Windows 11 をセーフモードで起動する5つの方法【初心者向け完全ガイド】
Windows オペレーティングシステムのセーフモードとは、必要最小限の機能だけで動作する特殊な起動モードのことです。このモードではサードパーティ製アプリや高度なドライバーが読み込まれないため、PCに発生したエラーや不具合の原因を切り分けるトラブルシューティングに最適です。
Windows 11 をセーフモードで起動する方法は複数あります。本記事では、それぞれの手順をわかりやすく解説していきます。
その前に、セーフモードには3種類あることを理解しておきましょう。状況に応じて適切なモードを選ぶことが、効率的な問題解決への第一歩です。
セーフモードの3種類
ネットワーク付きセーフモード(Safe Mode with Networking) – 最小限のドライバーのみを読み込み、サードパーティ製プログラムは起動しないシンプルなモードです。ただしネットワークドライバーは有効になるため、インターネットに接続して解決策を調べながら作業できます。インターネット接続が可能なことから、技術者に最も好まれるセーフモードです。
通常のセーフモード(Safe Mode) – 上記とほぼ同じですが、インターネットに接続できない点が異なります。このモードを選択する場合は、別のデバイスで解決策を調べられる環境があるか、事前に手順を把握しておきましょう。
コマンドプロンプト付きセーフモード(Safe Mode with Command Prompt) – 名前の通りGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を持たず、黒い画面のコマンド入力のみで操作するモードです。主に上級者向けで、専門知識のある技術者がコマンドを入力してPCを修復する際に使用されます。
Windows 11 をセーフモードで起動する方法
ここからは、Windows 11 をセーフモードで起動する5つの方法を紹介します。どの方法も確実に機能しますので、ご自身の状況に合ったものを選んでください。
方法1:「設定」アプリから起動する
システムが正常に起動している状態であれば、これが最も簡単な方法です。以下の手順に従ってください。
ステップ1: Windows + S キーを押して検索ボックスを開き、「設定」と入力して、表示された結果をクリックします。

ステップ2: 設定ウィンドウ内で下へスクロールし、「回復」をクリックします。

ステップ3: 回復オプションの中から「高度なスタートアップ」を見つけ、横にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。

ステップ4: 確認ダイアログが表示されたら、もう一度「今すぐ再起動」をクリックします。これにより、PCが Windows 回復環境(WinRE)で再起動されます。

ステップ5: 青い画面に3つの選択肢が表示されるので、「トラブルシューティング」を選びます。

ステップ6: 次に「詳細オプション」をクリックし、続いて「スタートアップ設定」を選択します。

ステップ7: 「再起動」ボタンをクリックすると、次の画面に起動オプションの一覧が表示されます。番号4・5・6が、先ほど説明した3種類のセーフモードに対応しています。

ステップ8: 希望するモードに対応した数字(4・5・6のいずれか)をキーボードで押します。
ステップ9: 処理が完了するまで少し待ちます。これで Windows 11 がセーフモードで起動します。
方法2:スタートメニューから起動する
PCが通常モードで起動している状態なら、スタートメニューを使った方法も便利です。手順は以下の通りです。
ステップ1: キーボードの Windows キーを押してスタートメニューを開き、右下にある電源ボタンをクリックします。
ステップ2: 「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の3つの選択肢が表示されます。ここでキーボードの Shift キーを押しながら「再起動」をクリックしてください。

ステップ3: PCが Windows 回復環境で再起動するまで、Shift キーは押し続けてください。
ステップ4: Windows 回復環境(WinRE)の画面が表示されたら Shift キーを離し、「トラブルシューティング」を選択します。

ステップ5: 次に「詳細オプション」をクリックし、「スタートアップ設定」を選んだ後、画面右下の「再起動」ボタンをクリックします。

ステップ6: 表示されたオプション一覧から、起動したいモードを選択します。ネットワーク付きセーフモードにする場合は、数字の「5」を押してください。
ステップ7: 少し待てば、Windows 11 がセーフモードで起動します。
方法3:ログイン画面から起動する
上記の2つの方法は、PCが通常モードで動作している場合のものでした。しかし、デスクトップに入れない場合でも、ログイン画面から直接セーフモードで起動できます。
ステップ1: ログイン画面の右下にある電源アイコンを見つけてクリックします。
ステップ2: 「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の3つの選択肢が表示されるので、Shift キーを押しながら「再起動」をクリックします。
ステップ3: Windows 回復環境が起動したら、以下の項目を順番に選択していきます。
- トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動 > 数字キー
- 「4」= 通常のセーフモード
- 「5」= ネットワーク付きセーフモード
- 「6」= コマンドプロンプト付きセーフモード
ステップ4: 少し待てば、Windows 11 がセーフモードで起動します。
方法4:コマンドプロンプトから起動する
コマンド操作に慣れている方には、黒い画面(コマンドプロンプト)からセーフモードを起動する方法もあります。
ステップ1: Windows + S キーで検索メニューを開き、「Windows Terminal(Windows ターミナル)」と入力して起動します。

ステップ2: PowerShell や Azure Cloud Shell が選択されている場合は、ドロップダウンメニューから「コマンドプロンプト」タブに切り替えます。

ステップ3: コマンドプロンプトの画面で、以下のコマンドを入力して Enter キーを押します。
shutdown.exe /r /o
ステップ4: 「1分以内に Windows がシャットダウンします」という通知が表示されます。PCが Windows 回復環境で再起動するまで待ちましょう。
ステップ5: Windows 回復環境が起動したら、以下の項目を順番に選択します。
- トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動 > 数字キー
- 「4」= 通常のセーフモード
- 「5」= ネットワーク付きセーフモード
- 「6」= コマンドプロンプト付きセーフモード
ステップ6: 少し待てば、Windows 11 がセーフモードで起動します。
方法5:システム構成(msconfig)を変更して常にセーフモードで起動する
最後に紹介する方法は、他の方法とは大きく異なる特徴を持っています。上記の方法ではセーフモードでの起動は一度だけで、次回以降の再起動では通常モードに戻ります。しかし、この方法を使えば、設定を変更するまで毎回セーフモードで起動し続けることができます。何度も再起動を繰り返しながらトラブルシューティングを行いたい場合に便利です。
ステップ1: Windows + R キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「msconfig」と入力して Enter キーを押します。

ステップ2: 「システム構成」ウィンドウが開くので、上部にある「ブート」タブをクリックします。
ステップ3: ブートオプションの中にある「セーフ ブート」にチェックを入れます。

ステップ4: 「OK」をクリックし、確認ダイアログで「再起動」を選択します。
ステップ5: この方法では Windows 回復環境を経由せず、PCを起動するたびに直接セーフモードで立ち上がるようになります。
通常モードに戻したい場合
セーフモード中に同じ手順で「システム構成」を開き、「セーフ ブート」のチェックを解除すればOKです。
まとめ:Windows 11 をセーフモードで起動するには?
以上、Windows 11 をセーフモードで起動するための5つの方法をご紹介しました。いずれも実証済みの信頼できる手順です。Windows 11 にログインしている状態でも、ログイン画面でも使えるのが電源ボタンを使う方法です。その際は、「再起動」を選択する間、必ず Shift キーを押し続けることを忘れないでください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Windows 11 をセーフモードで起動するにはどうすればいいですか?
いくつかの方法がありますが、最も簡単なのは、スタートボタンから電源アイコンをクリックし、キーボードの Shift キーを押しながら「再起動」を選択する方法です。
Q2. Windows ブートマネージャーをセーフモードで起動するには?
Windows 11 の「システム構成」ツールで「セーフ ブート」のチェックボックスを選択することで、起動時にセーフモードが有効になります。
Q3. Windows 11 をセーフモードで起動する最も簡単な方法は?
PCを起動するたびに常にセーフモードで立ち上げたい場合は「システム構成(msconfig)」の方法を、一時的にセーフモードに入りたい場合はスタートメニューで Shift キーを押しながら「再起動」を選ぶ方法がおすすめです。
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