと同様に、ネットワーク経由で他のユーザーとファイルを共有する機能を標準で備えています。Windows 11/10でファイルやフォルダをネットワーク上で共有したい場合、恒久的な共有でも一時的な共有でも、本記事で紹介する手順に従えば簡単に設定できます。

Windows 11/10でネットワーク越しにファイルとフォルダを共有する方法
Windows 11/10でファイルやフォルダをネットワーク上で共有するには、以下のいずれかの方法を使用できます。
- 右クリックからファイルやフォルダを共有する
- エクスプローラーの「共有」タブを使う
- ファイルやフォルダのプロパティ(共有設定)から行う
- 「詳細な共有」を活用する
- compmgmt.msc(コンピューターの管理)ですべての共有フォルダを管理する
どの方法を使う場合でも、何を誰と共有しているのかを常に把握しておくことが重要です。
1] 右クリックからファイルやフォルダを共有する
- 任意のフォルダまたはファイルを右クリックします
- 「アクセスを許可する」にマウスカーソルを合わせます
- ホームグループや表示されているユーザーを即座に選択できるほか、「特定のユーザー」をクリックすることもできます。個別に制御したい場合は後者をおすすめします
- 「ネットワークアクセス」ウィンドウが開き、ユーザーを選択して権限を割り当てられます
- ドロップダウンからユーザーを選択してください。必要であれば「新しいユーザーの作成」から新規アカウントを作成することも可能です
- ユーザーを追加した直後の既定の権限は「読み取り」です。必要に応じて「書き込み」に変更できます
- 誤ってユーザーを追加してしまった場合は、「削除」をクリックすれば取り消せます

設定が完了したら、相手のユーザーに自身のPCの「ネットワーク」セクションを確認してもらいましょう。そこにフォルダが表示されていれば、クリックするだけでアクセスできるはずです。
ここで説明したユーザーの追加と権限の割り当ての手順は、以降で紹介する他の方法でも共通しています。
2] エクスプローラーの「共有」タブを使う
- エクスプローラーを開きます
- 共有したいフォルダやファイルへ移動し、選択します
- リボンメニューの「共有」タブに切り替えます
- ここではワンクリックで「アクセスを取り消す」(共有の停止)ができるほか、共有先として選べるユーザーのリストも表示されます
- 「特定のユーザー」をクリックすると、前述の方法と同じ「ネットワークアクセス」ウィンドウが開きます
「アクセスを取り消す」をクリックすると、次の2つの選択肢が表示されます。

- 共有を完全に停止する
- 共有権限を変更する:クリックするとネットワークアクセス画面が開き、読み取りまたは書き込み権限を持つユーザーの追加・削除が行えます
3] ファイルやフォルダのプロパティから共有する
- ファイルまたはフォルダを右クリックし、「プロパティ」をクリックします
- 「共有」タブに切り替えます。ここには「共有」と「詳細な共有」の2つのボタンがあります(「詳細な共有」については次項で解説します)
- このタブでは、そのフォルダが以前に共有されたことがあるかどうかも確認できます
- 「共有」ボタンをクリックすると「ネットワークアクセス」ウィンドウが開くので、あとは前述の手順と同じです
4] 「詳細な共有」を活用する

「詳細な共有」では、より細かい設定が可能になります。
- 実際のフォルダ名とは異なる共有名を設定できる
- 同時にアクセスできるユーザー数を制限できる
- コメントを追加できる
- アクセス許可とキャッシュを設定できる
それぞれのカスタマイズ方法を見ていきましょう。
共有フォルダへのアクセス許可
「アクセス許可」ボタンをクリックすると、すでにそのフォルダへのアクセス権を持っているユーザーのリストが表示されます。ここでユーザーの追加・削除を行ったり、「フルコントロール」「変更」「読み取り」の各権限を割り当てたりできます。また、権限を「許可」するか「拒否」するかも選択可能です。
ファイルとフォルダのキャッシュ設定

PCがオフラインの状態でもファイルを利用できるようにしたい場合は、キャッシュの設定が必要です。「キャッシュ」ボタンをクリックすると、次の3つのオプションから選択できます。
- ユーザーがオフラインでの利用を指定したファイルとプログラムのみ利用可能にする
- オフラインで利用できるファイルをなくす
- アクセスした時点ですべてのファイルをオフラインで利用可能にする(パフォーマンスの最適化も選択可)
キャッシュは「オフラインでもファイルを使いたい」というニーズのための機能です。不要であれば、それに応じた設定を行ってください。
5] compmgmt.msc(コンピューターの管理)ですべての共有フォルダを管理する
フォルダを共有したら、それらをどう管理すればよいのでしょうか。定番の方法は「ネットワーク」セクションから目的のフォルダを探すことですが、もうひとつの有効な手段がcompmgmt.msc(コンピューターの管理)の活用です。これを使えば、すべてのファイルとフォルダを一元的に管理できます。ただし管理者権限が必要です。さらに、他のユーザーが共有しているフォルダを発見することもできます。
「ファイル名を指定して実行」(Win + R)に「compmgmt.msc」と入力して、コンピューターの管理を開きましょう。ここでは、共有フォルダのほか、ディスクの管理、サービス、WMIコントロールなどのシステムツールにアクセスできます。
「共有フォルダ」をクリックすると、「共有」「セッション」「開いているファイル」の3つの項目が表示されます。まず「共有」をクリックしてください。

このPCから共有されているすべてのフォルダが一覧表示されます。共有名が設定されている場合、ここには実際のフォルダ名ではなく共有名のみが表示される点に注意してください。
設定を変更するには、対象の共有フォルダをダブルクリックして開き、必要に応じて編集します。残りの2つの項目では、リアルタイムの共有状況を確認できます。現在何人のユーザーが共有フォルダにアクセスしているか、ネットワーク経由でいくつのファイルが開かれているかなどを把握できるのです。

なお、この機能は環境によっては利用できない場合があります。その場合は、次の方法ですべての共有フォルダを管理できます。
- エクスプローラーを開き、「ネットワーク\<コンピューター名>」へ移動します
- ここで共有フォルダの一覧を確認でき、右クリック > プロパティ > 共有 から各フォルダを管理できます
このチュートリアルが分かりやすいものであったことを願っています。これで、Windows 11/10でネットワーク越しにファイルとフォルダを共有する方法をしっかり理解できたはずです。
関連記事:Windows 11/10でフォルダの共有を停止する方法
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