EasyBCDでブートローダーを復元・修復する方法【Windows】
新しいOSを、すでにインストールされている旧OSとデュアルブートさせる目的で導入すると、ブートローダーの問題に直面することがあります。ブートローダーとは、コンピューターにどのOSがインストールされているかを認識し、複数のOSが検出された場合には選択画面を表示するための「低レベル」のソフトウェアです。問題が発生するのは、ブートローダーが本来の役割を果たさず、旧OS(または新OS)の一方だけを検出して、もう一方を認識しないケースです。EasyBCDを使えば、MSConfigで作業するよりもはるかに簡単にこの問題を解決できます。
EasyBCDでできること
EasyBCDは、ブートローダーの書き換えや新規インストールを支援する、非常に直感的なアプリケーションです。これにより、コンピューターにインストール済みのすべてのOSを含めた形で、ブート環境をゼロから再構築できます。MSConfigで「boot.ini」ファイルを手動で編集する場合と比べ、特に初心者にとって時間のかかる作業を大幅に簡略化できるのが魅力です。さらに、EasyBCDはブートローダーの設定を最初から作り直すだけでなく、現在の設定をバックアップすることも可能です。
EasyBCDの使い方
EasyBCDという名前の由来は、その名の通り「簡単(Easy)」に使えるからです。操作は非常に直感的で、コンピューターの知識が少ない人でも扱えます。まずは、ブートローダーのバックアップと修復ダイアログを見てみましょう。

ただし、これは「すべてを修復する」万能ソリューションではない点に注意してください。ハードディスクに書き込まれたマスターブートレコード(MBR)そのものを修復するわけではありません。とはいえ、EasyBCDはブートローダーを完全にリセットして再作成・修復できるほか、このダイアログからWindowsの起動に使用するドライブを切り替えることも可能です。「Perform Action(アクションを実行)」をクリックすれば、指示した内容をすべてクリーンかつ効率的に処理してくれます。また、この画面からブートローダーの設定をバックアップしたり、問題が発生した際にバックアップから復元したりすることもできます。
経験豊富なユーザー向けに、高度なオプションも用意されています。EasyBCDでは、MSConfigと同じようにブートメニューを手動で編集することも可能です。
Windows 7/Vistaのインストール後に問題が発生した場合は、「Bootloader Setup/BCD Deployment」画面からブートローダーを再インストールできます。

同様に、Windows XPで問題が起きている場合は、XPのブートローダーをインストールすることもできます。なお、この操作はマスターブートレコード(MBR)への書き込みを行います。MBRとは、コンピューターに何がインストールされているかを伝えるために予約された、ハードディスク上の特別な領域です。
EasyBCDについて知っておくべきことは、基本的にこれで全部です。ブートローダーの復元作業に行き詰まっていて、WindowsのDVD/CDを使うスキルがない、あるいはインストールメディアが手元にないというユーザーにとって、これは非常に心強いツールです。残念ながら、EasyBCDを使用するにはOSが起動できる状態である必要がありますが、単純なブート設定のトラブルであれば、通常はOSが起動できるケースがほとんどです。
質問・コメントはこちら
ぜひ下のコメント欄であなたの意見や体験談を聞かせてください。いつでもお手伝いします!
EasyBCDはこちらのリンクからダウンロードできます。なお、無料版の利用には登録が必要です。
-
PCがUEFIとBIOSのどちらを使用しているか確認する2つの方法
Windowsを長年使っている方なら、UEFIという言葉を目にしたことがあるかもしれません。UEFI(Unified Extensible Firmware Interface、統一拡張ファームウェアインターフェース)は、ハードウェアの初期化やOSの読み込み・起動を担う、いわばBIOSの後継規格です。もともとはIntelが「Intel Boot Initiative」として開発したもので、後にEFIへと改名されました。 その後、EFIはUnified EFI Forum(UEFIフォーラム)に引き継がれ、現在のUEFIとなりました。UEFIにはブートマネージャーが組み込まれているため、別途ブー
-
Time MachineでMacをバックアップ・復元する方法を徹底解説
大切な写真やデータのバックアップはきちんと取っていますか?思い出を残すために大量の写真を撮る人は多いものの、バックアップをしていなければ、いつデータを失ってもおかしくありません。Macのバックアップを定期的に取っておけば、システムの不具合、ハードドライブの故障、ファイルの破損、ウイルス感染、マシンのクラッシュなど、どんなトラブルが起きても大切な思い出を守ることができます。そこで活躍するのが、Apple純正のバックアップツール「Time Machine」です。自動でバックアップを行えるうえ、操作も非常にシンプル。バックアップしたくないファイルを除外できる柔軟性も魅力です。また、ハードドライブ全体