EPSファイルとは?Windows 11/10でEPSファイルを表示・編集する方法を解説
本記事では、EPSファイルとは何か、そしてWindows 11/10パソコン上でEPSファイルを表示・編集する方法について詳しく解説します。EPSはEncapsulated PostScript(カプセル化ポストスクリプト)の略で、イラスト、デザイン、レイアウト、テキストなどのグラフィックコンテンツを格納できるベクター画像形式です。この形式はAdobe Systemsによって開発され、1992年にリリースされました。EPSは、グラフィックデザイナーが作品を保存する際に広く利用されている人気の画像形式です。
EPSは有名な画像ファイル形式ですが、JPGやPNGほどフリーソフトウェアからのサポートは充実していません。「Windows 11/10で無料でEPSファイルを表示・編集するにはどうすればいいのか?」とお悩みの方に向けて、本記事ではWindows 11/10でEPS画像を表示・編集できるさまざまなフリーソフトをご紹介します。
Windows 11/10でEPSファイルを開いて表示するには?
Windows 11/10では、無料のサードパーティ製ソフトウェアを使ってEPSファイルを表示できます。EPS画像の表示に特化した専用ソフトをお探しなら、EPS Viewerがおすすめです。このソフトは無料で、EPSファイルの表示を主目的として設計されています。公式サイトepsviewer.orgからダウンロード可能です。また、FreeViewerのEPS Viewerツールを使ってWindows 11/10上でEPSファイルを開くこともできます。その他、Windows 11/10でEPS画像を開いて表示できる無料ソフトには、以下のようなものがあります。
- GIMP
- IrfanView
- XnViewMP
- FastStone Image Viewer
など、その他の画像ビューアーでも対応可能です。
EPSファイルの編集に必要なソフトウェアとは?
次に、EPSファイルを編集したい場合はどうすればよいのでしょうか?実は、有料のAdobe Photoshopを使えばWindows 11/10でもEPSファイルを編集できます。しかし、これは有料プログラムです。そこで、無料でEPSファイルを編集したい方のために、本記事ではWindows 11/10で無料で使える複数のフリーソフトをご紹介します。それでは見ていきましょう!
Windows 11/10でEPSファイルを編集する方法
以下は、Windows 11/10パソコンでEPSファイルを表示・編集するための主な方法です。
- GIMPでEPSファイルを編集する
- Paint.NETに外部プラグインを導入してEPSファイルを表示・編集する
- XnView MPを使ってEPS画像を編集する
- IrfanViewを使ってEPS画像を編集する
それでは、それぞれの方法を詳しく解説していきます!
1] GIMPでEPSファイルを編集する
GIMPを使えば、Windows 11/10でEPSファイルの表示も編集も可能です。GIMPは非常に有名なグラフィックエディターで、グラフィックデザイナーの間で人気があります。完全無料かつオープンソースのソフトウェアです。GIMPではEPSファイルを読み込んで表示できるほか、EPS画像を編集して元の形式や他の画像形式で保存することもできます。さらに、新しいグラフィックをEPS形式で作成することも可能です。具体的な手順を見ていきましょう。
GIMPでEPSファイルを編集する手順:
Windows 11/10のGIMPでEPSファイルを編集する主な手順は以下の通りです。
- 公式サイトからGIMPをダウンロードし、パソコンにインストールします。
- GIMPを起動します。
- EPS画像を読み込みます。
- 各種編集ツールを使って画像を表示・加工します。
- 元の形式で保存するか、別の画像形式へエクスポートします。
それでは、上記の手順を詳しく見ていきましょう!
まず、GIMPをパソコンにインストールする必要があります。公式サイトからダウンロードしてインストールし、ソフトウェアを起動してください。
次に、「ファイル」メニューから「開く」機能を使ってEPSファイルを読み込みます。これにより、元のEPS画像を表示できます。GIMPはマルチタブインターフェースを採用しているため、複数のEPS画像を同時に開くことも可能です。

続いて、切り抜き、反転、回転、サイズ変更、透かし追加、テキスト追加、ペイントツールによるデザイン作成、カラープロファイルの編集、フィルターやエフェクトの適用、ぼかし、ノイズ追加など、利用可能なツールを使ってEPSファイルを編集します。文字に輪郭線を付けたり、ネオン効果を加えたりすることもでき、そのほかにも多彩な編集が行えます。

EPSファイルの編集が完了したら、「ファイル > 上書きエクスポート」オプションを使って、編集した画像を元のEPSファイルに保存できます。編集したEPS画像を別の画像形式に変換したい場合は、「ファイル > 名前を付けてエクスポート」オプションを使用しましょう。

GIMPは、本記事で紹介する他のフリーソフトと異なり、編集した画像を元のEPS形式のまま書き出せる点で優れたプログラムです。
2] Paint.NETに外部プラグインを導入してEPSファイルを表示・編集する

Paint.NETを使ってWindows 11/10でEPSファイルを編集することもできます。最初にお伝えしておきたいのは、Paint.NETはEPSファイル形式を標準ではサポートしていないという点です。そのため、EPS画像を読み込んで表示・編集するには、外部プラグインを使用する必要があります。ここでは、プラグインの概要と、Paint.NETでEPS画像を開いて表示・編集する手順をご紹介します。
Paint.NETでEPSファイルを開いて編集する手順:
Paint.NETでEPSファイルを編集する基本的な手順は以下の通りです。
- Paint.NETをダウンロードしてインストールします。
- Ghostscriptをダウンロードしてインストールします。
- PostScript FileType Pluginをダウンロードします。
- プラグインをPaint.NETに組み込みます。
- Paint.NETアプリケーションを起動します。
- EPSファイルを開きます。
- EPS画像を編集します。
- サポートされている形式で画像を保存します。
それでは、上記の手順を詳しく見ていきましょう!
まず、Windows 11/10にPaint.NETがインストールされていることを確認してください。また、Paint.NETでEPS画像を扱うには、Ghostscriptがパソコンにインストールされている必要があります。公式サイトからダウンロードできます。
次に、「PostScript」FileType Pluginと呼ばれるPaint.NET用プラグインをダウンロードします。このプラグインは、主にPaint.NETでEPS、PS、AIファイルを読み込んで表示・編集するために使用されます。
プラグインをダウンロードしたら、ZIPフォルダーを解凍します。解凍したフォルダーを開き、以下の操作を行ってください。
- ImPS,EPS,AI.Open.FileType.dllファイルとImPS,EPS,AI.Open.FileType.dlcファイルをコピーし、C:\Program Files\Paint.Net\FileTypesフォルダーに貼り付けます。
- OptionBasedLibrary v0.6.dlcファイルとOptionBasedLibrary v0.6.dllファイルをコピーし、C:\Program Files\Paint.Net\ フォルダーに貼り付けます。
その後、Paint.NETを起動し、「ファイル > 開く」オプションを使ってEPS画像を読み込みます。これで、EPS画像を表示できるようになります。
画像を編集するには、サイズ変更、回転、反転、色調整、ぼかし効果、アーティスティック効果、ノイズ効果、歪み効果など、利用可能な各種ツールを使用します。また、長方形、矢印、円、直線、ペン、ブラシ、塗りつぶし、テキストなどの描画ツールを使って、画像にデザインを加えることも可能です。
EPS画像の編集が完了したら、編集後の画像を保存します。ただし、EPS形式では出力できないため、PNG、BMP、JPG、GIF、TIFFなどの形式で保存する必要がある点にご注意ください。
Paint.NETを日常的に使用している方は、このシンプルなプラグインを導入するだけで、EPS画像の表示や編集ができるようになります。
3] XnView MPでEPS画像を読み込んで表示・編集する

XnView MPは、EPS画像ファイルの表示だけでなく編集にも使える無料の画像ビューアーソフトです。既存のEPSグラフィックを編集することができます。以下に、XnView MPでEPS画像を編集する手順を示します。
- XnView MPをダウンロードしてインストールします。
- ソフトウェアを起動します。
- 内蔵ファイルエクスプローラーでEPS画像を選択します。
- 必要に応じて画像を編集します。
- 編集した画像を別の形式で保存します。
XnView MPをダウンロードしてインストールし、パソコンで起動します。次に、内蔵のファイルエクスプローラーを使ってEPS画像を探し、編集したいEPS画像を選んでダブルクリックします。
画像は新しいタブで開かれ、そこで編集作業を行えます。切り抜き、サイズ変更、回転、色の補正、カラーカーブの調整などのツールを使って変更を加えることができます。また、描画(Draw)機能を使えば、テキスト、透かし、直線、長方形、円などをEPS画像に挿入することも可能です。
最終的な画像は、PS、EMF、JPG、PNG、BMP、GIF、ICOなど、さまざまな形式で保存できます。ただし、EPS形式での出力には対応していないため、編集したEPSファイルを元の形式のまま保存することはできません。
4] IrfanViewでEPS画像を編集する

EPS画像の表示・編集のもう一つの選択肢がIrfanViewです。これは画像ビューアー兼エディターソフトで、EPS形式にも対応しています。EPS画像を開いて表示し、そのまま編集することができます。ただし、編集後の画像はEPS形式では保存できません。代わりに、PNG、JPG、GIF、BMP、TIFF、PDFなどの形式で保存することが可能です。
IrfanViewの編集機能には「画像」メニューからアクセスできます。便利な画像編集オプションが多数用意されており、左回転・右回転、サイズ変更、テキスト追加、枠線・フレーム追加、六角形・星・ハートの挿入、グレースケール変換、自動色調整、カラーコレクション、シャープ化、赤目除去、各種エフェクトなどが含まれます。これらの機能を活用して、IrfanViewでEPS画像を思いどおりに編集できます。
EPS画像の編集が完了したら、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」をクリックし、希望の出力形式を選択して保存します。
以上、Windows 11/10でEPSファイルを表示・編集する方法のご紹介でした!
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