古いMacBookでもタッチバーを体験できる!TouchéとTouch Bar Demo Appの使い方

新しいMacBook Proが手元に届くのを待つ必要はありません。「Touché」というアプリを使えば、macOS Sierraが動作するMacBookの画面上にタッチバーを再現できます。さらに、実際に指でタップできるものをお探しなら、少し工夫をしてiPad上で動作させることも可能です。
※本記事の手順はmacOS Sierra(10.12.1)時代の情報に基づいています。新しいmacOSでは動作しない可能性がある点にご注意ください。
Touchéを使って画面上にタッチバーを表示する
最も手軽なのが、開発者配布の無料アプリ「Touché」を利用する方法です。以下の手順でセットアップしましょう。
1. Touchéをダウンロード
まず、開発者の公式サイトからTouchéをダウンロードします。

2. アプリケーションフォルダへインストール
ダウンロードしたファイルを「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップしてインストールします。

3. macOSのバージョン(ビルド番号)を確認
ここで「macOS Sierraのバージョンが違う」というエラーが表示される場合があります。

Touchéの動作にはmacOS 10.12.1の中でも特定のビルド番号「16B2657」が必要です。このビルドはAppleのサイトからダウンロードできます。

4. macOSをアップデート
必要に応じて、ダウンロードしたDMGファイルをマウントし、中に含まれるインストーラーを実行してmacOSを更新します。再起動が完了したら次へ進みましょう。
5. Touchéを起動
Touchéを開くと、画面の下部にタッチバー風のウィンドウがポップアップ表示されます。

6. アプリを切り替えて楽しむ
Mac上でアプリを切り替えると、それに応じてタッチバーの表示内容も変化します。ぜひいろいろ試してみてください。

Touch Bar Demo AppでiPad上にタッチバーを作る
その名もずばり「Touch Bar Demo App」を使えば、iPad上でソフトウェア版のタッチバーを動かすことができます。Xcodeでのビルドや開発者アカウントの設定など、やや手間のかかるハック的な手法ですが、実際に触れるという点で本物に近い体験が得られます。
1. macOSのビルド番号を確認
まず、macOS Sierra 10.12.1のビルド「16B2657」に更新されていることを確認してください。ビルドが違うとアプリは起動しません。Appleメニューの「このMacについて」を開き、macOSのバージョン番号をクリックするとビルド番号を確認できます。


ビルド番号が異なる場合は、Appleから最新のアップデータを入手しておきましょう。
2. Touch Bar Demo Appをダウンロード
GitHubから最新リリースをダウンロードします。Mac側で動かす「TouchBarServer.zip」と、iPadにインストールするためのソースコードの両方が必要です。

3. TouchBarServerをインストール
TouchBarServer.zipを解凍し、取り出した「TouchBarServer.app」をアプリケーションフォルダにドラッグします。

4. iPad/iPhoneをMacに接続
USBケーブルでiOSデバイスをMacに接続します。
5. ソースコードをXcodeで開く
ソースコードを解凍し、「TouchBarDemoApp-1.5」フォルダ内の「TouchBar.xcodeproj」を開きます。

Xcodeが未インストールの場合は、有効な開発者アカウントでAppleからダウンロードしておく必要があります。
6. プロジェクト設定を開く
Xcode左側のペインでプロジェクト名をクリックします。

7. SigningセクションのTeamを設定
画面中央の「Signing」セクションにある「Team」のプルダウンをクリックします。

8. 開発者アカウントを選択・登録
すでにXcodeにログイン済みなら、自分の開発者アカウントを選択します。未ログインの場合は「Add Account…」をクリックします。

ポップアップウィンドウで開発者アカウントにログインします。

その後、プルダウンメニューから新しく追加したチームを選択します。

9. Bundle Identifierを変更
Bundle Identifierのうち「bikkelbroeders」の部分(com.と.TouchBarClientの間)を、他と重複しない任意の文字列に書き換えます。内容は何でも構いません。

10. 実機デバイスを選択
メニューバー左上のデバイス選択欄で、接続した自分のiPad/iPhoneを選びます。


11. アプリをビルドして転送
メニューバーの再生ボタン(▶)をクリックすると、アプリがデバイスにビルド・インストールされます。

12. デベロッパを信頼する
「このデバイスは開発元を信頼していません」という警告が表示されることがあります。画面の指示に従って、設定から開発者アカウントを信頼すれば解消できます。

13. サーバーとクライアントを起動
iPad/iPhone側で「Touch Bar Client」アプリを起動し、Mac側では「Touch Bar Server」を起動します。このとき、デバイスは最初に接続したUSBケーブルでMacにつないだままにしてください。
14. タッチバーの完成
デバイスの画面には、タッチバーを搭載したMacBook Proの俯瞰図が表示されます。

表示されるタッチバーは小さめですが、Macでの操作に合わせてリアルタイムに変化します。大きな画面のiPadほど快適に使えるでしょう。
まとめ
タッチバーの見た目や雰囲気を手軽に確かめたいなら、Touchéのようなアプリが最適です。一方、実際に指で操作する感覚まで味わいたいなら、iPadにTouch Bar Demo Appを導入する方がより現実的な体験になります。ただし、どちらの方法でも本物のタッチバー搭載MacBook Proと完全に同じにはなりません。あくまで購入前のお試しツールとして活用するのがおすすめです。
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