Office 2007・2010・2013で編集時間カウンターを無効化/有効化する方法

Officeの新バージョンが登場するたびに新しい機能が追加されますが、そのすべてが好評というわけではありません。Office 2007以降、Microsoftは「編集時間」カウンターを以前のバージョンよりも目立つ形で表示するようになりました。小さな変更ではありますが、このカウンターはバックグラウンドで常時動作しているため、作業と同時に調査などを行っている場合、正確な値にならないことがあります。その結果、わずか数百語しか含まない文書に数千分もの編集時間が記録されるといった、大きく膨れ上がった数値が表示されることもあります。この変更を好まないユーザーも少なくありませんが、無効化の手順はやや複雑です。設定画面にはカウンターをオフにするチェックボックスやオプションが用意されていないためです。
なお、ドイツではプライバシー保護などの観点から、この機能はデフォルトで無効になっています。以下の手順を実行すれば、ドイツをはじめ、プライバシーへの配慮や法令により機能が無効化されている国でも、この機能を有効化することが可能です。
編集時間カウンターを無効化する手順
1. 起動中のすべてのOfficeウィンドウを閉じます。
2. 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します(UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示された場合は許可してください)。

3. 左側のツリーメニューを辿り、次のパスへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\General
「15.0」の部分はOfficeのバージョンによって異なります。Office 2013は15.0、Office 2010は14.0、Office 2007は13.0に該当します。ただし、手順自体はどのバージョンでも同じです。

4. 右側の空白部分を右クリックし、新しい32ビットDWORD値を作成します。名前は「NoTrack」としてください(上の画像を参照)。

5. 作成した「NoTrack」を右クリックし、「修正」を選択します。

6. カウンターを無効化したい場合は値を「1」に、有効化したい場合は「0」に設定します。基数は16進数のまま変更する必要はありません。

7. ドキュメントを開き、「ファイル」ボタンから編集時間を確認します。設定内容に応じて、時間が0のまま固定されるか、通常どおり増加していきます。
パソコンの再起動は必須ではありませんが、Windowsレジストリを直接編集したため、念のため再起動したい方もいるかもしれません。なお、現時点ではドキュメントを右クリックして「プロパティ」→「詳細」タブを開くと、以前の編集時間が引き続き表示されます。文書を編集して保存すると(スペースを1つ追加して削除するだけでも可)、編集時間は00:00:00にリセットされます。

「NoTrack」エントリーを削除する方法
タイマーを有効化した場合でも無効化した場合でも、後から変更を元に戻す必要が生じることがあります。その際は以下の手順に従ってください。
1. 先ほどと同じ「ファイル名を指定して実行」から「regedit」を開きます。
2. フォルダーツリーを辿り、お使いのOfficeバージョン配下にある「Common\General」フォルダーを見つけます。
3. 「NoTrack」を右クリックし、「削除」を選択します。
4. 警告ウィンドウで「はい」をクリックして削除を確定します。このエントリーを作成する前はシステムが正常に動作していたため、削除しても安定性への影響は一切ありません。

編集時間カウンターはOfficeの主要機能ではありませんが、最新バージョンではより目立つ存在になっています。それを良いと捉えるかどうかは人それぞれですが、この比較的シンプルなレジストリ編集を行えば、ソフトウェアを自分の好みに合わせて柔軟に調整できます。
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