FirefoxのAI機能を無効化してパフォーマンスとメモリ使用量を改善する方法
FirefoxのAI機能をオフにすべき理由
Mozillaは最近、Firefox全体に独自のAI機能を導入しましたが、その評判は必ずしも良くありませんでした。新しいアップデートはMozillaファンや長年のユーザーの間であまり受け入れられておらず、SNS上では不満や批判が厳しく表明されています。特に多くの不満として共通していたのは、「これらのAI機能がデフォルトで有効になっている」という点です。これはユーザー体験を損なうだけでなく、プライバシー侵害にも感じられるためです。この記事では、これらのAI機能を無効化する手順を詳しく解説します。

FirefoxのAI機能はなぜ反発を受けたのか?
Mozillaによると、AI機能の目的はより高品質なブラウジング体験を提供し、ブラウザを「より賢く」することだったそうです。インスタント要約、チャットアシスタント、スマートなタブグループ化など、多彩な機能をユーザーに届けたかったのでしょう。しかし、これらの機能を実装する過程で、Mozillaは従来のミニマルな設計思想とプライバシー最優先の方針から離れてしまいました。ここがユーザーの反発を招いた最大の原因と言えます。
個人的には、新しいAIポップアップメニューは煩わしく感じられ、サイドバーのチャットボットも不要だと感じました。多くの人と同じように、AIエージェントと会話したいときは、GeminiやChatGPTなどを別途使うからです。
FirefoxのAI機能を無効にする手順
すべてのAI機能を一括でオフにすることもできますし、不要な機能だけを選んで無効化することも可能です。以下の手順に従ってください。
手順1. アドレスバーに「about:config」と入力し、Enterキーを押します。

手順2. 警告画面が表示されたら「危険性を承知の上で使用する(Accept the Risk and Continue)」をクリックします。

手順3. 検索バーに「browser.ml.enable」と入力します。

手順4. 「True」と「False」の選択肢が表示されるので、すべてのAI機能を無効にする場合は「False」を選択してください。

手順5. 一部の機能だけを残したい場合は「True」のままにして、各機能を個別のコマンドで制御します。

各AI機能には専用のコマンド(設定名)があり、検索バーに入力して値を「False」に切り替えることで個別に無効化できます。主なコマンド一覧は以下の通りです。
FirefoxのAI関連設定コマンド一覧
| 設定名 | 説明 |
|---|---|
| browser.ml.enable | Firefox内蔵機械学習プラットフォームのマスタースイッチ。これをオフにするとすべてのAI機能が無効になります。 |
| browser.ml.chat.enabled | 内蔵AIチャットボット連携の有効・無効を切り替えます。 |
| browser.ml.chat.sidebar | サイドバーに表示されるAIチャットパネルを制御します。 |
| browser.ml.chat.shortcuts | 選択テキストやショートカットからチャットを呼び出す機能です。 |
| browser.ml.chat.page | テキスト選択時に表示されるページ上のAIチャットメニューを制御します。 |
| browser.ml.chat.page.footerBadge | Webページ下部に浮かぶバッジの表示を制御します。 |
| browser.ml.chat.page.menuBadge | ページメニューに追加される「Ask AI」バッジを制御します。 |
| browser.ml.chat.menu | 右クリックメニューに追加される「Chat about this(これについてチャット)」を制御します。 |
| browser.ml.linkPreview.enabled | AIによるリンクプレビューや提案の生成を制御します。 |
| extensions.ml.enabled | 拡張機能がFirefoxのML APIへアクセスできるかどうかを制御します。 |
| browser.ml.pageAssist.enabled | AIによる「ページアシスト」要約・アシスタント機能を制御します。 |
| browser.tabs.groups.smart.enabled | AIによるタブの自動グループ化・ラベル付けを制御します。 |
| browser.tabs.groups.smart.userEnable | スマートタブグループ機能の手動オン・オフ設定です。 |
よくある質問(FAQ)
Q. AI機能をすべて無効にしてもFirefoxに問題は起きませんか?
いいえ、問題ありません。むしろ、AI機能をすべて無効にした方がブラウザの動作が軽快になり、パフォーマンスとメモリ使用量が改善されるケースもあります。
Q. 全機能をオフにすることも、特定の機能だけをオフにすることもできますか?
どちらも可能です。ブラウジング中にAI機能をほとんど使わない方は、まとめて無効化してしまうのがおすすめです。逆に一部の機能を利用している場合は、必要なものだけを残して個別に切り替えるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、Mozilla FirefoxのAI機能を無効化する方法を紹介しました。手順は非常にシンプルで、about:configからいくつかのコマンドを入力するだけで、すべてのAI機能をまとめてオフにできます。もちろん、使いやすい機能だけを残して部分的に有効化しておくことも可能です。プライバシー重視やパフォーマンス向上を目指す方は、ぜひ試してみてください。
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