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Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

プレビューは、macOSに標準搭載されたPDFビューア兼画像編集ソフトです。生産性を高めてくれる隠れた機能が数多く詰まっています。プレビューは、Macでの作業中に直面する厄介なタスクをサッと解決してくれる「スイスアーミーナイフ」のような存在だと言えます。

まだ馴染みの薄い方のために、一見わかりにくいのに実はとても便利なプレビューの活用術を12個まとめました。これを読めば、すぐに使いこなせるようになるはずです。

1. PDF・画像・Photoshop・RAWなど、あらゆるファイルを開く

プレビューはさまざまなコンテンツを閲覧できる万能アプリです。開けるファイル形式の幅広さには驚かされることでしょう。

PowerPointファイルを確認したいときは、Controlキーを押しながらクリックしてプレビューで開くだけ。スクロールしやすい見やすい画面で表示されます。Word文書も同様です。さらに、PhotoshopやIllustratorのファイルまで閲覧できます。そのため、「PhotoshopなしでPSDファイルを開く方法」としてもおすすめです。

もちろん、PNG、JPEG、BMP、RAW、GIFといった主要な画像ファイルにも幅広く対応しています。

2. ファイル形式をすばやく変換する

プレビューは上記の形式のファイルを開くだけでなく、別の形式へ変換することもできます。たとえば、PNG画像をプレビューで開いてJPEGとして書き出す、といったことが、サードパーティ製の変換アプリやWebサイトを使わずに行えます。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

特によく使うのが、PDFへの変換・PDFからの変換でしょう。対象ファイルを開き、メニューバーから「ファイル」>「書き出す」をクリックし、形式を選んで「保存」を押すだけです。より素早いワークフローを求める人のために、「ファイル」メニューには「PDFとして書き出す」というオプションも用意されています。

3. クリップボードから新規画像を作成する

プレビューの便利な画像編集機能のひとつが、既存画像の一部から新しい画像を作成する機能です。手順は以下の通りです。

  1. 元画像をプレビューで開きます。
  2. カーソルをドラッグして、コピーしたい部分を矩形で囲みます。マークアップの選択ツールを使えば、ほかの形状で選ぶこともできます。
  3. 選択範囲を指定したら、Command + Cでコピーします。
  4. メニューバーの「ファイル」から「クリップボードから新規作成」(またはCommand + N)を選びます。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

新しいウィンドウが開き、選択した部分が切り取られた画像として表示されます。ただし、新規画像を作成する前に別のものをコピーしてしまうと、選択していた画像は失われるので注意してください。

4. インスペクタで画像の詳細情報を確認する

プレビューの内蔵ツール「インスペクタ」を使うと、選択した画像のメタデータをすぐに確認できます。解像度、フォーマット、ファイルサイズ、カラーモデルなどの情報を素早く把握できるので便利です。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

メニューバーから「ツール」>「インスペクタを表示」を選ぶか、キーボードショートカットのCommand + Iで呼び出せます。

5. 書類に電子署名をする

書類を印刷して署名し、スキャンして送り返す——そんな面倒な作業をしていませんか? プレビューを使えば、書類への署名にかかる手間を大幅に省けます。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

やることはシンプルです。フォームや書類をプレビューで開き、「マークアップ」をクリックし、「署名」(署名アイコン)を選択して「署名を作成」を押すだけ。一度作成すれば、署名はプレビューに保存され、以降はどの書類にも簡単に貼り付けられるようになります。

6. 基本的な画像編集を行う

プレビューはPhotoshopほどの本格的な編集はできませんが、画像の切り抜き、背景の削除、サイズ変更などを手早く済ませたい場面では十分に役立ちます。たとえば、図形ツールを使えば、スクリーンショットなどの画像の一部を黒塗りして加工することも可能です。

7. カラーを調整・自動補正する

写真アプリも画像編集に優れていますが、画像を出し入れするのが意外と面倒です。プレビューの「カラーを調整」機能なら、その手間なくほぼ同じことが実現できます。

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画像をプレビューで開いたら、メニューバーから「ツール」>「カラーを調整」をクリックします。露出、コントラスト、彩度などを調整できるほか、レベルを直接操作することも可能です。

写真アプリの「自動補正」に近い仕上がりを求める場合は、「自動レベル補正」をクリックしてみましょう。

8. PDFやGIFから個別ページ・フレームを書き出す

ややニッチな機能ですが、プレビューではPDFの個別ページや、GIFを構成する個々のフレームを書き出せます。PDFやGIFを開くと、サイドバーにすべてのページやフレームが一覧表示されます。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

目的のフレームやページを選択し、「ファイル」>「書き出す」に進めば、プレビューで利用可能な任意の形式で書き出すことができます。

9. PDFページを追加・削除・並べ替えする

専用のPDFエディタは操作が難しいもの。だからこそ、プレビューは救世主と言えるのです。

ページを削除したい場合は、サイドバーからそのページのサムネイルを選択してDeleteキーを押すだけ。すべてのページを見渡しやすくしたいときは、メニューバーから「表示」>「コンタクトシート」をクリックします。

Macの「プレビュー」を使いこなそう:ファイル表示・編集が捗る12のプロ技

ページを挿入するには、メニューバーから「編集」>「挿入」をクリックし、ファイルまたは白紙ページを選択します。ページを移動したい場合は、ドラッグ&ドロップで好きな位置に動かせます。別のPDFからページをドラッグして持ち込むことも可能です。

10. 画像やPDFに注釈・ハイライト・メモを追加する

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プレビューでは、画像やPDFへの基本的な注釈作業も行えます。テキストを色分けしてハイライトしたり、メモを残したり、PDFにコメントを付けたりと、とても簡単です。はじめ方のポイントをいくつか紹介します。

  • メニューバーの「ツール」>「注釈」から、PDFや画像にメモを追加できます。表示されたテキストボックスに入力してください。
  • 同じ「注釈」メニューには、取り消し線や下線などのオプションも揃っています。
  • プレビューのタイトルバーにある「ハイライト」ツールを使うと、メニューバーから操作するよりも手軽です。

注釈の色やフォントは、タイトルバーの「Aa」ボタンから自由に変更できます。

11. 画像の背景を透明にする

プレビューは、画像の背景を削除するのにも役立ちます。特に白背景の画像でうまく機能します。「マークアップ」をクリックし、「イメージアルファ」(魔法の杖のようなアイコン)ボタンを選択しましょう。

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次に、画像の白い部分に向かってカーソルをドラッグします。アプリがその領域を選択し、赤く表示されます。キーボードのDeleteキーを押せば、その部分は消えて背景が透過します(画像がPNG形式でない場合は、先に変換しておく必要があります)。

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この機能はPhotoshopの高性能な背景除去ツールの代わりにはなりませんが、ロゴ画像などの白背景を手っ取り早く除去したいときには非常に重宝します。

12. フォーム(申込書など)に入力する

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プレビューは、PDFがフォームとして設計されていなくても、空白欄を自動的に認識できる賢いアプリです。認識されると、空白部分をクリックするだけで空のテキストボックスが現れます。文字を入力すると、テキストボックスは空白欄の大きさにぴったり収まります。ただし、フォームの他の部分に合わせて、フォント・サイズ・色を手動で調整する必要があります。

PDFがフォームとして設計されている場合は、タイトルバーの「フォームに入力」トグルをオンにしましょう。記入が必要な箇所がハイライト表示され、迷わず入力できます。

まとめ:プレビューは見かけによらず強力なMacアプリ

標準搭載アプリであるプレビューは、優れたアプリが備えるべき要素をしっかり押さえています。分割表示(Split View)への対応、共有機能、ドラッグ&ドロップとの相性の良さ、そしてPDF内のテキストを素早く検索できる検索機能など、実用的な機能が揃っています。

その名前に騙されてはいけません。プレビューは単なるファイル閲覧アプリではなく、非常に強力なエディターでもあるのです。ぜひ今回紹介した12のワザを活用して、日々のMac作業を効率化してください。

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