Dell、商用PCへのMicrosoft Plutonチップ搭載を見送る理由とは
Microsoftが開発したセキュリティチップ「Pluton」は、最新のサイバー脅威からデバイスを守るための大きな進歩をもたらすと期待されています。しかし、すべてのPCメーカーがこの技術に完全に賛同しているわけではありません。The Registerが最初に報じたところによると、Dellは商用PCの「大半」にPlutonチップを搭載する準備がまだ整っていないと述べています。
DellがPlutonを採用しない理由
具体的には、DellはThe Registerへの声明の中で、「PlutonはDellのハードウェアセキュリティへのアプローチ、および最も安全な商用PCの要件と合致しない」と説明しています。
その背景にあるのは、Intelが第12世代プロセッサーでPluton技術を使用せず、代わりに「Platform Trust Technology(PTT)」を採用しているという事実です。Dellの商用PCには主にこのタイプのプロセッサーが搭載されており、FIPS 140-2規格への適合にもPTTが活用されています。
今後の展開に期待はある
しかし、すべてが失われたわけではありません。Dellは別の声明の中で、Plutonについて「今後、既存のTPM実装と比較しながら評価を継続していく」と述べています。これは、サイバー攻撃からの防御を支援するDell独自のソフトウェア・ハードウェア技術を基盤とした判断です。なお、Microsoftもこの件に関して同メディアへ声明を発表しています。
Pluton非搭載はDellだけではない
この決定はDell特有のものではありません。Lenovoの最新のIntel搭載ThinkPadは、発売時点ではPlutonをサポートしていません。一方で、AMD Ryzen搭載モデルのThinkPadはPlutonに対応していますが、こちらもデフォルトでは無効化されています。
ただし、ThinkPad X13sについては例外で、数週間前に詳しくお伝えしたように、内部にMicrosoft Plutonチップが搭載されています。
-
Windows 11 Build 25131がDevチャンネルに登場 ― Microsoft Storeの更新と重要な修正を含む
Microsoftは、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けに「Windows 11 Build 25131」をリリースしました。今回のビルドには、多数の不具合修正に加えて、Microsoft Storeの更新も含まれています。本記事では、その主な変更点をわかりやすく解説します。 Microsoft Storeの更新内容 まず注目すべきは、このビルドで提供されるMicrosoft Storeの更新です。Devチャンネルではストアがバージョン22205.1401.3.0へと更新され、ネイティブのArm64サポートが導入されました。これにより、Arm搭載デバイスでの
-
Microsoftアカウントを最大限に活用する方法|主な機能と登録手順を徹底解説
コンピューターの世界は常に変化し続けており、絶え間ない進化のプロセスそのものです。そして、コンピューターテクノロジーの分野において、先駆者として技術を発明し、改良し、業界をリードしてきた企業といえば、やはりMicrosoft(マイクロソフト)でしょう。 OSの提供からMS Officeといったソフトウェアツールの開発まで、Microsoftはデジタルテクノロジーにおける「始祖」とも言える存在です。 数あるサービスの中でも、Microsoftアカウントは、ほぼすべてのMicrosoftサービスへのアクセスを可能にする包括的なサービスです。メールクライアントのOutlook、Windows 10搭