Windows PowerShellでファイルとフォルダーを削除する方法|基本コマンドから応用テクニックまで
パソコン上のファイルやフォルダーがどうしても削除できないときは、Windows PowerShellを活用すると便利です。PowerShellを使えば、通常の操作では消せないファイルを強制削除したり、フォルダー内のすべての項目を一括で取り除いたりできます。コマンドプロンプトでの削除方法は別記事で紹介しましたが、本記事ではPowerShellを使ったファイル・フォルダーの削除方法を具体例付きで詳しく解説します。
PowerShellでファイルとフォルダーを削除する手順
Windows PowerShellでファイルやフォルダーを削除するには、以下の3ステップに従います。
- Windows PowerShellを開く
- 対象のフォルダーやファイルの場所(パス)を確認する
- Remove-Itemコマンドを実行する
以下、それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
単一のファイルを削除する
まず、PowerShellを起動します。Win+Xキーを押してメニューから「Windows PowerShell」を選択するか、タスクバーの検索ボックスで「PowerShell」と入力して起動してください。続いて、次のコマンドを入力します。
Remove-item ファイルパス
これがコマンドの基本形です。例として、デスクトップ上の「TWC」フォルダー内にある「TWC.png」というファイルを削除する場合は、次のように入力します。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC\TWC.png
コマンドには必ず拡張子(.pngなど)まで含めてください。拡張子がないとコマンドが正しく認識されず、意図した通りに削除が実行されません。
関連記事: Windowsで指定日数より古いファイルを一括削除する方法
単一のフォルダーを削除する
フォルダーを削除する場合も、基本的なコマンド形式は同じです。
Remove-Item フォルダーパス
たとえば、デスクトップにある「TWC」フォルダーを削除したい場合は、次のコマンドを実行します。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC
フォルダーが空であれば即座に削除されます。ただし、フォルダー内にファイルが残っている場合は確認メッセージが表示されるので、「Y」を入力してEnterキーを押すことで削除が実行されます。
複数のファイルを一度に削除する
複数のファイルをまとめて削除する場合は、ファイルパスをカンマで区切って指定します。コマンドの形はほぼ同じですが、ここが大きなポイントです。
Remove-item ファイルパス1, ファイルパス2, ファイルパス3
例えば、デスクトップに「TWC.png」があり、ダウンロードフォルダーに「TWC1.txt」がある場合、次のコマンドで両方を同時に削除できます。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC.png, C:\Users\user-name\Downloads\TWC1.txt
複数のフォルダーを一度に削除する
複数のフォルダーを削除する場合も、ファイルと同様にカンマでパスを区切るだけです。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC, C:\Users\user-name\Downloads\TWC1
このコマンドを実行すると、デスクトップの「TWC」フォルダーとダウンロードフォルダーの「TWC1」フォルダーが同時に削除されます。
注意: これらのコマンドで削除したファイルやフォルダーは完全に消去され、ごみ箱には残りません。元に戻すことはできないため、実行前に内容をよく確認してください。
フォルダーの中身を確認する方法
フォルダーが開けない場合でも、中身の項目を把握したいときは次のコマンドを使用します。
Get-ChildItem フォルダーパス
デスクトップに「TWC」フォルダーがある場合、次のコマンドですべての内容を一覧表示できます。
Get-ChildItem C:\Users\user-name\Desktop\TWC
デフォルトでは、モード(Mode)、最終書き込み時刻(LastWriteTime)、サイズ(Length)、名前(Name)が表示されます。ここでファイル名を確認しておけば、誤って別の項目を削除するリスクを防げます。
作成日時と最終更新日時を確認する
ファイルの作成日時や更新日時を調べたい場合は、次のコマンドが便利です。
Get-ChildItem C:\Users\user-name\Desktop\TWC | Select-Object FullName, LastWriteTime, CreationTime
実行すると、すべてのファイル名と詳細情報が3つの列に分かれて表示されます。
-forceパラメーターで強制削除する
フォルダー内に読み取り専用ファイルや隠しファイルが含まれている場合、通常のコマンドではエラーが表示されて削除できません。このようなケースでは、-forceパラメーターを使用します。
例えば、デスクトップの「TWC」フォルダーに隠しファイルや読み取り専用ファイルがある場合は、次のコマンドを実行します。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC -force
読み取り専用ファイルの個別削除にも同じコマンドが使えます。いずれの場合も確認メッセージが表示されるので、「Y」を入力してEnterキーを押してください。
確認メッセージなしで削除する
冒頭で紹介した基本コマンドでは、削除前に確認メッセージが表示されます。この確認を省略したい場合は、-recurseパラメーターを付けます。
Remove-item C:\Users\user-name\Desktop\TWC -recurse
このコマンドを実行すると、確認を求められることなく、ファイルやフォルダーが完全に削除されます。
特定のファイルタイプを除外して削除する
TXT、PNG、DOCX、PDFなど複数の種類のファイルが混在するフォルダーから、TXTファイルだけを残して他をすべて削除したい場合は、-excludeパラメーターを使用します。
Remove-Item -path C:\Users\user-name\Desktop\TWC* -exclude *.txt
お察しのとおり、このコマンドは.txtファイルを除外し、それ以外のファイルを削除します。なお、この場合も確認メッセージが表示されるため、直接削除したい場合は前述の-recurseパラメーターを組み合わせてください。
これらのコマンドを活用すれば、PowerShellでのファイル・フォルダー管理が格段に効率化するはずです。
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