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Windows 11/10でWindowsエラー報告サービス(WER)を有効・無効にする方法

システムがクラッシュした際、ダンプファイル(.dmp)を利用すれば、問題の原因を簡単に分析できます。ダンプ解析を行うことで、エラーやクラッシュの解決につながります。Windowsエラー報告サービス(Windows Error Reporting:WER)はWindows Vistaから導入された機能で、ユーザーモードのダンプを収集する仕組みです。しかし、このサービスはWindows 11/10/8では既定で無効になっており、レジストリを操作することで有効化できます。

Windowsエラー報告サービスを有効にする

この記事では、Windowsレジストリを使ってWindowsエラー報告サービスを有効にし、エクスプローラー内のフォルダーにダンプファイルを簡単に収集できるようにする方法を紹介します。なお、.NETアプリケーションを含め、独自のカスタムクラッシュ報告機能を持つアプリケーションは、この機能の対象外となる点にご注意ください。

レジストリエディターでユーザーモードダンプを収集する

Windowsエラー報告機能は既定では無効になっているため、以下のレジストリ操作で有効化します。

1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「Regedt32.exe」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。

2. 次の場所へ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps

Windows 11/10でWindowsエラー報告サービス(WER)を有効・無効にする方法

3. この場所の右ペインで、WERを構成するためのさまざまな値を作成できます。作成できる主な値は以下のとおりです。

A] DumpFolder(作成方法:右クリック →「新規」→「展開可能な文字列値」)

Windows 11/10でWindowsエラー報告サービス(WER)を有効・無効にする方法

この文字列値は、クラッシュデータを収集するフォルダーの場所を指定します。作成した文字列値をダブルクリックすると、値のデータを編集できます。既定値は%LOCALAPPDATA%\CrashDumpsです。クラッシュ後に保存されたダンプファイルを確認するには、Windowsキー + Rを押し、「%LOCALAPPDATA%\CrashDumps」と入力してフォルダーを開いてください。

B] DumpCount(作成方法:右クリック →「新規」→「DWORD(32ビット)値」)

Windows 11/10でWindowsエラー報告サービス(WER)を有効・無効にする方法

このDWORD値は、手順Aで指定した場所に保存するダンプファイルの最大数を制御します。既定値は10です。ファイル数が10を超えると、最も古いファイルから順に削除され、新しいファイルがそのぶん保存されます。

C] DumpType(作成方法:右クリック →「新規」→「DWORD(32ビット)値」)

Windows 11/10でWindowsエラー報告サービス(WER)を有効・無効にする方法

このDWORD値では、必要に応じてダンプファイルの種類をカスタムダンプ、ミニダンプ、フルダンプから選択できます。それぞれ値のデータとして0、1、2を設定してください。

以上の手順で、システムクラッシュ時のダンプファイルを保存できるようになります。特定のアプリケーション向けにダンプファイルを保存したい場合は、LocalDumpsキーの下にサブキーを作成します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps

たとえば、Adobe PhotoshopのコンポーネントであるImageReadyのダンプファイルを保存したい場合は、サブキー名をImageReady.exeとします。サブキーの場所は次のようになります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps\ImageReady.exe

その後、手順3と同じ要領で、このサブキー専用に保存するデータの種類を構成できます。なお、サブキー(ImageReady.exe)の設定は、親キー(LocalDumps)の設定よりも優先される点に注意してください。

Windowsエラー報告サービスを無効にする

Windowsエラー報告サービスを無効にするには、作成したレジストリキーを削除するだけで完了です。

レジストリを操作する前には、必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。

この記事がお役に立てば幸いです!

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