KeePassXでパスワードを安全に管理|無料パスワードマネージャー徹底解説
ふと、1日にどれだけのユーザー名とパスワードを入力しているのか考えてみたことはありますか?メールアカウント(4つ)、SNS(3つ)、個人ブログ、オンラインゲーム(3つ)、仕事用のWebアプリ(2つ)、PCのログインパスワード、ネットバンキング(4つ)、IMクライアント(4つ)、さらに他ブログへのコメントやeBayなどの各種サイトへのログインまで含めると、管理すべきユーザー名とパスワードは文字通り何十個にもなります。
もしあなたが私と同じタイプなら、多少ズルをしているはずです。可能な限りメールアドレスをユーザー名として使い回したり(あるいは同じユーザー名を使い回し)、ログイン先の重要度に応じて同じパスワードを使い回したり、よく訪れるサイトにはパスワードを保存しておいたり。正直に言えば、これがベストな方法ではないと頭の片隅では分かっているのに、誰もがやってしまうものです。しかし、もっと良い方法はないのでしょうか?保存されたパスワードや使い回しのユーザー名・パスワードと同等の利便性を保ちながら、本当に重要な情報を安全に守ることはできるのでしょうか?
一言でいえば「完璧には難しい」のですが、かなり近づくことは可能です。パスワード管理アプリなら、1つのマスターパスワードで守られた暗号化データベースにユーザー名とパスワードを保存することで、利便性とセキュリティの絶妙なバランスを実現してくれます。
そこで注目したいのがKeePassXです。古くからあるWindows向け「KeePass Password Safe」をベースにしたクロスプラットフォーム対応のパスワードマネージャーで、1Passwordのような商用製品ほど洗練されてはいないものの、機能面では引けを取らず、39.95ドルという高額なライセンス料も必要ありません。

シンプルで直感的なインターフェース
KeePassXのメインウィンドウはシンプルで直感的です。3つのペインに、パスワードグループの一覧、選択中のグループ内のパスワード一覧、そして各エントリの基本情報を表示する「カード」形式の画面が並んでいます。個人的にはAppleのアドレス帳や各種Mailプラグインのような3カラムレイアウトが好みですが、これは些細な違いです。パスワードとユーザー名はアスタリスクでマスクされており、エントリを開けば内容を確認できます。

新規エントリを作成すると、タイトル、ユーザー名、URL、パスワード、コメントを入力するウィンドウが開きます。ここから高度にカスタマイズ可能なパスワードジェネレーターへアクセスでき、使用する文字の種類、長さ、文字選択に関するさまざまなオプションを指定できます。スクリーンショットを見れば分かるように、「~pE2%*dp=*K=?W7$J1,Kmo@;|」のようなパスワードは誰にも推測できません。さらに、パスワードに有効期限を設定したり、エントリごとにアイコンを選択したりすることも可能です。

セキュリティが心配?
KeePassXのデータベースはローカルに保存され、256ビットAESまたはTwofish暗号化によって保護されています。1Passwordで採用されているような128ビット暗号化でも、ブルートフォース攻撃による解読には数百万年かかるとされるため、この点については心配無用と言えるでしょう。
その他の便利な機能としては、クロスプラットフォーム対応のデータベース形式と、個人的にお気に入りの「キーファイル」によるロック解除があります。キーファイルを入れたUSBメモリを挿したときだけデータベースを開けるようにすれば、セキュリティをさらに強化できます。
気になった点
一方で、KeePassXにはいくつか不満もあります。まず、執筆時点でまだベータ版(バージョン0.4.0)であること。数日間使用してクラッシュは経験していませんが、機密情報を扱うプログラムにとって安定性は最重要だと考えています。メイン画面には「新規エントリ」ボタンがありますが、「新規グループ」ボタンもあると嬉しいところです。SafariやFirefoxとの連携があるとさらに便利ですが、オープンソースなので、今後有志によるプラグインが登場する可能性もあります。設定項目もやや少なく、例えばエントリ一覧でユーザー名を直接表示できるようになると良いでしょう。最後に、クレジットカード番号やソフトウェアライセンス情報など、ログイン情報以外のカテゴリに対応すれば、より実用的になると感じました。これらはログインやパスワードとは異なる入力フィールドが必要になるためです。
細かい不満はさておき、KeePassXは、暗号化ディスクイメージ内にテキストファイルでパスワードを保管したり、40ドルも払って商用ソフトを購入したりする代わりとして十分有望な選択肢です。現時点で非常に印象を受けており、今後も積極的に活用していく予定です。
他におすすめのパスワードマネージャーをご存知でしたら、ぜひコメント欄でお知らせください。
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