Windows 10でWebブラウジングを高速化する4つの設定テクニック
インターネットの速度は、パソコンにとって最も重要な要素のひとつです。Chrome OSのように、ほぼ完全にネット接続に依存するOSも登場しています。Windows 10はそこまでではありませんが、OS側の設定を見直すことで、Webブラウジングの速度と快適さを大きく向上させることができます。この記事では、Windows 10の機能を使ってブラウジングを高速化する方法を紹介します。
1. Windows 10のP2P「配信の最適化」をオフにする
意外と知られていないのですが、Windows 10には少し驚きの機能が搭載されています。デフォルトで有効になっている場合があるこのオプションは、あなたのPCをMicrosoftが管理するP2Pネットワークに参加させ、インストール済みのWindowsアップデートを他のPCへ配信するものです。自宅ネットワーク内での更新高速化に役立つ一方、インターネット上の見知らぬユーザーにもデータを提供してしまう可能性があります。
ローカルネットワーク内であれば、あるPCでダウンロードしたWindowsアップデートの一部を別のPCに渡すことで帯域を節約できます。しかし問題は、同じ仕組みがインターネット上の他のWindowsユーザーにも適用される場合があること。他人のアップデート速度を助ける代わりに、自分の回線帯域を消費してしまうのです。
そのため、この設定はオフにしておくのがおすすめです。

「設定」→「更新とセキュリティ」→「詳細オプション」→「配信の最適化」と進みます。「他の PC からのダウンロードを許可する」のトグルをオフにするか、オンのままにする場合は「ローカル ネットワーク上の PC」を選択してください。
2. Windows自動チューニングを無効化・有効化してみる
Windowsの自動チューニング(Auto-Tuning)は、TCPベースのアプリケーションがインターネットと通信する際のバッファサイズや遅延を動的に調整する機能です。この機能については、ユーザーによって効果の評価が大きく分かれています。
Microsoftは無効化すると通信速度が低下すると説明していますが、古いハードウェアや不安定な回線を使っているユーザーの間では、無効化することで速度が改善したという報告もあります。逆に、高性能マシンのユーザーからは、有効化した方が速度が大幅に向上したという声も寄せられています。つまり、環境によって最適解が異なるのです。
以下の手順で、自動チューニングの状態確認と切り替えができます。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き(スタートメニューのコマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択)、次のコマンドを入力します。
netsh interface tcp show global
下の画像のハイライト部分の表示を確認してください。
「normal」と表示されていて無効化したい場合は、次のコマンドを実行します。
netsh int tcp set global autotuninglevel=disabled
逆に、自動チューニングが無効になっていて有効化したい場合は、次のコマンドを入力します。
netsh int tcp set global autotuninglevel=normal

設定後、スピードテストを実行して変化を確認しましょう。速度が上がれば成功です。もし逆に遅くなった場合は、元のコマンドを実行して元に戻せばOKです。
3. リソースモニターで帯域を占有するプロセスをチェック
これは見落とされがちですが、非常に有効な方法です。Windows 10では、CPUやメモリ、そしてネットワーク帯域をどのプロセスやアプリが多く消費しているのかを簡単に確認できます。これらを確認できるのが「リソースモニター」です。
リソースモニターを開くには、Win + Rキーを押し、ボックスにresmonと入力します。リソースモニターが開いたら、「ネットワーク」タブをクリックすると、どのプロセスが多くの帯域を使用しているかが一目でわかります。

例えば上のリストでは、ゲームプラットフォームのOriginが大量の帯域を消費していることがわかります(Windows起動時に毎回立ち上がる設定になっていたことに気づきませんでした)。帯域を消耗しているプロセスは、チェックボックスにチェックを入れ、右クリックして「プロセスの終了」を選択すれば終了できます。
4. バックグラウンドアプリとプロセスをオフにする
バックグラウンドで動作するアプリといえば、Microsoft Storeからダウンロードしたアプリや、システムにプリインストールされている多数のWindowsアプリが最大の犯人です。デフォルトでは、これらのアプリは更新情報を受け取れるよう、常にインターネット通信を待ち受けることが許可されています。
プリインストールアプリのアンインストール方法もありますが、より手軽な対策は、バックグラウンドでの動作を停止させることです。「設定」→「プライバシー」と進み、左側のペインで「バックグラウンド アプリ」を選択します。

ここには、バックグラウンドで動作しているアプリの一覧が表示されます(20個以上並んでいることも珍しくありません)。不要なアプリをすべてオフに切り替えることで、帯域への負荷を軽減し、ブラウジング速度を改善できます。
まとめ
以上が、Windows 10でWebブラウジング(そしてインターネット全体の速度)を高速化するためのちょっとしたテクニックです。また、ブラウザ単体でもパフォーマンスを改善できる設定があります。詳しくは、便利なChromeのフラグ一覧やFirefoxのabout:config設定まとめもあわせてチェックしてみてください。
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