Angry IP Scannerの使い方|ポートとIPアドレスをスキャンしてネットワークを調査する方法
簡単に言えば、Angry IP Scannerはクロスプラットフォーム対応のポート・IPスキャナーツールです。例えば、ネットワーク上のデバイスのIPアドレスをうっかり忘れてしまったときや、パソコン上で動作しているサービスのトラブルシューティングを行いたいとき、あるいは「自分のネットワークに他に何が接続されているのか知りたい」というときなどに、大幅な時間の節約になります。
まず最初に、配布ページから自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしましょう。このアプリケーションはJavaで開発されているため、クロスプラットフォームに対応しており、Windows、Mac、Linuxのいずれでも動作します。なお、本ガイドはWindows向けに執筆されていますが、ここで説明する内容は他のOS版にもそのまま当てはまります。また、Windows版を使用する場合はJavaがインストールされている必要がある点にご注意ください(Mac版はそのまま起動でき、Linux版では別途いくつかの依存パッケージが必要です)。
初回起動時には、スキャン速度を向上させるために特定のWindowsバージョンの制限を回避する方法について案内が表示されることがあります。ただし、Vista SP2より前のバージョンのWindowsを使用しているのでなければ、接続数に関する制限はすでに撤廃されているため、特に気にする必要はありません。

この初期ウィンドウの後には、基本的な用語やプログラム自体の仕組みを説明する短いステップ一覧が表示されます。
基本的なサブネットスキャン
ローカルネットワークにどのデバイスが接続されているかを確認したい場面を想定してみましょう。デフォルトで入力されているIPアドレスは、自分のPCのものです。サブネット全体をスキャンするには、1つ目のIP範囲の末尾の数字を「1」に、2つ目のIP範囲の末尾の数字を「255」に変更して、「Start」ボタンをクリックします。すると、以下のような結果リストが表示されます。

応答のあったIPアドレスは青いアイコンで表示され、ping応答時間やホスト名などの詳細情報も併せて確認できます。
ポートスキャン
特定の範囲内のポート、または特定のIPアドレスに対してポートスキャンを行いたい場合も、Angry IP Scannerなら簡単に実行できます。下の画像のように、最初の行の右端にある小さなツールアイコンをクリックしてください。

次に「Ports」タブを選択し、下部のテキストボックスにスキャンしたいポート範囲を入力します。例えば、10番から100番までのポートをスキャンしたい場合は、「10-100」と入力するだけです。

「OK」をクリックしたら「Start」を押します。スキャンが実行され、開いているポートが以下の画像のようにポート列に表示されます。なお、この機能は単一のIPアドレスに限定されず、IPアドレスの範囲全体に対してポートスキャンを実行することも可能です。ネットワークのセキュリティホールをチェックしたい場合に非常に強力な機能といえるでしょう。

その他の便利な機能
Angry IP Scannerには、ほかにも便利な機能が多数搭載されています。例えば、ホスト名からIPアドレスを逆引きする機能です。ホスト名(ローカルのワークグループ内のホスト名でも、ドメイン名でも可)を入力し、その横にある小さな「IP」ボタンをクリックすると、上のボックスに対応するIPアドレスが表示されます。

また、「Scan」メニューから「Export all」(または「Export selection」)を選択すれば、スキャン結果をファイルとしてエクスポートすることも可能です。さらに、下のスクリーンショットのように「Commands」メニューからは、pingやtracerouteなど、Windowsの各種組み込みツールを直接起動できます。本記事では紹介しきれなかった高度な機能もいくつか存在しますが、詳細については充実したドキュメントを掲載している公式サイトが参考になるでしょう。

まとめ
以上のように、Angry IP Scannerは家庭やオフィスでネットワークを運用している方にとって、さまざまな場面で時間を節約できる非常に有用なユーティリティツールです。無料で利用でき、操作もシンプルなので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
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