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Windows 11/10の「高速スタートアップ」とは?有効・無効に切り替える方法を解説

Windows 8以降、Microsoftはパソコンの起動を高速化する新しい仕組みとして高速スタートアップ(Fast Startup)機能を導入しました。従来のWindows 7では、ユーザーは「シャットダウン」「スリープ」「休止状態」のいずれかを選択してPCを終了していましたが、Microsoftが収集した利用データによると、実際に休止状態を活用していたユーザーはごくわずかだったといいます。

Windows 11/10の「高速スタートアップ」とは?有効・無効に切り替える方法を解説

Windows 11/10における高速スタートアップの仕組み

高速スタートアップは、従来のコールドブート(完全な起動)と、休止状態からの復帰を組み合わせたハイブリッド方式です。Windows 7では、シャットダウン時にユーザーセッションとカーネルセッションの両方が完全に終了されていました。一方、Windows 8以降では、カーネルセッションは終了せず、そのまま休止状態として保存される仕組みに変わりました。

通常の休止状態データファイルはサイズが非常に大きくなりますが、この「カーネルのみ」を保存する方式(0 Hibernation)のデータファイルは格段に小さく済みます。その結果、ディスクへの書き込みにかかる時間も大幅に短縮され、起動時にこのファイルを読み込むことで、Windows 11/10/8の起動時間を大きく短縮できるのです。

Windows 11/10で高速スタートアップを有効・無効にする方法

高速スタートアップは、Windows 11/10/8では初期状態で有効になっています。設定を確認・変更するには、以下の手順に従ってください。

1. 電源オプションを開く

Win + Wキーを押して検索画面を開き、「Power(電源)」と入力してEnterキーを押すと、電源オプションが表示されます。別の方法として、通知領域(タスクトレイ)の電源アイコンをクリックし、「追加の電源オプション」を選択しても同じ画面を開けます。

電源オプションをクリックすると、次のようなウィンドウが開きます。

Windows 11/10の「高速スタートアップ」とは?有効・無効に切り替える方法を解説

2. 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック

ウィンドウ左側のペインにある「電源ボタンの動作を選択する」という項目をクリックします。

Windows 11/10の「高速スタートアップ」とは?有効・無効に切り替える方法を解説

ここで、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックボックスが、初期設定のままオンになっていることを確認できます。これこそが、Windows 8以降の起動速度が向上している理由の一つです。チェックを外せば無効化でき、チェックを入れれば再度有効化できます。

3. 注意点:再起動時には適用されない

重要なポイントとして、高速スタートアップの設定が作用するのはPCをシャットダウンした場合のみであり、再起動の際には適用されません。Windows 11/10を完全な状態から初期化して起動したい場合は、強制的に完全シャットダウンを実行する必要があります。

なお、「高速スタートアップを有効にする」項目がグレーアウトしていて変更できない場合は、まず「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックして管理者権限で設定を解放してください。

関連情報:前回の起動が高速スタートアップ・完全シャットダウン・休止状態のどれだったかを確認する方法もあります。トラブルシューティングの際に役立つので、あわせてチェックしておくとよいでしょう。

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