WindowsのRDPリモートアクセスは危険?知っておくべきセキュリティリスクと対策

Windowsのリモートデスクトッププロトコル(RDP)を使えば、数千キロ離れたシステムに、まるで目の前で操作しているかのようにアクセスできます。リモートサーバーを運用している方や、出張先から自宅やオフィスのメインPCに接続したいビジネスパーソンにとって、この機能は非常に便利です。
しかし、快適で手軽な操作性を持つRDPですが、特別な事情がない限り使用は避けるべきかもしれません。そもそもインターネット上で自分のコンピュータを使用するだけでも一定のリスクがありますが、別のマシンへのリモート接続は、起こりうるトラブルのリストをさらに長くしてしまうのです。
ヒューマンエラーが深刻な問題を引き起こす

イーサネットでルーターに接続されたコンピュータでRDPを使用している場合、Windowsリモートデスクトップの脆弱性を突かれるトラブルにすぐ遭遇することはないでしょう。ハッカーがあなた一人を狙って、未発見の新規エクスプロイトを使って攻撃してくる可能性は低いからです。通常、攻撃者はそのような手間をかけません。しかし、リモート接続を行う前に悪意あるマルウェアがコンピュータに侵入していた場合、自分自身と接続先のシステムの両方を危険にさらすことになります。
たとえ厳重に管理された安全な環境であっても、管理者権限での実行を許可されたマルウェアは、RDP使用時に甚大な被害をもたらす可能性があります。優秀なITプロフェッショナルでもミスを犯すことはあります。高度に統制された企業環境で働いていても、このリスクから完全に免れる方法は存在しないのです。
ハッカーはコードを注入できる

RDP向けのセキュリティ更新プログラムを確認してみてください。OSのWindows Updateから確認でき、インストールされる多数のアップデートの中に、リモートデスクトップ用のパッチが定期的に含まれています。
ここで注目したいのは、多くの企業がエクスプロイトがハッカーによって初めて悪用されてからパッチを提供するまでに100〜120日程度かかるという事実です。つまり、平均して1年の3分の1以上もの間、ソフトウェアの脆弱性が放置されたままになっていることになります。
さらに、OSへのパッチ適用には複雑な調整が必要となるため、Microsoftがリモート通信に任意のコードを注入される脆弱性の修正に時間を要するケースもあります。
実際に2017年11月15日には、手間を惜しむハッカーたちが総当たり(ブルートフォース)攻撃でコンピュータに不正侵入し、RDP経由でランサムウェアを実行するという脆弱性が発見されました。最も効率的な攻撃手法ではありませんが、被害者にとっては壊滅的な影響をもたらします。
これらの問題への対策
まず明確にしておきたいのは、何らかのリモート管理ツールの使用が絶対的に必要な状況は確かに存在するという点です。しかし、それ以外の場合でシステムのセキュリティを重視するなら、この種のソフトウェアの使用は避けるべきです。
どうしても別のコンピュータのデスクトップ環境にリモート接続する必要がある場合は、必ずVPN経由で行いましょう。そうしなければ、事実上公然と通信しているようなもので、あらゆる危険にさらされます。暗号化されていない接続では、マルウェアが外部の攻撃者へ情報を送信する「コールホーム」を許し、ハッカーにシステム侵入の隙を与えてしまいます。
ただし、VPNを使用しても潜在的な攻撃に対して完全に無敵になるわけではない点に注意してください。問題が発生するリスクを最小限に抑えるためにも、RDPの使用はできる限り制限することが重要です。
皆さんはRDP接続を保護するために、他にどのような対策を講じていますか?ぜひコメント欄で教えてください!
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