Macの右クリックだけでアニメーションGIFを作成する方法
GIF画像は、SNSから人気テックブログまで、今やインターネット上のあらゆる場所で見かける存在になりました。GIFは普通の画像と似ていますが、複数の画像が順番に再生されることで、まるで動画ファイルのような錯覚を与えてくれるのが特徴です。アニメーションGIFの作成はそれほど難しくなく、Macでは専用アプリを使って作成する方法もすでに紹介してきました。
しかし、サードパーティ製アプリを使わずにGIFを作りたいと思ったことはありませんか?実は、Macで最もよく使う操作のひとつである「右クリック」だけで、アニメーションGIFを作成できるのです。ユーティリティをインストールし、Automatorでサービス(クイックアクション)を作成しておけば、GIFに含めたい画像を右クリックするだけで、好きなだけアニメーションGIFを生成できます。
以下にその手順を詳しく解説します。
右クリックでアニメーションGIFを作る仕組み
右クリックからGIF画像を作成するには、Mac用パッケージマネージャー「Homebrew」がマシンにインストールされている必要があります。このガイドでは、そのインストール手順もあわせて説明します。全体の流れは次の3ステップです。
- Homebrewをインストールする
- ImageMagickをインストールする
- AutomatorでGIF作成用のサービスを作成する
MacにHomebrewをインストールする
Homebrewは、ターミナルアプリからコマンドを入力するだけで、さまざまなパッケージをMacにインストールできる便利なツールです。まずはこのパッケージマネージャーを導入しましょう。
1. DockのLaunchpadをクリックし、「ターミナル」と検索して、表示されたターミナルをクリックして起動します。

2. ターミナルが起動したら、以下のコマンドを入力します。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

3. 次の画面でEnterキーを押すと、Homebrewのインストールが開始されます。完了するまでしばらく待ちましょう。

4. インストールが完了したら、ターミナルで以下のコマンドを実行し、「Your system is ready to brew.」と表示されることを確認します。
brew doctor

これでHomebrewのインストールは成功です。続いて、Homebrewを使ってユーティリティをインストールします。
HomebrewでImageMagickをインストールする
画像処理ツール「ImageMagick」は、複数の画像を1つのアニメーションGIFに変換する役割を担います。以下の手順でインストールしましょう。
1. ターミナルを起動します。
2. 起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。ImageMagickがマシンにインストールされます。
brew install imagemagick

3. インストールが完了するまで待ちます。完了すると、次のような画面が表示されます。

これでImageMagickのインストールは完了です。ここからが本題となる作業です。
AutomatorでGIF作成用サービスを作成する
1. DockのLaunchpadをクリックし、「Automator」と検索して起動します。

2. Automatorが開いたら、「ファイル」メニューをクリックし、「新規」を選択します。

3. 次の画面で作成する書類の種類を聞かれるので、「サービス」を選択して「選択」をクリックします。なお、macOS Catalina以降では「クイックアクション」という名称になっています。

4. 次の画面で、最初のドロップダウンメニューから「ファイルまたはフォルダ」を、2番目のドロップダウンメニューから「Finder」を選択します。

5. アクションパネルから「選択されたFinder項目を取得」をドラッグ&ドロップでワークフローに追加します。

6. 同様に、「シェルスクリプトを実行」アクションもワークフローパネルへドラッグします。

7. ワークフロー内の「シェルスクリプトを実行」セクションにある「入力の引き渡し方法」ドロップダウンメニューから、「引数として」を選択します。

8. シェルボックスに以下のコマンドを入力します。これは選択した画像からGIFを作成するスクリプトです。
/usr/local/bin/convert -delay 20 -loop 0 "$@" ~/Desktop/animatedimage.gif

なお、「-delay 20」は各フレームの表示時間(20ミリ秒単位)を指定する値です。数値を小さくするとGIFの動きが速くなり、大きくすると遅くなります。お好みに合わせて調整してみてください。
9. これでサービスの準備は完了です。「ファイル」メニューをクリックし、「保存...」を選択して保存します。

10. サービス名に「アニメーションGIFを作成」と入力し、「保存」をクリックします。名前は自由に変更しても構いません。
保存が完了したら、Automatorアプリを終了します。

11. スクリプトをテストしてみましょう。Mac上で適当な画像をいくつか選択し、そのうちの1つを右クリックして、「サービス」(または「クイックアクション」)→「アニメーションGIFを作成」の順に選択します。選択した画像からアニメーションGIFが生成されます。
作成されたGIF画像は、「animatedimage.gif」という名前でデスクトップに保存されます。

まとめ
アニメーションGIFを作成できるアプリは数多くありますが、今回紹介した方法なら、コンテキストメニュー(右クリック)から直接GIFを作成できます。一度セットアップしてしまえば、画像を選んで右クリックするだけという手軽さは大きな魅力です。ぜひ試してみてください。
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