Windows 11/10でMicrosoft StoreのゲームをSteamに追加して起動する方法
Steamには、ゲームを手動でライブラリに追加できる便利な機能があります。しかし、これまでこの機能はEXE形式のゲームに限定されており、Microsoft Storeからダウンロードしたゲームには対応していませんでした。現在、Microsoft Storeは主要なゲーム配信プラットフォームの一つとなっているため、こうしたゲームもSteamに登録できれば利便性が大きく向上します。本記事では、Microsoft Store版ゲームをSteamから直接起動するためのテクニックを詳しく解説します。
Microsoft StoreのゲームをSteamに追加する手順
作業を始める前に、対象となるゲームがWindows PCにインストール済みであることを確認してください。ここでは例として「Age of Empires(エイジ オブ エンパイア)」を使用します。なお、この操作には管理者権限が必要です。
ステップ1:UWPゲームのパッケージフォルダを見つける
Microsoft Storeからインストールしたゲームやアプリは、パッケージとして保存されています。まずはその場所を特定しましょう。保存先のパスは以下の通りです。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Packages
「ファイル名を指定して実行」(Windowsキー + R)に %appdata% と入力し、開いたフォルダで一階層上に移動して「Local」フォルダを開き、さらに「Packages」フォルダに入る方法もあります。
次に、目的のゲームのパッケージフォルダを探します。フォルダ数が多く見つけにくい場合は、ゲーム名で検索すると素早く特定できます。「Age of Empires」の場合、フォルダ名は Microsoft.MSDallas_8wexxxxxxx のようになっています。
ステップ2:AppxManifest.xmlファイルからアプリケーションIDを取得する
続いて、ゲーム本体が格納されている隠しフォルダにアクセスします。通常、このフォルダは以下の場所にあります。
C:\Program Files\WindowsApps
または、アプリやゲームのインストール先として別のドライブを選択している場合は、<ドライブ名>:\WindowsApps になります。
このフォルダへのアクセスには管理者権限が必要です。アクセスが拒否される場合は、フォルダの所有権をTrustedInstallerから自分のアカウントに変更する必要があります。
フォルダ内に入ったら、ステップ1で確認したものと同じ名前のフォルダを探します。この例では「Microsoft.MSDallas_8wexxxxxxx」というフォルダです。
次に、そのフォルダ内にある AppxManifest.xml ファイルを見つけて、テキストエディタ(メモ帳など)で開きます。ファイルの内容は編集せず、閲覧のみ行ってください。
ファイル内から "<Application Id=" というタグを検索します。見つかったら、そのアプリケーションIDをコピーします。Age of Empiresの場合、IDは単に「App」です。この値をメモ帳などに控えておきましょう。
ステップ3:起動コマンドを作成する
メモ帳などで、以下のテンプレートに従って起動用の文字列を作成します。
shell:AppsFolder\パッケージ名!アプリID
Age of Empiresの場合、パッケージ名は「Microsoft.MSDallas_1.3.5292.2_x64__8wekyb3d8bbwe」、アプリIDは「App」なので、完成する文字列は以下のようになります。
shell:AppsFolder\Microsoft.MSDallas_1.3.5292.2_x64__8wekyb3d8bbwe!App
実際のパッケージ名とアプリIDは環境によって異なるため、必ずご自身のPCで確認してください。
ステップ4:Steamにゲームを登録する
ここからがSteam側の設定です。まず、任意のEXEプログラム(エクスプローラーやChromeなど何でも構いません)をSteamライブラリに追加します。ライブラリに追加されたら、そのアプリケーションを右クリックして「プロパティ」を選択します。
プロパティ画面の「開始ディレクトリ(Start in)」欄の内容をすべて削除し、「ターゲット(Target)」欄に先ほど作成した文字列を上書き入力します。
この例では以下の文字列を入力します。
shell:AppsFolder\Microsoft.MSDallas_1.3.5292.2_x64__8wekyb3d8bbwe!App
また、ゲーム名がわかりやすいようにショートカット名を変更しておくのもおすすめです。
以上の設定を完了すると、Steamから直接Microsoft Storeのゲームを起動できるようになります。ただし、ゲームごとに同じ手順を繰り返す必要がある点には注意してください。
この方法の制限事項
この方法にはいくつかのデメリットがあります。Steamのフル機能(VRサポートなど)は利用できず、Steamで購入した他のゲームのように実績情報なども表示されません。ただし、Steamからのゲーム起動自体は問題なく動作し、多くの場合、ゲーム内オーバーレイ機能も利用可能です。
よくある質問
Microsoft StoreのゲームをSteamに追加するにはどうすればよいですか?
まず、AppDataフォルダ内でゲームのパッケージフォルダを探します。次に、適切なアクセス権限を取得した上でゲームのマニフェストファイル(AppxManifest.xml)を開き、アプリケーションIDを確認します。そして「shell:AppsFolder\パッケージ名!アプリID」の形式で起動文字列を作成し、Steamのプロパティ設定に入力すれば完了です。
Microsoft Store版とSteam版でマルチプレイはできますか?
現時点では不可能です。片方がSteam版、もう片方がMicrosoft Store版という場合、両者を接続することはできません。つまり、SteamとMicrosoft Store間でのクロスプラットフォーム対応は現状提供されていません。
TIP: 「UWPHook」というフリーツールを使えば、Microsoft StoreのゲームをワンクリックでSteamに追加することもできます。手動操作が面倒な方は試してみてください。
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