Chromeベースの無料ツール「Epichrome」でMacのWebサイトをアプリ化する方法

私たちは今、ウェブアプリの時代に移りつつあります。従来のようなネイティブアプリではなく、ブラウザのタブとして動作するサービスを利用する機会がどんどん増えています。そして、タブは気づけば大量に開かれ、迷子になりがちです。すべてが「ただのタブ」では、仕事用の重要なメールも、Redditで見つけた面白いGIF画像も、同じ扱いになってしまいます。これでは効率が悪いですよね。
物事をきちんと整理して管理したいタイプの人なら、こうしたWebサービスを個別のアプリに変えてしまうのがおすすめです。さらにこの方法なら、同じサービスでも複数のアカウントを独立して同時運用できます。たとえば、仕事用のGmailアカウントとプライベート用のアカウントを別々のアプリとして起動できるのです。
長年Macを使っている方なら、「Fluid」というアプリを思い浮かべるかもしれません。確かに優れたアプリですが、ベースがSafariである点と、各「アプリ」ごとにCookieや閲覧履歴を独立させたい場合(これは実際に必要になります)には5ドルの支払いが必要という点がネックでした。
そこで登場したのが、無料かつオープンソースの「Epichrome」です。しかもベースにChromeを採用している(事前にChromeのインストールが必要)ため、GoogleドキュメントなどSafariでは動作が不完全なサービスも快適に利用できます。
Epichromeでアプリを作成する手順
まずプロジェクトのGitHubページにアクセスし、最新版をダウンロードしましょう。Epichromeは、Webサイトをアプリ化するためのステップバイステップ型インストーラーのような仕組みになっています。以下、実際の手順を見ていきましょう。
1. Epichromeを起動
Epichromeを起動し、「OK」をクリックしてセットアップを開始します。

2. アプリ名を入力
メニューバーなどに表示されるアプリ名を入力します。ここでは例として、個人用Gmailアドレス専用のアプリを作るので、「Gmail Web App」という名前を付けています。

識別しやすいように特別な色ラベルを付けることも可能です。最後に、アプリの保存先を選択します。Webアプリをひとつのフォルダにまとめて管理したい場合は、専用フォルダを新規作成しておくと便利です。

3. アプリタイプを選択
次に、アプリのタイプを選択します。迷っても大丈夫、後からいつでも切り替えられます。
App window(アプリウィンドウ)モード: ウェブサイトをまるでネイティブアプリのように表示します。タブやその他のブラウザ要素は表示されません。このモードでは、リンクをクリックするとメインのChromeウィンドウで開きます。

Browser tabs(ブラウザタブ)モード: ブラウザに近いUIが表示され、リンクは同じウィンドウ内の新しいタブで開きます。
筆者のおすすめは「Browser tabs」モードです。複数ページを行き来する使い方に向いています。
4. URLを貼り付け
対象サイトのURLを貼り付けて「OK」をクリックします。「Browser tabs」モードを選んだ場合は、アプリのスタートページとして複数のドメイン名を登録することもできます。

5. ブラウザとして登録するか選択
このアプリをシステム上でブラウザとして登録するかどうかを選びます。

6. カスタムアイコンの設定
独自のアイコンを設定したい場合は「Yes」をクリックします。画像ファイルを選択するピッカーが表示されます。特にこだわりがなければ「No」でスキップしても構いません。

7. 内容を確認して作成
最後に、これまで選択した内容のサマリーが表示されます。問題なければ「Create」をクリックしてアプリを作成しましょう。修正したい場合は「Back」で前の画面に戻って設定を変更できます。

アプリの使い方と設定
この手順は何度でも繰り返せるので、必要なだけ新しいアプリを作成できます。アプリの起動は簡単で、Spotlight検索(キーボードショートカット「Cmd + Space」)を開き、アプリ名を入力すればすぐに見つかります。

覚えておくべき最重要ポイントは、アプリモードの切り替え方法です。「Cmd + L」でアプリスタイルのウィンドウに、「Cmd + Shift + L」でタブスタイルのウィンドウに切り替えられます。
Epichrome自体の設定項目は多くありませんが、拡張機能形式のヘルパーアプリが付属しています。メニューバーから「Window → Extensions(拡張機能)」を開き、「Epichrome Helper」の下にある「Options(オプション)」を選択してください。

ここから、任意のサイトに対するカスタムルールを追加できます。たとえば特定のリンクを常に外部ブラウザで開くといった細かい制御も可能です。
あなたはどんなアプリを作った?
Epichromeを使って、どのWebサイトをアプリ化してみましたか? Gmailやカレンダーだけでなく、チャットツールやSNSなど、日常的に使うサービスをアプリ化すると作業効率がぐっと上がりますよ。ぜひコメント欄で教えてください。
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