MacでExt4パーティションをマウントしてアクセスする方法【無料〜有料の選択肢を解説】

Linuxを使っている方なら、Ext4やその関連ファイルシステムでフォーマットされたハードディスクを1台以上お持ちではないでしょうか。Linuxだけで作業する分には何の問題もありませんが、別のOSからそのExt4ファイルシステムのデータにアクセスしようとすると、途端に厄介な状況になります。
たとえばMacはExt4ファイルシステムに対応していません。ドライブを接続しても単純に認識されないのです。幸い、この問題を回避する方法はいくつか存在します。
一時的な対処法:仮想マシン(VM)を使う
数個のファイルを読みたいだけで、恒久的な対策を導入したくない場合は、比較的簡単な解決策があります。VirtualBoxなどの仮想マシンホストにUbuntuなどお好みのLinuxディストリビューションをインストールし、通常のドライブと同じようにマウントすれば、自由に中身を読み取ることができます。
VirtualBox自体のインストールは非常に簡単ですし、Ext4フォーマットのハードディスクをお持ちということは、Linuxのインストールにも慣れているはずです。もし不慣れな場合は、以降で紹介する他の方法をご覧ください。
macOSにExt4サポートを追加する
Ext4フォーマットのディスクを頻繁に使う場合や、そこからmacOSのドライブへファイルをコピーしたい場合は、より本格的なソリューションが必要です。具体的には、macFUSE(旧osxfuse)とext4fuseという2つのソフトウェアをインストールします。
- macFUSEの公式サイトにアクセスし、ページ上部の「Downloads」タブをクリックして、macOS用の最新版をダウンロードします。ファイル名は「macfuse-4.2.3.dmg」のような形式になっています。
- インストーラーのダウンロードが完了したらダブルクリックして開き、「Install macFUSE」というラベルの付いたアイコンをダブルクリックしてインストールを開始します。

- インストールの終盤で「システム拡張機能がブロックされました」というメッセージが表示され、設定での許可を求められます。画面左下の鍵アイコンをクリックし、「許可」をクリックしてください。

次にext4fuseをインストールします。最も簡単なのはHomebrewを使う方法です。Homebrewが導入済みであれば、以下のコマンドを実行するだけです:
brew install ext4fuse

注意点
これらのツールを使えばExt4フォーマットのドライブを読み取れますが、安定性は決して高くありません。本チュートリアルのように読み取り専用でマウントする限り、大きなリスクはありません。しかし、これらのツールでExt4ドライブへの書き込みを行うと、データ損失につながる恐れがあります。
Linuxと共有するドライブ上でファイルを双方向にやり取りしたい場合は、この方法はおすすめできません。代わりにExFATなど別のファイルシステムを採用するか、後述の商用ソフトウェアを検討してください。
macOSでExt4ディスクをマウントする
Ext4サポートのインストールが完了したら、次にマウントしたいドライブを特定します。以下のコマンドを実行してください:
diskutil list
パーティションのID(例:「/dev/disk3s1」)を控えておきます。これが対象のIDだと仮定すると、次のコマンドでドライブをマウントできます:
sudo ext4fuse /dev/disk3s1 ~/tmp/MY_DISK_PARTITION -o allow_other
「MY_DISK」の部分には任意の名前を指定できます。
Finderで「/tmp/」ディレクトリに移動すると、パーティションの中身が一覧表示されているはずです。ディスクに複数のパーティションがある場合は、同じ手順でそれぞれをマウントできます。その際、マウント先のディレクトリ名は重複しないようにしてください。

有料の第三の選択肢
どうしても読み書き両方のアクセスが必要で、コストを払っても構わないのであれば、Paragon Softwareが有力な候補になります。同社は安全かつ高速だと謳う「ExtFS for Mac」を提供しており、Ext4などのファイルシステムを修復できるとも主張しています。

当記事ではこのソフトウェアを実際に検証していないため、宣伝どおりに動作するかは断言できません。無料トライアルは用意されていますが、安全のため使用前にドライブのバックアップを取ることをおすすめします。購入する場合は39.95ドルで入手可能です。
よくある質問
1. macFUSE / ext4fuseでEXT4パーティションに書き込めますか?
これらのツールによるEXT4ファイルシステムへの書き込みは実験的なサポートにとどまり、簡単にデータを失う可能性があります。実行する場合でも、失っても困らないデータに限定することを強くおすすめします。
2. macFUSEは他のファイルシステムでも使えますか?
はい。macFUSEが対応するその他の人気ファイルシステムには、NTFS-3G、OXFS、SSHFSなどがあります。
3. これらのツールでファイルを読むとEXT4ファイルシステムが壊れますか?
本記事で紹介しているように読み取り専用でマウントする限り、データを失う可能性はほぼありません。ただし、LinuxとmacOSの間で頻繁にファイルをやり取りする予定があるなら、exFATなど両OSがより適切にサポートするファイルシステムを選ぶ方が安心です。
4. EXT2やEXT3ファイルシステムでも使えますか?
はい。ext4fuseはEXT4に加えて、EXT2およびEXT3ファイルシステムにも対応しています。
5. これらのツールでEXT4パーティションを作成できますか?
いいえ。macFUSE/ext4fuseにもExtFS for Macにもパーティション作成機能はありません。Mac上でどうしても必要な場合は、可能であれば仮想マシン環境でLinuxを利用することをおすすめします。
macOSでのExt4利用は決して不可能ではありませんが、Appleがこのフォーマットを公式サポートしていないため、やや不便なのが実情です。同社が自社技術に注力している姿勢を考えると、近いうちに状況が変わるとは期待できません。当面は、Paragon Softwareのような企業やオープンソースコミュニティの取り組みに頼ることになるでしょう。
ちなみに、Windowsでも現時点でExt4は完全にはサポートされていません。ただし、MicrosoftがWindowsへのLinux統合を進めていることを踏まえると、将来的には変わる可能性もあります。それまでの間は、WindowsでExt4ファイルシステムをマウントしてアクセスする方法に関するガイドも参考にしてみてください。
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