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SLAT(第2レベルアドレス変換)とは?BIOSで有効にする方法を解説

SLAT(Second Level Address Translation:第2レベルアドレス変換)は、Hyper-Vと連携して動作する技術です。IntelおよびAMDの両方のプロセッサーでサポートされており、Intelプロセッサーでは「Extended Page Table(EPT)」、AMDプロセッサーでは「Rapid Virtualization Indexing(RVI)」という名称で知られています。この記事では、SLATの仕組み、お使いのパソコンがSLATに対応しているかの確認方法、そしてBIOSで第2レベルアドレス変換を有効にする手順について詳しく解説します。

第2レベルアドレス変換(SLAT)とは

SLAT(第2レベルアドレス変換)とは?BIOSで有効にする方法を解説

SLATは、IntelではNehalemアーキテクチャ以降のプロセッサー、AMDではBarcelona以降のプロセッサーでサポートされています。

これらのプロセッサーの大きな特徴は、「Translation Lookaside Buffer(TLB)」と呼ばれるキャッシュ機構を搭載している点です。TLB対応プロセッサーは物理メモリの変換をサポートしており、このキャッシュには、プロセッサーのページテーブルから最近使用されたマッピング情報が格納されています。仮想アドレスを物理アドレスへ変換する必要が生じた際、TLBは内蔵キャッシュを参照してマッピング情報を特定します。該当データが見つからない場合はページフォルトが発生し、オペレーティングシステムがページテーブルからマッピング情報を検索します。対応するマッピングレコードが見つかれば、その情報は直接TLBに書き込まれ、アドレス変換が実行されます。

SLAT(第2レベルアドレス変換)とは?BIOSで有効にする方法を解説

Hyper-VにおけるSLATの活用は、仮想リソースや仮想機能に大きく依存しており、ゲストの物理アドレスから実際の物理アドレスへの変換に伴うオーバーヘッドを大幅に軽減します。その結果、多くの物理リソースが節約され、他の処理に有効活用できるようになります。

パソコンがSLATに対応しているか確認する方法

お使いのパソコンがSLATに対応しているかどうかは、主に次の2つの方法で確認できます。

  1. Microsoft TechNetが提供する「CoreInfo」ユーティリティを使用する
  2. 「Windowsの機能の有効化または無効化」を使用する

方法1:CoreInfoユーティリティを使う

まずTechNetからCoreInfoのアーカイブファイルをダウンロードし、中身をOSがインストールされているパーティション(通常はCドライブ)のルートに展開します。

次に、コマンドプロンプトを管理者として起動し、以下のコマンドを入力して目的の場所へ移動します。

cd C:\

続けて、以下のコマンドを実行します。

coreinfo.exe -v

すると、次のような出力結果が表示されます。

SLAT(第2レベルアドレス変換)とは?BIOSで有効にする方法を解説

使用しているプロセッサーに応じて「EPT」または「RVI」の項目が表示され、それぞれの対応状況を確認できます。

方法2:「Windowsの機能の有効化または無効化」を使う

コントロールパネルから「Windowsの機能の有効化または無効化」画面を開きます。

一覧の中にある「Hyper-V」の項目を展開します。

「Hyper-Vプラットフォーム」のチェックボックスがグレー表示になって選択できない場合、そのパソコンはSLATに対応していません。

BIOSからSLATを有効にする方法

SLAT機能を有効にするには、BIOSで仮想化機能をオンにするだけでOKです。具体的な手順は以下の通りです。

  1. パソコンを再起動し、起動直後にDeleteキーやF2キーなどを押してBIOS/UEFI設定画面を開きます。
  2. 「Advanced」や「CPU Configuration」などのメニューから仮想化関連の項目を探します(Intel製CPUなら「Intel Virtualization Technology」、AMD製CPUなら「SVM Mode」など)。
  3. 該当項目を「Enabled」に変更します。
  4. 設定を保存して終了し、パソコンを再起動します。

メーカーやマザーボードによってBIOSの項目名や配置が異なるため、見つからない場合は取扱説明書を参照してください。

このガイドが皆さんのお役に立てば幸いです。

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