「パーティションマップを変更できませんでした」エラーの原因と解決方法
ドライブを操作中に「パーティションマップを変更できませんでした(Couldn't Modify Partition Map)」というエラーが繰り返し表示される場合、ストレージデバイスが破損しているか、ファイルシステムに何らかの異常が発生している可能性があります。この状態では、特定のソフトウェア以外からはデバイス全体を読み取ることができなくなります。
本記事では、このエラーに対処するための3つの方法を、手順とスクリーンショット付きでわかりやすく解説します。大切なファイルを失う心配なく安全に作業を進められるよう、事前のデータ復旧方法についてもご紹介します。
パーティションマップとは?
「パーティション」とは、ディスク上の区画(領域)のことで、それぞれが独立したストレージユニットとして扱われます。物理的には1台のディスクであっても、複数のパーティションに分割すれば、コンピューターに接続した際に複数の独立したドライブとして認識されます。
「パーティションマップ」は、ディスク上でパーティションがどのように整理されているかを定義する重要な情報です。ボリュームに関する不可欠なデータを含んでいるため、ウイルス感染や電源サージなどによって破損すると、ディスク全体が読み取れない状態になってしまいます。
問題のあるデバイスから削除されたデータを復元する方法
ボリュームやパーティションの破損という問題の性質上、その解決策にはどうしてもデータの消去が伴います。ドライブやパーティションに重要なファイルが保存されている場合は、必ず先にデータを復旧しておきましょう。最も簡単な方法は、Disk Drillのようなデータ復旧ツールを使うことです。OSがボリュームを読み取れない状態でも、Disk Drillならアクセスが可能です。
Disk Drillは有料ツールですが、無料版でも(動画を含む)ファイルを無制限にプレビューできます。これは重要なポイントです。もし復旧ソフトでもデータを救出できない場合、ドライブが物理的に破損している可能性があります。その状態でさらなる復旧を試みると問題が悪化し、データが永久に失われる恐れがあります。その場合は、専門のデータ復旧センターへの依頼をご検討ください。
- Cleverfilesの公式サイトからMac版Disk Drillを無料ダウンロードし、インストールします。
- デバイスをMacに接続します。
- Disk Drillを開き、問題のあるUSBメモリ、SDカード、またはドライブを選択します。

- 右側のサイドバーでスキャン方式を選択できます。ここでは「すべての復元方法(All recovery methods)」を使用します。

- 「失われたデータを検索(Search for lost data)」ボタンをクリックします。

- Disk Drillによるスキャンが完了するまで待ちます。この画面では、ファイルタイプ別に復元されたファイルを確認したり、失われたパーティションだけを個別にチェックすることも可能です。本記事では、ウィンドウ右下の「見つかった項目を確認(Review found items)」ボタンをクリックして、復元されたすべてのファイルを確認していきます。

- プレビューしたいファイルは何件でもクリックして確認でき、内容が右側のサイドバーに表示されます。復元したいファイルを選択したら、「復元(Recover)」ボタンをクリックします。

- ポップアップが表示されるので、ドロップダウンメニューから復元先のフォルダを選択します。必ず対象ドライブ以外の場所を指定してください。「OK」ボタンをクリックすれば、SDカード・USBメモリ・ハードドライブからのデータ復旧は完了です!

「パーティションマップを変更できませんでした」エラーの修正方法
方法1:ディスクユーティリティのFirst Aid機能を使う
SDカードやフラッシュドライブでこのエラーが発生した場合、まず試したいのがMacに標準搭載されている「ディスクユーティリティ」のFirst Aid機能です。First Aidはファイルシステムのエラーをチェック・修復できるため、小さな問題が深刻化する前に対処できます。
- Spotlight検索(Cmd + スペース)または「Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ」からアプリを開きます。

- 問題のあるドライブを選択します。

- ディスクユーティリティウィンドウの右上にある「First Aid」ボタンをクリックします。

方法2:ディスクユーティリティでフォーマットし、新しいパーティションマップを作成する
こちらもディスクユーティリティを使用します。First Aidで解決しなかった場合は、アプリからデバイスを再フォーマットしましょう。ただし、フォーマットを実行するとデータは必ず消去されるため、必ず事前にデータ復旧を行ってください。フォーマットにより、まったく新しいパーティションとパーティションマップを作成できます。
- Spotlight検索(Cmd + スペース)または「Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ」からアプリを開きます。

- ウィンドウ左上の「表示」ボタンをクリックし、「すべてのデバイスを表示」を選択します。

- ストレージデバイス本体(パーティションではなく)を選択し、ウィンドウ上部の「消去」ボタンをクリックします。

- デバイス名を任意の名前に変更し、フォーマットは「MS-DOS(FAT)」、方式は「マスターブートレコード」を選択して「消去」ボタンをクリックします。これにより古いパーティションが上書きされ、新しいパーティションとパーティションマップが作成されます。

- 消去処理が完了するまで待ち、「完了」をクリックします。これでデバイスを通常どおり使用できるようになるはずです。
方法3:ターミナルを使ってフォーマットし、新しいパーティションマップを作成する
ディスクユーティリティでも解決しない場合は、ターミナルアプリを使ってデバイスを消去し、新しいパーティションマップを作成する方法を試してみてください。
- USBフラッシュドライブ、SDカード、または外付けハードドライブをMacに接続します。
- Spotlight検索(Cmd + スペース)または「Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」からターミナルを開きます。

- ディスクの識別子を確認するには、以下のコマンドを入力してReturnキーを押します:
diskutil list

- 対象ディスクを特定したら、以下のコマンドを入力してReturnキーを押します:
diskutil eraseDisk MS-DOS "ディスク名" /dev/"ディスク識別子"
「ディスク名」はストレージデバイスに付けたい名前に、「ディスク識別子」は手順3で確認した識別子に置き換えてください。たとえば、筆者の場合は次のように入力します:
diskutil eraseDisk MS-DOS SAMSUNG BAR /dev/disk4s1
コマンドが成功すれば、データはすべて失われますが、デバイスを再び正常に使用できるようになります。
よくある質問(FAQ)
「パーティションマップを変更できませんでした」はどういう意味ですか?
パーティションを変更できないということは、パーティションマップ(またはパーティション全体、ひいてはディスク全体)が破損しているか、パーティション上の一部の情報が欠落していることを意味します。その結果、パーティションは読み取り不可能な状態になり、OSが通常どおりアクセスできなくなります。
Macでパーティションマップを変更するには?
パーティションマップを変更するには、ディスク全体を再フォーマットする必要があります。単一のパーティションだけを対象に変更することはできません。再フォーマットの前に、重要なファイルを必ず復元・バックアップしておきましょう。
パーティションマップに問題が見つかった場合はどうすればいいですか?
- Disk Drillなどのデータ復旧ソフトウェアを使って、データを復元・バックアップします。
- MacのディスクユーティリティのFirst Aid機能で、パーティションマップの修復を試みます。
- ディスクを再フォーマットします。この場合も、必ず先にデータの復元とバックアップを行ってください。
まとめ
「パーティションマップを変更できませんでした」エラーが発生しても、ドライブ自体は修復できるケースがほとんどです。ただし、その多くは保存されていたデータの消去を伴います。救出したい重要なファイルがある場合は、事前にDisk Drillなどのデータ復旧ソフトウェアを必ず使用してください。さらに言えば、Disk DrillやmacOS標準の無料バックアップ機能「Time Machine」を活用して、日常的にファイルをバックアップしておくのがベストです。
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