Windows 11/10でinstall.esdをinstall.wimに変換する4つの方法【DISM++・NTLite・コマンド・PowerShell】
メディア作成ツールやWindowsアップグレードアシスタントでダウンロードしたWindows 11/10のイメージファイルでは、従来のinstall.wim形式がinstall.esd形式に置き換えられています。この記事では、Windows 11/10でinstall.esdファイルをinstall.wimファイルに変換する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
ESDからWIMへの変換でできること
Windowsイメージ内のESDファイルをWIMファイルに変換しておくと、「スリップストリーム」と呼ばれる手法を使って、元のセットアップディスクに更新プログラムやドライバーを統合したり、イメージの保守や展開を柔軟に行えるようになります。カスタマイズしたWindowsインストールメディアを作りたい方には必須の作業です。
install.esdをinstall.wimに変換する方法は主に4つあります。それぞれの手順を順番に見ていきましょう。
方法1:DISM++を使用する(GUI操作)

コマンドライン操作が苦手な方は、無料のサードパーティ製ツール「DISM++」を使うのがおすすめです。
DISM++を使ってinstall.esdをinstall.wimに変換する手順は以下の通りです。
- DISM++をダウンロードし、Windowsデバイスにインストールします。
- プログラムを起動します。
- メニューバーの「ファイル(File)」をクリックします。
- 「WIM > ESD/SWM」を選択します。
- 変換元のESDファイルと、出力先のWIMイメージの保存先パスを指定します。
- 「完了(Finish)」ボタンをクリックし、変換処理が終わるまで待ちます。
- 変換が完了したらDISM++を終了します。
方法2:NTLiteを使用する
NTLiteは、更新プログラムやドライバーの統合、Windowsおよびアプリケーションのセットアップ自動化、Windows展開プロセスの高速化などをサポートする優れたツールです。ESDファイルからWIM形式への変換も簡単に行えます。
NTLiteを使ってinstall.esdをinstall.wimに変換する手順は以下の通りです。
- NTLiteを起動します。
- ソース(イメージディレクトリまたは.esdファイル)を追加します。
- 追加したソースを右クリックし、「Convert(変換)」をクリックします。
- サブメニューから「WIM (standard, editable)」を選択します。
- 確認ウィンドウが表示されたら、元のイメージ(.ESD)が不要な場合は「Replace source image(ソースイメージを置き換える)」オプションにチェックを入れます。
これでESDからWIMへの変換(またはその逆)が開始されます。Windows 10のバージョンやESD/WIMファイルのサイズにもよりますが、完了まで10分程度かかる場合があります。
- 変換が完了したら、NTLiteを終了して構いません。
方法3:コマンドプロンプトを使用する
コマンドプロンプトを使ってinstall.esdをinstall.wimに変換する手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Eキーを押してエクスプローラーを開きます。
- WindowsのISOイメージをマウントします。
- C:\ドライブ直下に「Win10」というフォルダを作成し、Windows 10 ISOイメージの中身をすべてコピーします。
- すべてのファイルをコピーしたら、「Sources」フォルダ内にある「install.esd」を見つけて、このファイルのコピーを作成します。
- C:\ドライブにもう一つ「ESD」という名前のフォルダを作成します。
- install.esdファイルをこのフォルダに貼り付けます。
- Windowsキー + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトのウィンドウで、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
cd c:\esd
次に、イメージ内のすべてのWindowsエディションを一覧表示するために、以下のコマンドを実行します。
dism /Get-WimInfo /WimFile:install.esd
- 出力結果から、必要なWindows 11/10エディションのインデックス番号を確認します。このチュートリアルでは、Windows 10 Proエディションの「Index 1」を選択することにします。
- 続いて、以下のコマンドを実行して、ESDファイルから指定したWindowsエディションのインストールイメージを抽出し、WIMファイル形式に変換します。
dism /export-image /SourceImageFile:install.esd /SourceIndex:1 /DestinationImageFile:install.wim /Compress:max /CheckIntegrity
ESDの変換が完了したら、新しく作成されたWIMイメージファイルをコピーし、Win10フォルダ(Windows 10の場合)内の「Sources」フォルダに移動して、install.esdファイルと置き換えます。
方法4:PowerShellを使用する
PowerShellを使ってinstall.esdをinstall.wimに変換する手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Xキーを押して、パワーユーザーメニューを開きます。
- キーボードの「A」をタップして、管理者権限でPowerShellを起動します。
- PowerShellコンソールで、以下のコマンドを入力(またはコピー&ペースト)してEnterキーを押し、install.esdファイル内のWindowsエディション情報を取得します。
Get-WindowsImage -ImagePath "f:\sources\install.esd"
- 次に、Export-WindowsImageコマンドレットを使って、以下のコマンドを実行し、Install.ESDをInstall.WIMに変換します。
Export-WindowsImage -SourceImagePath F:\sources\install.esd -SourceIndex 1 -DestinationImagePath C:\esd\install.wim -CheckIntegrity
- 変換が完了したら、PowerShellを終了します。
以上が、Windows 11/10でinstall.esdをinstall.wimファイルに変換する4つの方法でした。変換後のinstall.wimファイルを使えば、独自のカスタムISOイメージを作成することもできます。用途やスキルレベルに合わせて、GUIツールかコマンドラインのいずれかを選んでみてください。
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