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Windows 10でHDRを有効にする方法|必要な環境と設定手順をわかりやすく解説

Windows 10でHDRを有効にする方法|必要な環境と設定手順をわかりやすく解説

HDR(ハイダイナミックレンジ)は、主要なテレビメーカーの製品に搭載されてから早3年近くが経ちますが、PCモニターへの普及はごく最近のことです。その理由は、2018年5月までWindows自体がHDR表示技術に対応していなかったためです。しかし現在では、ユーザーはHDRがもたらすあらゆるメリットを活用でき、色の深さや表現の正確さが大幅に向上した映像を自分の目で確かめられるようになりました。

まずはHDR対応環境を確認しよう

本記事のスクリーンショットや資料を集める過程で判明したのですが、WindowsはHDRコンテンツを表示できるデバイスについてかなり厳しい条件を設けています。筆者の場合、PCをHDR対応のSamsung QF7テレビに接続していましたが、ディスプレイまでの距離を稼ぐために約6mのHDMI 1.4ケーブルを使用していました。HDRはDisplayPort 1.4またはHDMI 2.0a以降のケーブルでのみ機能するため、この環境ではHDRのオプションが表示されなかったのです。

Windows 10で外部ディスプレイにHDRコンテンツを表示するために満たすべき要件は、以下の通りです。

  • HDRディスプレイまたはテレビは、HDR10に対応し、かつDisplayPort 1.4またはHDMI 2.0以上をサポートしている必要があります。VESAの「DisplayHDR」認証を受けたディスプレイを選ぶことをおすすめします。
  • Windows 10 PCには、PlayReady 3.0ハードウェアデジタル著作権管理(保護されたHDRコンテンツ用)に対応したグラフィックカードが必要です。具体的には、NVIDIA GeForce 1000シリーズ以降、AMD Radeon RX 400シリーズ以降、Intel UHD Graphics 600シリーズ以降のいずれかに該当します。HDR動画コーデック向けに、ハードウェアアクセラレーションによる10bit動画デコードに対応したグラフィックカードを選ぶのが理想的です。
  • Windows 10 PCには、10bit動画デコードに必要なコーデック(HEVCやVP9など)がインストールされている必要があります。
  • 最新のWDDM 2.4ドライバーをWindows 10 PCにインストールしておくことをおすすめします。最新ドライバーは「設定」内のWindows Updateから入手するか、PCメーカーの公式サイトで確認してください。

Windows 10でHDRを有効にする手順

PC・ディスプレイ・接続ケーブルがすべての要件を満たしており、2017年末にリリースされたFall Creators Update以降へアップデート済みであれば、準備は完了です。それでは、Windows 10でHDRを有効にしてみましょう。まずはスタートメニューを開き、「設定」アプリを起動します。

Windows 10でHDRを有効にする方法|必要な環境と設定手順をわかりやすく解説

次に「システム」内の「ディスプレイ」をクリックすると、「ナイトライト」オプションの下に「HDRとWCG」というトグルスイッチが表示されます。

Windows 10でHDRを有効にする方法|必要な環境と設定手順をわかりやすく解説

このスイッチをオンにすると、ディスプレイでHDRが有効になります。ただし注意点として、HDR非対応のコンテンツは色が大きく白けたように見えてしまいます。これは、WindowsがHDRコンテンツに合わせてシステム全体のカラープロファイルを自動的に調整するためです。その結果、メールやWebブラウジングなど、HDR向けに最適化されていない通常のコンテンツは、灰色がかって普段より暗く表示されてしまいます。

この問題を改善したい場合は、先ほどのトグルスイッチの下にある「HDRとWCGの設定」というリンクをクリックしてください。

Windows 10でHDRを有効にする方法|必要な環境と設定手順をわかりやすく解説

ここでは「SDRコンテンツの外観」スライダーを使って、HDR非対応の画像や動画の明るさや色味を調整できます。とはいえ、これである程度改善されるものの、HDRを有効にしたまま非HDRコンテンツの色を完璧に再現するのは難しいのが実情です。

この問題を根本的に回避するには、HDRコンテンツの視聴やネイティブでHDRカラーガマットに対応したゲームをプレイする際だけHDRスイッチをオンにし、通常の作業に戻ったらオフに切り替える運用をおすすめします。

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