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顔認証でログイン:Windows Helloでパスワードをなくす方法

Windowsにサインインする際、パスワード入力がデフォルトの方法となっています。しかし、強固で複雑なパスワードを毎回覚えて入力するのは一苦労ですよね。そこで活用したいのが、Windows 11やWindows 10に標準搭載された「Windows Hello」機能による生体認証です。顔や指紋だけでサインインできれば、パスワードを覚えるストレスから解放されます。

ただし、設定を始める前に、お使いのPCのハードウェアが顔認証や指紋認証に対応しているかを確認する必要があります。この記事では、パスワードを卒業してWindows Helloを使い始めるまでの手順を詳しく解説します。

ステップ1:PINを設定する

指紋認証や顔認証を有効にする前に、まずWindowsへのサインイン用PINを作成する必要があります。Windows 11の場合は、「設定 > アカウント > サインイン オプション」を開き、「PIN (Windows Hello)」を選択して「セットアップ」ボタンをクリックします(Windows 10の場合は「Windows Hello PIN > 追加」)。続けて「次へ」をクリックし、アカウントの本人認証を行いましょう。

数字だけでなく英字や記号も使いたい場合は、「英字と記号を含める」チェックボックスにチェックを入れます。必要に応じて「PIN の要件」リンクからルールの詳細を確認できます。PINを入力して確認し、「OK」をクリックすれば設定完了です。これで、Windows本体はもちろん、アプリや各種サービスへのサインインにもPINが使えるようになります。

ステップ2:指紋認証を設定する

多くのノートPCには、Windows Helloに対応した指紋センサーが搭載されています。新しくノートPCを購入する予定があるなら、製品スペックに指紋センサーの内蔵有無とWindows Hello対応の可否が明記されているかチェックしましょう。すでに所有しているノートPCの場合は、ユーザーガイドで仕様を確認できます。

デスクトップPCや指紋センサー非搭載のノートPCをお使いの場合は、USBポートに接続する外付け指紋リーダーや、指紋センサー内蔵キーボードを購入するのがおすすめです。内蔵センサーを使う場合は、BIOSで有効になっていることだけ確認すればOK。外付けリーダーは基本的にプラグアンドプレイで、PCに接続するだけでWindowsが自動認識してくれます。

Windows 11で指紋認証を設定するには、「設定 > アカウント > サインイン オプション > 指紋認証 (Windows Hello)」と進みます。「セットアップ」ボタンをクリックし、「開始する」を選択してPINを入力してください。Windows 10の場合は、「設定 > アカウント > サインイン オプション」から「Windows Hello 指紋」を選び、「セットアップ」ボタンを押します。

あとは画面の指示に従って、指をセンサーに置いて離す操作を繰り返せばセットアップ完了です。完了後は、別の指の指紋を追加登録することもできます。次回からは、指紋をタッチするだけでデバイスのロックを解除できるようになります。

ステップ3:顔認証を設定する

ほとんどのノートPCにWebカメラは搭載されていますが、すべてがWindows Helloに対応しているわけではありません。ノートPCの買い替えを検討中なら、カメラがWindows Hello対応かどうか仕様を必ず確認しましょう。既存のPCに対応カメラを後付けすることも可能です。「Windows Hello 対応 Webカメラ」などで検索すれば、適合製品が見つかります。ロジクールの「Brio 4K Webcam」シリーズが定番ですが、その他のメーカーからもより手頃な価格の対応製品が多数販売されています。

Windows 11で顔認証を設定するには、「設定 > アカウント > サインイン オプション」を開きます。「顔認証 (Windows Hello) > セットアップ」をクリックし、「開始する」を選択してPINを入力。その後、顔をカメラに向ければスキャンが実行されます。眼鏡をかけている人は、「認識の向上」リンクをクリックして、眼鏡を着けた状態と外した状態の2回スキャンを行うと、認識精度が大きく向上します。

ステップ4:パスワードによるサインインを無効にする

Windows Helloを有効にしたら、パスワードによるサインインを完全に無効化することもできます。「設定 > アカウント > サインイン オプション」を開き、「追加の設定」セクションまでスクロールして、「セキュリティ強化のため、このデバイスでは Microsoft アカウントでのみ Windows Hello サインインを許可する」をオンにしてください。

この設定を有効にすると、ログイン画面にパスワード欄が表示されなくなり、顔・指紋・PINのいずれかでのみサインインできるようになります。仮に第三者にパスワードを知られても、PCのWindowsにはアクセスできないため、セキュリティ面で大きなメリットがあります。ただし、生体認証が何らかの不具合で失敗した場合、パスワードをバックアップ手段として使えなくなる点には注意が必要です(その場合でもPINでのサインインは可能です)。

Windows Helloで実際にサインインしてみる

次回Windowsのログイン画面が表示されたら、「サインイン オプション」リンクをクリックします。顔認証なら「」、指紋認証なら「指紋」といった具合に、使いたい方法を選択してください。選択した方法で本人認証が完了すれば、あっという間にWindowsへサインインできます。パスワードを打ち込む手間がなくなるだけで、毎日のPC作業がぐっと快適になるはずです。


執筆者について

ランス・ホイットニー(Lance Whitney)/コントリビューター

2016年初頭からPCMagでチュートリアルやハウツー記事などを執筆するテクノロジーライター。CNETでは7年間東海岸担当記者として速報を担当した経験を持ち、ZDNet、TechRepublic、Macworld、PC World、Time、US News & World Reportなど多数の媒体で記事を提供している。著書に『Windows 8: Five Minutes at a Time』『Teach Yourself Visually LinkedIn』(ともにWiley & Sons刊)がある。WindowsやOfficeなどのMicrosoft製品に長年精通しつつ、MacやiOS、Androidなどモバイル分野にも詳しく、近年はAI関連の記事も多数手がけている。

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