WSLエラー0x800700b7・0x80080005の解決方法|WslRegisterDistribution失敗を修正
WSL(Windows Subsystem for Linux)でUbuntuなどのLinuxディストリビューションを起動する際、「WslRegisterDistribution failed with error: 0x800700b7」または「0x80080005」というエラーが表示されることがあります。特にPCの再起動後に発生しやすいトラブルです。この記事では、この問題の原因と具体的な解決方法を詳しく解説します。
実際に表示されるエラーメッセージは以下の通りです。
Installing, this may take a few minutes…
WslRegisterDistribution failed with error: 0x800700b7/0x80080005
The distribution installation has become corrupted.
Please select Reset from App Settings or uninstall and reinstall the app.
Error: 0x800700b7 Cannot create a file when that file already exists.
Press any key to continue…
WslRegisterDistributionエラー0x800700b7/0x80080005の原因
このエラーの解決策はシンプルで、Windowsに搭載されているLxssManagerサービスを再起動することが基本となります。WSLにはユーザーモードとカーネルモードの2つのモードがあり、Bash、LxssManager、Lxss.sys、lxcore.sysなどのコンポーネントで構成されています。LxssManagerは、WSLの新しいインスタンスを起動する役割を担うユーザーモードのセッションマネージャーサービスです。
LXSS Managerサービスは、ネイティブなELFバイナリの実行をサポートします。このサービスは、ELFバイナリをWindows上で動作させるために必要なインフラストラクチャを提供します。サービスが停止または無効化されると、これらのバイナリは実行できなくなります。
方法1:LxssManagerサービスを再起動する
まず、Windowsキーを押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを検索結果に表示します。コマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。その後、以下のコマンドを順番に実行してください。
sc query LxssManager
sc stop LxssManager
sc start LxssManager
コマンドの実行後、WSLを起動すればエラーは発生しなくなるはずです。ただし、この方法だけではPCを再起動するたびに同じ問題が再発する可能性があります。毎回対処する手間を省くため、次のコマンドを実行してLxssManagerを自動起動に設定しておきましょう。
sc config LxssManager start=auto
この設定を行えば、次回PCを起動してWSLを立ち上げた際にも、エラーに悩まされることはありません。
方法2:レジストリでLxssManagerの自動起動を設定する
上記のコマンドでサービスのスタートアップの種類を変更できない場合は、レジストリから設定を変更できます。なお、サービスがすでに使用中の場合、コマンドによる変更が失敗することがあります。
- 「ファイル名を指定して実行」(Win + Rキー)を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します
- レジストリエディターで、以下のパスへ移動します
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LxssManager\Start
- 「Start」キーをダブルクリックして編集モードで開き、値を「2」に設定して保存します
これにより、LxssManagerサービスが自動起動に設定されます。
まとめ
WslRegisterDistribution failedエラー(0x800700b7/0x80080005)は、LxssManagerサービスを自動起動に設定するだけで簡単に解決できます。サービスの再起動と自動起動設定という2つの手順を覚えておけば、PCを再起動してもWSLを快適に利用できるでしょう。
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