「お使いのPCがWindows 11/10を実行できるか判断できません」エラーの原因と解決方法
Windows 11またはWindows 10へPCをアップグレードしようとした際、「申し訳ありませんが、お使いのPCがWindows 11/10を実行できるかどうかを判断できません(Sorry, we're having trouble determining if your PC can run Windows 11/10)」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、古いバージョンのWindowsからWindows 11/10へアップグレードする前に実行される互換性チェックの段階で発生することが多いようです。本記事では、この問題が起こる原因と、具体的な解決方法をわかりやすく解説します。
問題が発生しました。お使いのPCがWindows 11/10を実行できるかどうかを判断できません。セットアップを終了して、もう一度お試しください。

エラーが発生する主な原因
このアップグレードエラーが表示される主な理由は以下の通りです。
- コンピューターがWindows 11/10のインストールに必要な最小システム要件を満たしていない。
- 空きディスク容量はあるものの、追加のアップデートをインストールするには不足している。
- Cドライブ(システムドライブ)を誤って「非アクティブ」に設定してしまった。
これらの問題を解決するには、以下の方法を順番に試してみてください。
- システム要件を手動で確認する
- ストレージ(ディスク容量)を空ける
- パーティションをアクティブとしてマークする
それでは、それぞれのトラブルシューティング方法を詳しく見ていきましょう。

1. システム要件を手動で確認する
すべてのソフトウェアには、インストールのための最低限のシステム要件があります。オペレーティングシステムであるWindowsも同様で、インストールを開始するには一定のハードウェア構成が必要です。Windows 7、8、8.1を使用している場合、基本的には問題なくWindows 10をインストールできますが、アップグレード作業を始める前にハードウェア構成を確認しておくことをおすすめします。
Windows 10のインストールに必要な最小システム要件は以下の通りです。
- プロセッサー: 1GHz以上
- ストレージ容量: 32GB以上
- メモリ(RAM): 32ビット版は1GB、64ビット版は2GB
- ディスプレイ解像度: 800×600ピクセル以上
- グラフィックスカード: WDDM 1.0ドライバーに対応したDirectX 9以降
なお、Windows 11の場合はこれらに加えて、64ビット対応の互換プロセッサー、UEFIファームウェアとセキュアブート、TPM 2.0など、より厳格な要件が求められます。マイクロソフト公式の「PC正常性チェック」アプリを使えば、お使いのPCがWindows 11に対応しているか簡単に確認できます。インストール作業に入る前に、必ず自分のハードウェア構成を把握しておきましょう。
2. ストレージ(ディスク容量)を空ける
前述の通り、ハードドライブの容量は32GB以上必要です。さらに、32ビット版OSのインストールには最低16GB、64ビット版のWindows 11/10には20GB以上の空き容量が必要です。互換性チェックをギリギリで通過できる程度の容量しかない場合、アップデートをインストールする余地がなくなり、このエラーが発生することがあります。Windowsはセットアップ中に必要な更新プログラムをいくつかインストールするため、16GB/20GBよりも多くのストレージが必要になるのです。空き容量が足りないと、セットアップ処理が中断され、エラーメッセージが表示されます。
ディスク容量を空ける方法は数多くあります。例えば、大きなファイルを見つけて削除する、一部のファイルを外付けハードドライブに移動する、ライブラリフォルダー内のデータを別のドライブへ移す(別ドライブがある場合)などの方法が有効です。また、ディスククリーンアップツールやストレージセンサー機能を活用すれば、一時ファイルや不要なデータを効率的に削除できます。
3. パーティションをアクティブとしてマークする
古いバージョンのWindowsからWindows 11/10へアップグレードする際にこのエラーが表示される場合、システムドライブが「アクティブ」として設定されていない可能性があります。通常、WindowsはCドライブをデフォルトでアクティブにし、システムファイルが正しく読み込まれるようにしています。しかし、何らかの操作で誤ってCドライブを非アクティブにしてしまった場合は、アップグレード時にこのエラーが発生します。システムドライブがアクティブになっているかどうかは、以下の手順で簡単に確認・設定できます。
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- diskmgmt.mscと入力し、Enterキーを押します。画面に「ディスクの管理」ウィンドウが開きます。
- 現在のオペレーティングシステムがインストールされているシステムドライブを右クリックし、「パーティションをアクティブとしてマーク」を選択します。

※上記のスクリーンショットはWindows 10で撮影したものですが、Windows 11でも同じインターフェースとなっています。
設定が完了したら、再度Setup.exeを実行してみてください。今度は互換性チェックを問題なく通過できるはずです。
うまくいくことをお祈りしています!

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