Epichromeの使い方|お気に入りのWebサービスをMacアプリに変換する方法
私たちが今生きているのは「Web 2.0」の時代だと言われています。Gmail、Facebook、Campfire、Flipboard、PandoraといったWebサービスは、従来のウェブサイトではなく、アプリとして分類されるべき存在です。なぜなら、これらのサービスは静的な情報を表示するだけでなく、ユーザーに何かを「実行」させるものだからです。こうしたWebサービスの多くはモバイル向けに専用アプリを提供していますが、デスクトップパソコンとなると話は別。多くのサービスは依然として、デスクトップユーザーに対してウェブサイト経由でサービスを提供しています。
もしあなたがMacユーザーで、お気に入りのWebサービス専用のデスクトップアプリを望んでいるなら、「Epichrome」が力になってくれます。このツールを使えば、あらゆるWebサービスやウェブサイトを、独立して動作するMacアプリケーションに変換できます。
Epichrome・Fluid・SSB(サイト固有ブラウザ)とは?
MacのSSB(Site-Specific Browser)分野の主役といえば、以前ご紹介した「Fluid」です。しかし今回は、Epichromeを使った方法を試してみましょう。Chromeでしか動作しない拡張機能も存在するため、GoogleのChromeエンジンをベースとするEpichromeには大きなメリットがあります。一方、FluidはSafariのWebKitエンジンがベースです。また一般論として、GoogleのサービスはGoogle製ブラウザ上で最も快適に動作すると言われています。
SSBを作成する最大のメリットは、特定のサイト専用のアプリを持ち、そのサイトのためだけの拡張機能をインストールできる点です。一つや二つのサイトでしか使わない拡張機能でメインのChromeを散らかす必要はありません。たとえばGmail用のSSBを作り、そこにGmail関連の拡張機能を追加する、といった使い方が可能です。拡張機能を最小限に抑えられるため、動作は軽く、速く、システムリソースにも優しいブラウジング体験が得られます。
さらに、各SSBはCookieや設定、環境設定をメインブラウザとは完全に独立して管理します。そのため、異なるInstagramアカウントを同時に複数開くことさえできるのです。
自分だけのSSBを作成する手順
本来、ChromeベースのSSBを作成するには、シェルスクリプトやターミナルコマンドを扱う必要がありました。幸い、Epichromeという手軽なユーティリティを使えば、その一連の作業をすべて一つのアプリ内で完結できます。
アプリをダウンロードしてインストールしたら、起動してSSB作成を始めましょう。ここでは例として、Flipboardアプリを作成してみます。

1. Epichromeを開き、「OK」をクリックして先へ進みます。

2. アプリの名前と保存場所を選択します。

3. メニューバーに表示される名前を決めます。混乱を避けるため、前のステップで入力した名前と同じもの(この場合はFlipboard)にしておきましょう。

4. 「App Window」と「Browser Tabs」のどちらかを選択する画面が表示されたら、すっきりしたウィンドウが欲しいなら前者を、一般的なブラウザに近い見た目が良いなら後者を選びます。

5. 次に、アプリ起動時に毎回開きたいURLを入力します。

アプリをブラウザとして登録すると、Webサービス側はあなたのアプリを「もう一つのブラウザ」として認識します。

6. 独自のアイコンを設定したい場合は「Yes」を、Webサービス側のデフォルトアイコンを使いたい場合は「No」を選択します。

7. 最後に「Create」をクリックして、アプリの作成を確定します。

おめでとうございます!お気に入りのWebサービスがアプリになりました。さっそくアプリを起動してみましょう。

初回起動時に行いたい追加設定
アプリを初めて開くときには、いくつか追加の設定が必要です。どのリンクをアプリ内で開き、どのリンクをデフォルトブラウザに送るかを指定するよう求められます。

リンクを追加し、それぞれのリンクに対してアプリがどう処理するかを決めます。

その後、リストを保存して設定を確定しましょう。

これで準備完了です。以降はブラウザと同じようにアプリを使えますが、メインブラウザから完全に独立したスタンドアロンアプリとして動作します。

サイト固有ブラウザ(SSB)を作成したことはありますか?どんなWebサービスをアプリ化したいですか?ぜひコメント欄であなたのアイデアや体験談を聞かせてください。
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