Windows 11で「DLLファイルが見つかりません」エラーを解決する6つの対処法
Windows 11でプログラムやアプリを実行・起動しようとした際に、「.dllファイルが見つかりません(missing)」というエラーメッセージが表示されて困っていませんか?
まず安心してください。この問題に悩まされているのはあなただけではありません。多くのユーザーが同じエラーに遭遇していますし、実際にはどのDLLファイルが欠落しているのかさえ分からないという方も少なくありません。
Windows 11は、複数のタスクを一つの画面で同時にこなせる生産性向上機能を多数搭載しており、オフィスワーカーの作業効率を大きく高めてくれます。また、新しいMicrosoft StoreではAndroidアプリにもアクセス可能になり、PC上でAndroidアプリを利用できるようになりました。設定画面もWindows 10とよく似ているため、Windows 10に慣れている方なら、エラーの修正も比較的スムーズに行えるでしょう。
それでは本題のWindows 11におけるDLLファイル欠落エラーについて、実践的な解決策を順番にご紹介していきます。
DLLファイルとは何か?
DLLとはDynamic Link Library(ダイナミックリンクライブラリ)の略で、1つまたは複数のプログラムの動作に必要なファイルです。プログラムが起動するたびにDLLファイルが使用されます。
ここで注意したいのは、別のプログラムも同じDLLファイルを使用している場合、そのプログラムがDLLファイルに変更を加えたり、最悪の場合DLLファイルを削除してしまう可能性があるという点です。
WindowsでDLLファイル欠落エラーを修正する主な方法
以下の方法を試すことで、DLLファイルが見つからないエラーを解決できる可能性があります。
- ごみ箱から欠落したDLLファイルを復元する
- Windows 11 OSを最新版にアップデートする
- デバイスドライバーを更新する
- エラーが発生しているプログラムを再インストールする
- アンチウイルスソフトでクイックスキャンを実行する
解決策1:DirectXの最新バージョンをインストールする
多くのゲームは、グラフィックやマルチメディア機能を強化するためにDirectXを必要とします。中にはDirectXがないと動作しないゲームもあります。
Windows 11のDLLファイル欠落エラーを解消するには、最新バージョンのDirectXをインストールしましょう。手順は以下の通りです。
- Microsoftの公式サイトにアクセスし、「DirectX」と検索する
- ダウンロード後、exeファイルを実行する
- 画面の指示に従ってインストールを進める際、不要なツールバーのインストールを許可するチェックボックスは必ず外す
- インストール完了後、変更を適用するためにPCを再起動する
- DLLファイル欠落エラーが解決したかどうかを確認する
この方法で解決しない場合は、お使いのグラフィックカードがDirectXに対応しているかどうかも確認してみてください。
解決策2:デバイスマネージャーでドライバーを更新する
グラフィックドライバーが古くなっていると、ゲームのラグなどさまざまな問題が発生し、Windows 11でのDLLファイル欠落エラーの原因にもなります。
例えば、プリンター使用中に.dllファイルエラーが表示される場合は、プリンタードライバーが古い可能性があります。エラーを防ぐためにも、ドライバーを常に最新の状態に保ちましょう。
ドライバーの更新手順は以下の通りです。
- タスクバーの検索アイコンをクリック
- 「Device Manager(デバイスマネージャー)」と入力
- デバイスマネージャーを開く
- 対象のカテゴリ(例:印刷キュー)を選択
- サブメニューが開くので、使用しているデバイスを右クリック
- 「ドライバーの更新」をクリック
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
- 更新完了後、PCを再起動してエラーが解決したか確認する
解決策3:Windows 11を最新の状態にアップデートする
OS自体が古いことが、Windows 11でのDLLファイル欠落の主な原因となっている場合があります。Windows Updateを実行することで、欠落した.dllファイルが自動的に置き換えられることもあります。
PCを最高のパフォーマンスで動作させるためにも、Windows OSを常に最新の状態にしておきましょう。アップデートの手順は以下の通りです。
- Windowsアイコンをクリック
- 設定アイコンをクリック
- 設定ウィンドウが開いたら、左側メニューからWindows Updateを選択
- 「更新プログラムのチェック」ボタンをクリック
- 利用可能なアップデートがある場合、自動的にダウンロードとインストールが開始されます
- アップデートには時間がかかることがあります。完了後、PCを再起動してください
この方法で解決しない場合は、次の解決策に進みましょう。
解決策4:ウイルスと脅威のスキャンを実行する
悪意のあるウェブサイトからファイルをダウンロードすると、ウイルスも一緒に取り込んでしまうことがあります。アンチウイルスソフトがインストールされていても、100%の保護は保証できません。ウイルスはDLLファイルを書き換えることもあります。
Windows 11のDLLファイル欠落エラーに対処するには、Windows 11に標準搭載されているウイルス対策機能でスキャンを行うのがおすすめです。
- 検索アイコンをクリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシーとセキュリティ > Windowsセキュリティ」をクリック
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択し、「クイックスキャン」をクリック
- スキャンが完了するまで待ち、PCを再起動してエラーが解決したか確認する
解決策5:システムファイルチェッカーで破損ファイルを修復する
多くのエラーは破損したファイルによって引き起こされます。欠落したDLLファイルを復元するために、まずシステムファイルのチェックを行いましょう。
コマンドプロンプトを使用します。コマンド入力時は「/」と単語の間のスペースに注意してください。
- Windowsキーを押して「コマンドプロンプト」と入力して検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択(ウィンドウ右側のペインにもこのオプションが表示されます)
- 「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」と入力し、Enterキーを押す
- プロセス完了まで最大30分程度かかる場合があります
- 処理が正常に完了したら、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す
- 破損したファイルがあった場合は、「Windowsリソース保護により、破損したファイルが検出され、それらは正常に修復されました」というメッセージが表示されます
- 表示されたら「exit」と入力してEnterキーを押し、終了します
これで破損ファイルは修復されているはずです。Windowsを再起動して、Windows 11でのDLLファイル欠落エラーが解消されたかどうかを確認しましょう。
解決策6:システムの復元ポイントを使用する
この機能を使うと、PCを以前の状態に復元できます。DLLファイルの欠落が、過去に行ったPCへの変更が原因である場合に有効な手段です。
- 検索バーに「復元ポイントの作成」と入力
- 表示された「システムのプロパティ」ウィンドウで「システムの復元」をクリック
- 「システムの復元」ウィンドウが開いたら「次へ」をクリック
- 「別の復元ポイントを表示する」にチェックを入れ、希望の復元ポイントを選択して「次へ」をクリック
- 画面に表示される指示に従って操作を完了する
なお、事前にシステムの復元ポイントを作成していなかった場合、この方法は使えません。日頃からPCが正常な状態のときに復元ポイントを作成しておけば、問題が発生した際にその時点へ戻れるので便利です。
復元ポイントを作成していない方は、以下の手順でシステム保護を有効にしておきましょう。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「回復」を検索し、「回復」を選択
- 「システムの復元の構成」に進む
- 「構成」を選択
- 「システムの保護を有効にする」を選択してオンにする
上記の方法でも解決しない場合は、Windows DefenderからWindowsの初期化(リフレッシュ)を試すことも検討してください。
まとめ
以上が、Windows 11でDLLファイルが見つからないエラーを解決するための効果的な対処法です。どれも簡単に試せるものばかりなので、ぜひすべて試してみてください。もし質問や、他に有効な解決策をご存じの方は、コメント欄でお知らせください。
よくある質問(FAQ)
DLLファイルをリセットするにはどうすればいいですか?
以下の手順でDLLファイルをリセットできます。
1. Windowsキーを押して「コマンドプロンプト」と入力して検索
2. コマンドラインに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押す
3. プロセスが完了するまで待ち、その後PCを再起動する
concrt140 DLLが見つからないエラーを修正するには?
「Microsoft Visual Studio C++ 2017 再頒布可能パッケージ」をダウンロードすることで、concrt140 DLLの欠落エラーを解決できます。インストール後にPCを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認してください。
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