Windowsのリザーブバッテリーレベルとは?クリティカルバッテリーレベルとの違いを徹底解説
Windows 10のノートパソコンを使用していると、バッテリーレベルに関する警告通知を目にしたことがあるでしょう。これらの通知は、「作業内容を保存してパソコンをシャットダウンする」「電源に接続する」「バッテリーを交換する」などをユーザーに促すものです。実は、この警告には「リザーブバッテリー(予備バッテリー)」と「クリティカルバッテリー(重大バッテリー)」の2種類が存在します。本記事では、それぞれの意味と違いについて詳しく解説します。
リザーブバッテリーレベルとクリティカルバッテリーレベルの違い
Windowsのバッテリーレベルには、主に3つの段階があります。「低バッテリー」「リザーブバッテリー」「クリティカルバッテリー」です。
- 低バッテリーレベル:充電残量が少なくなると、通知領域のバッテリーアイコンに低バッテリーレベルが表示されます。既定値は10%です。バッテリー残量が少なくなると、Windows 10は自動的に「バッテリーセーバーモード」を作動させます。
- リザーブバッテリーレベル:バッテリー残量がリザーブレベルに達すると、Windowsは「予備電力で動作中」であることを通知します。既定値は7%(メーカーによっては9%)です。この時点で、作業を保存し、代替電源を確保するか、パソコンの使用を中止する必要があります。
- クリティカルバッテリーレベル:バッテリー残量がほぼ尽きかけると、バッテリーアイコンにクリティカルバッテリーレベルが表示され、ノートパソコンは自動的に休止状態(ハイバネーション)へ移行します。既定値は5%(メーカーによっては3%)です。
本記事では、以下のトピックについて順番に解説していきます。
- Windowsノートパソコンにおけるリザーブバッテリーレベルとは?
- クリティカルバッテリーレベルとは?
- リザーブバッテリーレベルとクリティカルバッテリーレベルの違い
- Windows 10でリザーブバッテリーレベルを変更する方法
1. Windowsノートパソコンのリザーブバッテリーレベルとは?
Windows 10では、バッテリー容量の一定の割合が「リザーブ(予備)」として設定されています。残量がそのレベルに達すると、ユーザーに対して作業の保存を促す通知が表示されるとともに、パソコンの状態を保護するための重要なサービスが起動します。つまり、リザーブバッテリーの警告は、ユーザーに作業の保存と追加電源への切り替えを促す合図なのです。
2. クリティカルバッテリーレベルとは?
クリティカルバッテリーレベルに達すると、Windows 10は設定に応じて「スリープ」「休止状態」「シャットダウン」などのアクションを自動的に実行します。バッテリー残量が一定の割合まで下がると、ユーザーの操作を待たずに即座にアクションが実行され、突然のシャットダウンによるデータ損失を防ぎます。
3. リザーブバッテリーレベルとクリティカルバッテリーレベルの違い
ここで分かりやすい例え話をしましょう。パソコンを車、バッテリーをガソリンタンクに見立ててみてください。リザーブバッテリーレベルは、ガソリンタンクの「予備燃料」と同じものです。予備のガソリンでしばらく走行することはできますが、長くは続けられません。一方、クリティカルバッテリーレベルは、ガソリンタンクがほぼ空の状態に相当し、エンジンの損傷を防ぐためにエンジンが停止します。
4. Windows 10でリザーブバッテリーレベルを変更する方法
Windows 10では、両方のバッテリーレベルのしきい値と、その際にノートパソコンが実行するアクションを変更できます。リザーブバッテリーレベルの既定値は9%です。バッテリー容量が大きいノートパソコンの場合、同じ9%でも容量の小さい機種より長く使用できます。例えば、5000mAhの9%は3000mAhの9%よりも多くの電力を意味します。

Windows 10でリザーブバッテリーの設定を変更する手順
- [設定] > [システム] > [電源とスリープ] > [追加の電源設定] を開きます。
- いずれかの電源プランを選択し、[プラン設定の変更] をクリックし、さらに [詳細な電源設定の変更] のリンクをクリックします。
- 一覧を下にスクロールして [バッテリー] セクションを展開します。
- [リザーブバッテリーレベル] を探し、希望の割合に変更します。
- 同様に、[クリティカルバッテリーレベル] の割合も変更できます。
注意点として、しきい値を0%や1%に設定すると、バッテリーがクリティカルレベルに達する前に対応する時間が足りなくなる可能性があります。クリティカルレベルに達すると、パソコンはシャットダウンまたは適切なアクション(休止状態、シャットダウン、スリープ)を強制的に実行します。作業内容を保存でき、バッテリー消費も抑えられるため、休止状態(ハイバネーション)が最もおすすめの設定です。
両方のレベルへの理解が深まったところで、ご自身の使い方に合わせて設定を調整しましょう。こまめに作業を保存し、適切なタイミングでパソコンをシャットダウンすることを心がけてください。毎回バッテリーを10%未満まで消耗させるのも、常に電源アダプターに接続したままにするのも、バッテリーの寿命を縮める原因となるため避けましょう。
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