WindowsパソコンでMac形式(HFS+)のドライブを読み書きする方法を徹底解説
ファイル管理システムは、コンピューターにおいて最も重要な役割を担っています。データがストレージ上にどのように保存され、整理され、読み出されるかを制御する仕組みです。具体的には、ドライブ上のデータを分割し、ファイル名や各種属性を付与してインデックス化することで、必要な情報に素早くアクセスできるようにしています。もしファイルシステムが存在しなければ、データは巨大な塊として積み重ねられるだけで、情報の始まりも終わりも判別できなくなってしまうでしょう。WindowsやMacといったコンピューターはもちろん、ATMやスマートフォンなどの電子機器も、それぞれのシステムに応じた独自のファイルシステムを使用しています。

Windows 11/10でMac形式(HFS+)ドライブを使用する方法
Microsoft Windowsは、内部ストレージ向けにFAT・NTFS・exFATというファイルシステムを採用しています。一方、Mac OS Xでは、Apple社が開発したHFS+と呼ばれるファイルシステムが使用されています。
問題は、Windowsがデフォルトの状態でHFS+ファイルシステムを認識しない点です。そのため、MacでフォーマットされたドライブをWindows PCに接続しても、内容を読み取ることができません。逆に、WindowsのFAT32形式でフォーマットされたドライブは、Mac OSをはじめとするほとんどのデバイスで認識されます。優れた互換性を持つことから、USBメモリや外付けハードディスクにはFAT32形式が広く使われているのです。
とはいえ、どうしてもWindowsからMacのHFS+ドライブにアクセスしたいケースもあります。その場合、いくつかの方法でMac形式のドライブを読み込めるようになります。代表的な手段としては、無料で利用できる「HFS Explorer」を使う方法と、「Apple HFS+ドライバー」をインストールする方法の2つがあります。本記事では、それぞれの手順を詳しく解説します。
方法1:HFS Explorerを使用する
HFS Explorerは、Mac形式でフォーマットされたディスクや、HFS・HFS+・HFSXなどのファイルシステムを読み取ることができる無料ソフトウェアです。なお、HFS Explorerを動作させるには、Javaランタイム環境(JRE)が必要になる点に注意してください。
セットアップが完了すると、HFS Explorerは自動的にHFS+ファイルシステムを検出し、ファイルへのアクセスを可能にします。以下の手順に沿って操作しましょう。
- HFS Explorerを公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- 初回起動時にJavaランタイム環境のインストールを求めるプロンプトが表示されたら、OKをクリックしてインストールします。
- PCを再起動します。
- Mac形式のドライブをWindows PCに接続します。
- スタートメニューで「HFS Explorer」と検索し、アプリを起動します。
- メニューバーの「File」→「Load File System From Device」を選択して、Mac形式のドライブを開きます。
- HFS+ファイルシステムが自動的にマウントされ、中身が表示されます。
- 目的のファイルが見つかったら、HFS ExplorerからPC側のドライブへファイルを抽出(コピー)できます。
方法2:Apple HFS+ドライバーをインストールする
Windows 10でHFS+ファイルにアクセスするもう一つの方法が、Apple純正のHFS+ドライバーを導入するやり方です。作業を始める前に、競合を避けるためParagonやMacDriveなど、類似機能を持つサードパーティ製ソフトウェアがインストールされていないか確認し、あれば必ずアンインストールしておきましょう。
手順は以下の通りです。
- Windows用のHFS+ドライバーパッケージをダウンロードし、ZIPファイルを展開します。
- 展開したフォルダから「AppleHFS.sys」と「AppleMNT.sys」の2つのファイルをコピーします。

- コピーしたファイルを「C:\Windows\System32\drivers」フォルダに貼り付けます。

- 次に、ダウンロードしたフォルダ内にある「Add_AppleHFS.reg」ファイルを開き、Windowsレジストリに統合します。
- 表示される確認画面で「はい」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。

- PCを再起動します。
- 再起動後、Mac形式のドライブをWindows PCに接続します。
- エクスプローラー(PC)を開くと、Mac形式のドライブが表示され、すべてのHFS+ファイルにアクセスできるようになります。
注意点:これらの方法は「読み取り専用」
ここで紹介した2つの方法は、いずれもHFS+ドライブ上のファイルを閲覧・読み取りするためのものです。残念ながら、これらの方法ではMac形式ドライブ上のファイルを編集したり削除したりすることはできません。書き込みが必要な場合は、Paragon HFS+ for WindowsやMacDriveなどの有料ソフトウェアを検討するとよいでしょう。
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