Windows 11/10で「ワークフォルダー(Work Folders)」を設定する方法【初心者向けガイド】
Windows 11/10およびWindows 8.1には、「ワークフォルダー(Work Folders)」という便利な機能が標準搭載されています。複数のデバイスを使って場所を選ばずに仕事をしたい方にとって、ワークフォルダーはまさに求めていたソリューションとなるでしょう。
Windows 11/10/8.1およびWindows Serverにおけるワークフォルダーは、BYOD(Bring Your Own Device)を強化する機能であり、IT管理者が情報従業員に対して、すべてのデバイスで業務データを同期できる環境を提供できるようにするものです。ユーザーのデータを各デバイスからオンプレミスのファイルサーバーへ同期することで実現されます。簡単に言えば、企業が自社サーバーでホストできる、SkyDriveのような無料の同期ストレージ代替手段と考えることができます。「自社サーバー上に構築したSkyDrive」というイメージです。
Windows 11/10でワークフォルダーを設定する手順
ワークフォルダーを設定するには、まずコントロールパネル\すべてのコントロールパネル項目\ワークフォルダーを開きます。
「ワークフォルダーの設定」をクリックすると、ドメインのメールアドレスまたはワークフォルダーのURLの入力を求められます。
必要な情報を入力して「次へ」をクリックすると、「ワークフォルダーサーバー上のデータを検索しています」というメッセージが表示されます。
また、ワークフォルダーの設定はグループポリシーの以下の場所からも行えます。
[ユーザーの構成] > [ポリシー] > [管理用テンプレート] > [Windowsコンポーネント] > [ワークフォルダー]
ここで「ワークフォルダーの設定を指定する」を有効化し、必要な構成を行います。
ワークフォルダーの主な機能
- 業務用・個人用を問わず、ユーザーのすべてのPCやデバイスから業務ファイルへの単一のアクセスポイントを提供
- オフラインでも業務ファイルにアクセスでき、PCやデバイスが次にインターネットまたはネットワークに接続した際に、中央のファイルサーバーと自動的に同期
- 転送中およびデバイス上の保存中のデータを暗号化し、Windows Intuneなどのデバイス管理サービスによる企業データのリモートワイプに対応
- ファイル分類やフォルダークォータなど、既存のファイルサーバー管理技術を活用してユーザーデータを効率的に管理
- ワークフォルダーの暗号化やロック画面パスワードの使用などを端末に指示するセキュリティポリシーの指定が可能
- フェールオーバークラスタリングとの組み合わせにより、高可用性ソリューションを実現
現在、ワークフォルダーはWindows 11/10/8.1でのみ利用可能ですが、MicrosoftはWindows 7向けアドオンクライアントやiPad向けアプリの提供も計画していました。更新情報:Windows 7ユーザーの方は、Windows 7でワークフォルダーを設定する方法に関する記事をご参照ください。
Windows 11/10でワークフォルダーを作成するには?
Windows 11およびWindows 10でワークフォルダーを作成するには、前述の手順に従ってください。まずコントロールパネルを開き、「ワークフォルダー」オプションをクリックします。次に「ワークフォルダーの設定」をクリックし、勤務先のメールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。ワークフォルダーサーバーからフォルダーの詳細情報が自動的に取得され、セットアップが完了すれば、すぐにPC上でそのフォルダーを使用できるようになります。
Windowsのワークフォルダーとは何ですか?
ワークフォルダーは、システム管理者が従業員に対して、接続されているすべてのコンピューター間で作業データをリアルタイムに同期できるようにするための機能です。共有フォルダーの一種ですが、より柔軟性が高い点が特徴です。主にオフィスや企業など、さまざまな組織で活用されています。
ワークフォルダーの詳細については、TechNetの公式ドキュメントをご参照ください。
関連記事:ワークフォルダーの同期エラー0x8007017C「クラウド操作が無効です」の対処法
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