Windows 10のコマンドプロンプトにカスタムフォントを追加する方法
Windowsのコマンドプロンプトは、カスタマイズの自由度がかなり低いことで知られています。文字色の変更や透明度の調整といった簡単な設定は可能ですが、それ以上のことはほとんどできません。特にフォントの選択肢は狭く、Windowsのバージョンによっては2〜5種類程度しか用意されていません。
しかし実は、レジストリを少し編集するだけで、コマンドプロンプトにお気に入りのカスタムフォントを追加できます。この記事では、その具体的な手順をわかりやすく解説します。
始める前に知っておくべきこと
まず押さえておきたい重要なポイントがあります。コマンドプロンプトに追加できるのは「等幅(モノスペース)フォント」だけです。等幅フォント以外を追加しようとしても、コマンドプロンプトはそれを認識せず、フォント一覧にも表示されません。
また、お気に入りの等幅フォントをまだ持っていない場合は、Google Fonts、Font Squirrel、DaFontなどのWebサイトで、無料で使える多彩な等幅フォントをダウンロードできます。プログラミング向けの人気フォントとしては「Inconsolata」「Fira Mono」「Ubuntu Mono」「Source Code Pro」などがおすすめです。
フォントが見つかったら、ダウンロードしたファイルを右クリックして「インストール」を選択し、システムにフォントを追加しておきましょう。
コマンドプロンプトにカスタムフォントを追加する手順
残念ながら、コマンドプロンプトの設定画面からフォントを追加することはできません。ここではレジストリエディタを使って手動で追加します。操作前にレジストリのバックアップを取っておくと安心です。
1. レジストリエディタを開く
スタートメニューの検索ボックスに regedit と入力し、レジストリエディタを起動します。次のキーへ移動してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFont
2. 既存のフォント一覧を確認する
右側のパネルには、ConsolasやLucida Consoleなど、現在コマンドプロンプトで利用可能なフォントが一覧表示されています。各エントリには「0」「00」といった一意の名前が付けられています。
3. 新しい文字列値を作成する
右側パネルの空いている部分を右クリックし、「新規」→「文字列値」を選択します。新しい値の名前は「01」と入力してEnterキーを押しましょう。すでに「01」が存在する場合は「02」のように、既存の値と重複しない番号を指定してください。

4. フォント名を入力する
作成した値をダブルクリックし、「値のデータ」欄にフォント名を入力します。このとき、大文字・小文字やスペースも含めて、実際のフォント名と完全に一致させる必要があります。たとえば「Inconsolata」というフォントを追加するなら、そのまま「Inconsolata」と入力します。入力できたら「OK」をクリックして保存しましょう。

5. コマンドプロンプトのプロパティを開く
コマンドプロンプトを起動し、タイトルバーを右クリックして「プロパティ」を選択します。

6. 追加したフォントを選択する
プロパティウィンドウの「フォント」タブを開くと、先ほど追加したフォントが一覧に表示されているはずです。フォントを選択して「OK」をクリックすると、変更が適用されます。サイズを数通り試してみると、コマンドプロンプトでの見栄えが大きく変わるので、好みのサイズを見つけるのがおすすめです。

フォントが表示されないときの対処法
フォント一覧に追加したフォントが現れない場合は、まずPCを再起動してみてください。それでも表示されない場合は、そのフォントが等幅フォントではないか、あるいは等幅フォントであってもコマンドプロンプトが対応していない可能性があります。
複数のフォントを追加する例
参考までに、筆者はさらに「Fira Mono」と「Ubuntu Mono」の2つのフォントを追加してみました。レジストリでは以下のように、文字列値の名前を「02」「03」として登録しています。

個人的には、Fira Monoがコマンドプロンプトで最も見栄えが良いと感じました。

さまざまな等幅フォントを試して、自分の作業スタイルに合ったものを見つけてください。開発作業やコマンドライン作業がぐっと快適になるはずです。
この方法でフォントを追加してみた感想や体験談があれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。
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