Windows 11
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6月24日のイベントで明かされる?Windows 11に関する10の疑問を徹底考察

Windows 11 の登場はもうすぐそこまで迫っているのかもしれません。2日前、Microsoftは「Windows の次の姿」を発表するイベントを6月24日に開催するとアナウンスしました。現時点では詳細はほとんど明かされていませんが、当然ながら憶測が飛び交っています。ここでは、これまでに分かっている情報と、6月24日に語られるかもしれない内容を見ていきましょう。まずは簡単な経緯から振り返ります。

「新しいバージョン」の噂が最初に流れ出したのは、Windows 10X と呼ばれる軽量版Windowsのリークでした。当初はSurface Duoや未発売のSurface Neo向けとして予定されていたものです。Windows 10X は最初、デュアルスクリーン専用とされていました。しかし、Duoのようなスマートフォンに不可欠な、ARMチップ上でWin32アプリを完全サポートしながら安定動作させることへの課題が解決できず、計画は変更されました。Microsoftは「Windows 10X はシングルスクリーン専用として先行リリースする」「DuoはAndroid端末として提供する(?! )」「Neoは事実上中止」と発表したのです。

6月24日のイベントで明かされる?Windows 11に関する10の疑問を徹底考察

Windows 10X は、シングルスクリーン対応後もWindows 10の「置き換え」を意図したものではありませんでした。新ハードウェア限定で展開され、Chromebookとの競合が激しい教育市場(Edu)向けに位置づけられる予定だったのです(補足:Chromebookは教育市場で非常に好調であり、市場規模こそ大きくないものの、若い世代をGoogleに奪われることはMicrosoftにとって懸念材料であり続けています)。

ところが結局、Windows 10X はお蔵入りとなりました。Microsoftは方針を転換し、「10Xとしての単独リリースは行わない」と表明。代わりに、その多くがUI/UX関連だった新機能を、Windows本体へ統合すると説明しました。

こうして誕生したのが「Sun Valley」というコードネームで呼ばれるUX刷新計画です。新しいアイコン、刷新されたスタートメニュー、より一貫性のあるUIによって、Windows 10X の構想を受け継ぐリビジョンとなるとされています。

さて、本題の昨日の発表に戻りましょう。例によって、答えよりも疑問の方が多い状態です。順番に見ていきます。

1. 名称はどうなる?

昨日公開されたティーザーGIFに写り込んだ「Windows 11」らしき影が大きな話題になりました。「次期バージョンのWindows」を Windows 11 と呼ぶのは自然な流れです。一方で、単に「Windows」とだけ呼ぶという見方もあります。さらに言えば、憶測が飛び交う中でも、最終的には「Windows 10」の亜種のような名称になる可能性も残っています。確かにWindows 10は「最後のバージョン」のはずでしたよね?(とはいえ、「最終バージョン」と発言したのは2015年のIgniteセッションでのたった一人の発言にすぎませんが)。

2. 別物になるのか?

「新世代のWindows」を予感させるヒントが相次いでいますが、どれほどの変更があるのでしょうか?先週発見された求人票には「Windows UXプラットフォームを革命化する多年にわたる旅」とあります。Microsoftが6月24日の発表を大々的に宣伝しているとはいえ、21H2の時期(つまり今年の秋)にまったく新しい別物のWindowsが登場すると考えるのは非現実的でしょう。Sun Valleyについてこれまで聞かされている限り、外観は新しく生まれ変わっても、中身は依然としてWindows 10そのものだと言われています。

Sun Valleyは、Windows 10X 由来の洗練されたクリーンなデザインという目玉を搭載するはずですが、完全に統一感のあるUI/UXの全面刷新まで期待できるでしょうか?まさに「多年にわたる旅」の始まりといった趣があります。

3. エンタープライズはどうなる?

Microsoftは長年、レガシーなWindowsとの互換性を重視する姿勢を貫いてきました。それには理由があります。エンタープライズ部門は一般に変化を嫌います。Windowsの変更に合わせて研修資料やヘルプデスク、IT管理を見直すには、実際のコストと手間がかかるからです。

消費者としては誰もが最新のフレッシュなデザインを求めますが、それはまさに企業ユーザーが望まないものなのです。

4. 新しい道か、それとも分岐点か?

今週放送のポッドキャスト「Windows Weekly」で、Mary Jo Foley氏とPaul Thurrott氏は、6月24日発表のニュースについて多くを語りました。特に印象的だったのはMary Jo氏の発言です。「今回は大量の煙幕に加えて、新しいストアの話になるだろう」と述べた上で(あくまで内部情報を持たない推測であると断った上で)、この秋には21H2「プラス」新しいWindows「11」が登場すると予想しています。その根拠は、エンタープライズはこうしたUIの話題に関心がなく(前項参照)、Windows 10を使い続けたいと考えるはずだという点です。

また、フランスのブログFrandroidは、Windows 11のシステムメニューだとされるスクリーンショットを掲載し、Windows 11は無償アップデートとして提供され、Windows 10も引き続きサポートされるだろうと推測しています。Insiderが新バージョンをテストできることは分かっているので(#8参照)、新デバイスにプリインストールされ(#6参照)、同時に「積極的に更新したい人(シーカー)」がオプトインで導入でき、その他のユーザーはWindows 10のまま、という形態もあり得るかもしれません。

5. Feature Experience Packが答えになる?

もちろんDaniel Rubino氏とZac Bowden氏もWindows「11」について語っており、新しい「Ask Windows Central」企画の中でBowden氏は、現在のWindows Insider Devチャンネルが技術的にはSun Valleyに向けて準備中であるものの、Microsoftは新しいUX機能を「秘密」にしようと必死だと指摘しました。同氏によれば、これらの機能はWindows Feature Experience Packの一部として提供される可能性があり、それにより会社は新機能を可能な限り長く隠し続けられるといいます。

しかしこれは、別の可能性も示唆しています。Insiderや消費者が熱望する一方で、エンタープライズがほぼ確実に嫌がるであろうSun Valley / Windows 10X / Windows 11系の機能が、モジュラー型Windowsの一部として提供されるかもしれないのです。最新機能が欲しければFeature Experience Packをインストールすればよい。堅実さを保ち、社内IT部門を満足させたいなら、パックをインストールしなければいい(あるいは逆に「Enterprise Features Pack」を用意し、コア部分をスリム化する発想もあるでしょう)。

6. Windows「11」は売れるのか?

ほぼ全員が同意していることが一つあります。Windowsの新しい命名体系は、新デバイスを販売したいOEMにとって追い風となるということです。「新登場:Windows 11!!!」(あるいはどんな名称でも)をマーケティングやパッケージに謳えるのですから、OEMは大喜びするでしょう。PC販売はパンデミックを契機とした復調を享受しており、新しく輝く何かを売り込めることは、OEMにとって非常に嬉しいニュースです。

7. Teams統合はどこまで進む?

Mary Jo Foley氏によれば、MicrosoftはBloombergに対し、6月24日に期待できる内容について少し詳しく語っていたそうです。引用します。「新ソフトウェアにはデザインの変更、Windowsアプリストアを通じたクリエイターおよび開発者への新たな機会の追加、そしてユーザーと関心のあるコミュニティをつなぐより容易な方法が含まれる」(強調は筆者)。これはMary Jo氏、Thurrott氏、Leo Laporte氏には、Windowsに組み込まれたTeamsのように聞こえたそうです。私たちも同感ですが、他のすべてと同様、詳細は24日を待つしかありません。

8. Insiderは新Windowsをテストできる?いつ?

再びMicrosoftがBloombergに示唆した内容によれば、「ソフトウェアはイベント後に新製品テストに登録したいわゆるWindows Insidersへ展開され、今年の秋には広くリリースされる見込み」。これが潜在的な新「Windows 11」チャンネルでのテストを意味するのか、単にDevチャンネルのビルドに新機能が現れ始めることを意味するのかは不明です。いずれにせよ、Microsoftが「Windows 11」の新規テスト募集を行うなら、更新ボタンを連打する覚悟をしておきましょう。念のため警告しておきます。

9.(Windowsにならって、9番はスキップ 😉)

10. そしてもう一つ、新しいストアとは?

Satya Nadella CEOがBuildで「次世代のWindows」について1分間だけ触れた際の発言は、正確にはこうです:「まもなく、開発者とクリエイターにより大きな経済的機会を解放するための、過去10年で最も重要なWindowsのアップデートの一つをお伝えします」。

もちろん「過去10年で最も重要なWindowsのアップデートの一つ」と読むこともできますが、Nadella氏が具体的に語っていたのはMicrosoft Storeの変更点のように思えます。4月にはMicrosoftがストアでのゲーム販売における取り分を30%から12%に引き下げると発表済みで、それ以降もSun ValleyのUIリフレッシュにとどまらないストア変更の情報が続々と浮上しています。Zac Bowden氏によれば、新しいストアでは:

  • 開発者がパッケージ化されていないWin32アプリをストアに提出できるようになる
  • 開発者がアプリとアップデートを自前のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)でホストできるようになる
  • 開発者がアプリ内でサードパーティの決済・コマースプラットフォームを利用できるようになる

Microsoftが以前にもストアモデルの再発明を試みたことはあります。最も顕著なのはWindows Phone時代で、その結果がどうなったかはご存じの通りです。また最近では、AppleやGoogle Playの閉じられたエコシステムを打破する手段としてPWAを推進しましたが、こちらも大きな成功とは言えません。しかし、新しい販売モデルがなくても、Microsoft Storeは抜本的な刷新を切実に必要としていたため、この動きは純粋に朗報と言えます。

騒ぎの真相が明らかになる6月24日(あるいはそれ以前にリークが始まるであろう日)が待ちきれません。皆さんはどう予想しますか?次世代Windowsは「Windows 11」なのでしょうか、それともまったく別の何かなのでしょうか?ぜひコメント欄でお聞かせください。

  1. 抑えられた熱意――Windows 11に期待してはいけないこと

    Microsoftは6月24日、米東部時間午前11時からオンラインイベントを開催し、Windows 11を正式に発表する予定です(本サイトでもイベントのライブ配信記事をお届けしますので、ぜひご注目ください)。同僚のLaurent Giretがイベントで期待できる内容のまとめを公開していますが、今回はあえて逆の視点から、「イベントやWindows 11そのものに期待できないこと」を整理してみたいと思います。 まったく新しいOSは登場しない Windows 10Xは、Windowsをゼロから作り直した、軽量かつ俊敏なOSとして構想され、Surface Duoのようなモバイルデバイスでの動作も想定さ

  2. Windows 10のWindows Update徹底解説!知っておくべき仕組みと自動更新の制御方法

    インターネットはほぼ毎日新しいものを提供し続ける、絶えず進化するメディアです。かつてはデスクトップPC向けだけだったウェブサイトやWeb開発技術が、今ではモバイルデバイスなど携帯端末にも対応するようになりました。こうした変化に伴い、マルウェアやウイルスといった悪意ある存在も環境に適応しながら進化を続けています。 すべてが日々変化する中、オペレーティングシステムも最新の技術革新や改善に取り残されないよう、常に進化していく必要があります。そのためApple、Google、Microsoftといった大手企業は、各デバイスで動作するOS向けにアップデートを提供しています。これらのアップデートには新機能