Macを高速化する方法:遅いMacを速くする15の実践的テクニック
数年使ったMacの動作が遅くなり、Appleのサイトで新しいモデルを物色しているかもしれません。しかし、買い替えなくても今のMacを高速化する方法はたくさんあります。この記事では、ストレージの空き容量確保からメモリ解放、不要な起動項目の削除まで、すぐに実践できる高速化テクニックを網羅的に解説します。
Macを高速化するためのクイックアクション
- Macを再起動する:長期間再起動していないと、RAMが圧迫されている可能性があります。
- 不要なファイル・アプリを削除する:ストレージの空きが10%未満の場合は特に重要です。
- ソフトウェアをアップデートする:既知の不具合やパフォーマンス問題が修正されていることがあります。
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隠れたジャンクファイルを検出し、見えない「その他」ストレージを解放。巨大な古いフォルダ、バックグラウンドアプリ、メモリを大量消費するプロセスを特定し、Macの空き容量を増やして最大速度にチューニングします。最新版ではアドウェア、ブラウザのポップアップ、ウイルス拡張機能も効果的にブロック。
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1. 不要なアプリを終了する
基本ですが、バックグラウンドで動いている未使用のプログラムを終了するのが最初の一歩です。最近Macをシャットダウンしていない場合、先週使ったきりのアプリがメモリとCPUを占有しているかもしれません。
画面下部のDockを見て、アイコンの下にドット(表示されない場合は「システム設定」>「デスクトップとDock」で「開いているアプリケーションのインジケータを表示」をオン)がついているものが起動中のアプリです。あるいは Command+Tab でアプリスイッチャーを呼び出し、開いているアプリを確認できます。
終了方法:Dockで右クリック(Control+クリック)して「終了」を選ぶか、アプリスイッチャーでアプリを選んで Command+Q。右クリックメニューに「強制終了」と出る場合、そのアプリに問題がありシステム全体を遅くしている可能性大です。応答なし(レインボーカーソル)の場合は、Appleメニュー>「強制終了」から該当アプリを選んで強制終了してください。
2. 原因となっているプロセスを特定する(アクティビティモニタ)
特定のアプリがリソースを独占していることがあります。「アプリケーション」>「ユーティリティ」フォルダ内の「アクティビティモニタ」を開き(Command+SpaceでSpotlightから「activity」と入力しても起動可能)、メニューバーの「表示」>「ウィンドウプロセス」を選択してユーザープロセスのみ表示させます。
「CPU」タブで「%CPU」列をクリックし、CPU使用率の高い順に並べ替えます。メモリ、ディスク、ネットワークの使用状況も同様に確認できます。特定のアプリが異常にCPUを食っている場合、そこでプロセスを選択し、ツールバーの「×」ボタンで終了できます。常駐してリソースを食うアプリはアップデートで改善することも多いので、該当アプリの更新を確認しましょう。
3. ストレージの空き容量を10%以上確保する
Macはスワップファイルの読み書きに連続した空き領域を必要とします。macOSには断片化を防ぐ仕組みがあるためデフラグは不要ですが、この仕組みが機能するには**全体の10%以上の空き容量**が必要です。
確認方法:Appleメニュー>「このMacについて」>「ストレージ」タブ。新しいmacOSなら「管理」ボタンから「ストレージを最適化」や「iCloudに写真を保存」などのオプションが使えます。空きが少ない場合は、以下の方法で容量を確保してください。
- メールの添付ファイルや古いバックアップ
- 使わなくなった古いアプリ
- 写真・動画ライブラリ(外部ドライブやiCloudへ移動)
詳細:Macの空き容量を増やす方法、「その他」ストレージを削除する方法、システムデータを削除する方法 も参照。有料ツールの WhatSize や OmniDiskSweeper で可視化するのも有効です。
4. メモリ(RAM)を解放する
以前はメモリ増設が定石でしたが、M1/M2/M3チップ搭載Macや最近のMacBookではメモリがチップに統合されており**増設不可**です(27インチiMacなど一部機種を除く)。増設できない場合はソフトウェア的に解放しましょう。
- 再起動:最も確実で簡単。
- アクティビティモニタの「メモリ」タブ:下部の「メモリプレッシャー」グラフを見て、赤なら逼迫しています。「メモリ」列でソートし、使っていない大量消費アプリを終了。
- 専用ユーティリティ:Parallels Toolbox(年額1,599円〜、7日間無料)、CleanMyMac X(3,980円〜)などに「メモリ解放」機能があります。
5. macOSとアプリを最新版に保つ
「システム設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」でmacOSを更新。App StoreアプリはApp Storeの「アップデート」から。App Store外のアプリは各アプリのメニュー>「アップデートを確認」で。自動更新をオン(システム設定>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」>「自動的にアップデートをチェック」)にしておくと安心です。
6. iCloud同期の負荷を減らす
iCloud Driveの「デスクトップとドキュメント」や「iCloud写真」のバックグラウンド同期が重いことがあります。対策:
- 巨大なファイルをデスクトップに置かない。
- 必要な書類だけ同期対象にする。
- 写真アプリを開かない、または「システム設定」>「Apple ID」>「iCloud」>「写真」で「このMacを最適化」をオンにする(フル解像度はクラウド、サムネイルのみローカル)。
- どうしても重い場合はそのデバイスでのiCloud写真同期をオフにする。
7. ログイン項目(起動時自動起動アプリ)を整理
「システム設定」>「一般」>「ログイン項目」で、ログイン時に自動起動するアプリ・サービスを確認。不要なものを選択し「−」ボタンで削除。起動時間短縮とメモリ節約になります。
8. 不要な環境設定ペインを削除
「システム設定」の下部にサードパーティ製のペイン(Flash Playerなど)が残っているとCPUを消費します。右クリック>「環境設定ペインを削除」で削除しましょう。
9. ゴミ箱とダウンロードフォルダを空にする
Dockのゴミ箱を右クリック>「ゴミ箱を空にする」。ダウンロードフォルダ(Dock右端の矢印>Finderで開く)も定期的に整理。macOS Ventura以降なら「このMacについて」>「ストレージ」>「管理」>「ゴミ箱を自動的に空にする」(30日後自動削除)をオンにできます。
10. 古い・大きなファイルを削除
Finderで「最近の項目」(古いOSでは「すべてのマイファイル」)を開き、表示>「表示オプションを表示」で「サイズ」にチェック。サイズ順・日付順でソートし、不要な大きなファイルや古いファイルを削除。
11. 使わないアプリを完全アンインストール
単にゴミ箱に捨てるだけでは関連ファイルが残ります。CleanMyMac X などのアンインストーラーを使うと、関連ファイルごと綺麗に削除でき、最終使用日や容量も可視化され便利です。通知センターのウィジェット(株価など)も「編集」>「−」で不要なものを外しましょう。
12. 写真ライブラリを外部ドライブへ移動
写真/ビデオは容量を圧迫しがち。iCloud写真で「このMacを最適化」をオンにしても足りない場合は、ライブラリごと外付けドライブへ移動します。
- 写真アプリを終了。
- 「ピクチャ」フォルダ内の「写真ライブラリ」を外付けドライブへコピー(移動ではなくコピー)。
- Optionキーを押しながら写真アプリを起動し、コピーしたライブラリを選択。
- 写真>設定>「一般」>「システム写真ライブラリとして使用」をクリック。
13. ミュージック(iTunes)ライブラリを外部化
ミュージックアプリ>設定>「ファイル」>「ミュージックフォルダの場所」を変更で外付けドライブへ移動可能。あるいは iTunes Match(年額2,199円)で全楽曲をクラウド化し、ローカルファイルを削除する手もあります。
14. キャッシュファイルをクリア
ユーザーキャッシュ(Command+Shift+G で ~/Library/Caches/)は数GBになることも。アプリごとに再構築されるため、使わないアプリのキャッシュは削除して問題ありません。Safari、Firefox、Spotifyなどはアプリ内でクリア可能。一括削除なら CleanMyMac X(システムジャンク>スキャン>クリア)、無料の OnyX などが便利です。
15. Safariのキャッシュをクリア
Safariが重い場合はキャッシュ削除で改善します。
- 新しいmacOS:設定>「プライバシー」>「Webサイトデータを管理」>「すべてを削除」。
- キャッシュのみ削除:設定>「詳細」>「メニューバーに開発メニューを表示」をオン>開発メニュー>「キャッシュを空にする」。
ディスクのアクセス権修復(旧OS向け)
OS X El Capitan(10.11)以降、システム整合性保護(SIP)導入によりディスクユーティリティでのアクセス権修復は不要・不可になりました。それ以前のOSを使っている稀な場合のみ実施してください。
視覚効果を軽減する
「システム設定」>「デスクトップとDock」で以下をオフ/変更:
- 「アプリケーションの起動をアニメーション」:オフ
- 「Dockを自動的に表示/非表示」:オフ
- 「ウィンドウの最小化エフェクト」:「ジニー効果」→「スケール効果」
- 「拡大」:オフ
デスクトップのアイコンを整理
デスクトップ上のファイル一つ一つがウィンドウとしてメモリに展開されます。ファイルが多いとRAMを圧迫し、特にメモリ少ないMacで遅くなります。書類/ピクチャ/ムービーなど適切なフォルダへ移動しましょう。iCloudデスクトップ同期を使っている場合、同期自体が負荷になることもあるため、必要最小限に留めるか同期をオフに検討してください。
定期的に再起動する
スリープ派 vs シャットダウン派の議論がありますが、再起動には明確なメリットがあります:
- スワップファイル(仮想メモリ)がリセットされる(5個以上溜まると遅くなる)。
- キャッシュがフラッシュされ、メモリを食い続けるアプリが終了する。
- メンテナンススクリプト(深夜実行)後に自動シャットダウン設定も可能。
Spotlightのインデックス範囲を制限
複数のドライブがある古いMacでは、Spotlightのインデックス作成が負荷になります。「システム設定」>「SiriとSpotlight」>「Spotlightのプライバシー」で、検索不要なフォルダ/ボリュームをドラッグ&ドロップして除外するとインデックス対象が減り、動作が軽くなります。
FileVault暗号化をオフにする(トレードオフあり)
FileVaultは全ファイルを暗号化しセキュリティを高めますが、暗号化/復号にCPUサイクルを消費します。「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「FileVault」でオフにするとパフォーマンスが向上する可能性がありますが、セキュリティが低下するためリスクを理解した上で判断してください。
メモリ(RAM)を増設する(対応機種のみ)
M1/M2/M3シリーズやMacBook Air/Pro(2016年以降)、Mac mini(2018年以降)、iMac(2021年以降)は**ユーザーによる増設不可**です。増設可能なのは27インチiMac(2020年まで)やMac Pro、一部の旧モデルのみ。
増設前にアクティビティモニタの「メモリプレッシャー」を見て、常時緑なら増設効果は薄い、頻繁に赤なら効果大です。増設するなら最大容量まで一括で、同一メーカー/同容量のモジュールをペアで購入するのが無難です。購入時のカスタマイズ(BTO)で最大搭載しておくのが最も確実です。
最後の手段:クリーンインストール
全て試しても改善しない場合、macOSのクリーンインストールが最終手段です。起動ディスクを完全消去し、数年分のシステム/ユーザーライブラリのゴミを一掃します。必ずTime Machineなどで完全バックアップ(2重推奨)を取ってから実行してください。
それでもダメなら買い替え検討を。選び方ガイド:どのMacを買うべきか、MacBook選び方。お得情報:iMacセール、Mac miniセール、MacBook Proセール、MacBook Airセール。
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