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iPadでiPadOS 15を入手する方法|アップデート手順と注意点を徹底解説

Appleは2021年6月のWWDCで、iPad専用OS「iPadOS」の最新バージョンとなるiPadOS 15を発表しました。2019年以降、iPadにはiOSから独立したiPadOSが搭載されています。iPadOS 15は2021年9月20日(月)からダウンロード可能となり、日本時間では同日深夜〜翌日未明頃(米国西海岸時間の午前10時頃)に配信開始される見込みです。

iPadOS 15には、刷新されたウィジェット、Appライブラリ、強化されたマルチタスク機能、クイックメモ、ライブテキストなど、数多くの新機能が含まれています。新機能の詳細については、iPadOS 15新機能ガイドをご覧ください。

ただし、配信直後は世界中のユーザーが一斉にダウンロードするため、Appleのサーバーが混雑して速度が大きく低下する可能性があります。少し時間を置いてからアップデートするのがおすすめです。

この記事では、iPadを最新のiPadOSにアップデートするために必要な情報をすべて解説します。公式版を入手するシンプルな手順から、やや難易度の高いベータ版のインストール方法まで網羅します。

さらに、システム要件のほか、容量不足やWi-Fiに接続できないといったトラブルの対処法、ベータ版をインストールすべきかどうか、パブリックベータと開発者向けベータの違いについても紹介します。

事前準備と注意点

ソフトウェアアップデートを行う前に、iPadの大掃除をしておきましょう。まず何よりも重要なのがバックアップです。大切なデータを失わないためにも必ず実行してください。加えて、アップデート用の空き容量を確保するため、ストレージの整理もしておくと安心です。

多くの人はiPadに映画やドラマなどを保存しています。容量が必要な場合は、これらを削除しましょう。iTunesなどのサービスからダウンロードしたコンテンツなら、後で再ダウンロードできます。

iPadOSのアップデート方法

iPadOS 15が配信されると、新しいバージョンがダウンロード可能になったことを知らせる通知がiPadに表示されるはずです。表示されない場合は、設定アプリから手動でアップデートを確認する必要があります。

  1. iPadを電源に接続します。iPadOS 15は電源に接続していないとインストールできません。
  2. Wi-Fiに接続します(3G/4G回線では不可。ただし現在はモバイルデータ通信でのインストールも可能になっています)。セキュリティが確認できないネットワーク、たとえばホテルのWi-Fiなどでのアップデートは避けましょう。Wi-Fi環境がない場合の対処法は後述します。
  3. 「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」を開き、iPadがアップデートを見つけるのを待ちます。「ソフトウェアは最新です」と表示されることがあります。配信開始まで多少のタイムラグがあることもありますが、そもそもお使いのiPadが非対応の可能性もあります。iPadOS 15が動作する最古のデバイスは、2014年10月発売のiPad Air 2です。
  4. 新しいバージョンが表示されたら、「ダウンロードとインストール」をタップします。
  5. パスコードの入力を求められたら入力し、必要に応じて利用規約に同意します。
  6. アップデートはバックグラウンドでダウンロードされます。所要時間の目安が表示されますが、経験上、実際にかかる時間は表示の2〜3倍になることも珍しくありません。ダウンロード中も他の作業は続けられます。完了するとiPadに通知が届きます。
  7. 通知画面で「詳細」をタップすると、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」に戻ります。
  8. 「今すぐインストール」をタップします。このステップにも時間がかかることがあります。特に配信初日の夜は混雑しがちなので覚悟しておきましょう。
  9. または、「後で」を選択することもできます。夜間に自動的にアップデートするよう提案されるので、その際はデバイスを電源に接続しておくだけでOKです。

Wi-FiなしでiPadOSをダウンロードする方法

Wi-Fi環境がない、あるいはホテルやレストランのWi-Fiなどセキュリティが不明なネットワークしか使えない場合、モバイルデータ通信(セルラーデータ)でiPadOSをアップデートできるのか気になるところです。

かつてAppleはデータ通信でのダウンロードを200MBまでに制限していましたが、この制限はiPadOS 13で撤廃されました。現在はサイズに関係なくダウンロードできます。「設定」>「iTunes & App Store」>「Appのダウンロード」から、「200MB超は尋ねる」「常に許可」「常に尋ねる」のいずれかを選択できます。

この方法でダウンロードする場合は注意が必要です。「使い放題」プランでも必ずしも無制限とは限らず、アップデートファイルは数GBに及ぶ可能性があります。

モバイルデータ通信でiPadOS 15にアップデートするには、以下の手順に従ってください。

  1. iPhoneでインターネット共有(ホットスポット)を有効にし、iPadから接続します。
  2. 通常の手順どおり、iPadOSのダウンロードとインストールを進めます。

これでiPadはiPhoneのデータ通信経由でiPadOSをダウンロードします。

Mac(PC)経由でiPadOSをダウンロードする方法

別の方法として、Macがイーサネットなどでインターネットに接続されている場合は、Finderを使ってiPadOSをダウンロードできます。

  1. MacでFinderを開き、iPadを接続します。
  2. iPadを表すアイコンをクリックします。
  3. 「アップデートを確認」をクリックします。
  4. 画面の指示に従って、iPadOSのダウンロードとインストールを進めます。

なお、古いmacOSやWindowsの場合は、代わりにiTunesがこの処理を管理します。

iPadがアップデートできない理由

「アップデートが表示されない」「アップデートできない」という場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 焦りすぎているだけかもしれません。本当に配信が始まっていますか? 配信開始後も、一部のデバイスへの展開には数時間かかることがあります。
  • iPadが古すぎて新しいiPadOSに対応していないのかもしれません。たとえばiPadOS 15で対応する最古のデバイスは2014年のiPad Air 2です。
  • Wi-Fiに接続されていないのかもしれません。前述のとおり、Wi-Fi接続は必須です。
  • 電源に接続されていないのかもしれません。途中でバッテリー切れになるのを防ぐため、電源接続は必須です。

いずれにも当てはまらない場合は、上記で説明したFinderやiTunesを使った方法を試してみてください。

iPadOSベータ版をインストールすべきか?

ベータ版を導入するのは、正式リリース前に新版iPadOSを手に入れる唯一の方法です。最新機能をいち早く試したい人にとっては魅力的ですし、開発者にとっては新プラットフォームでアプリをテストするうえで不可欠なものです。

ただし、ベータ版は完成品ではないことを忘れないでください。バグが含まれている可能性が高く(バグを発見してもらうこと自体がAppleが一般公開する目的の一つです)、最終版には搭載されるすべての機能やUI要素が揃っていないこともあります。

したがって、iPadOSベータ版の導入には慎重さが求められます。仕事で使うメインのiPadへのインストールはおすすめしません。

開発者向けベータとパブリックベータの違い

AppleはiPadOSのベータプログラムを2種類運用しています。開発者向けと一般公開(パブリック)向けです。(両方とも現在利用可能です。)

常に開発者向けベータの方が先行しています。Appleは各バージョンをまず開発者に提供し、その後一般公開するからです。開発者であれば、開発者向けベータを選びましょう。

開発者でない場合は、パブリックベータのみ利用できます。

iPadOS 15ベータ版のインストール方法

iPadOS 15パブリックベータをインストールするには、以下の手順に従います。

  1. Apple Betaページで「サインアップ」をクリックし、Apple IDで登録します。
  2. Beta Software Programにログインします。
  3. 「iPadOSデバイスを登録」をクリックします。(昨年ベータ版に登録していた場合は、既存のプロファイルを削除して再登録が必要なことがあります。)
  4. iPadでbeta.apple.com/profileにアクセスします。
  5. 構成プロファイルをダウンロードしてインストールします。
  6. 以降、「設定」アプリの「一般」>「ソフトウェア・アップデート」でベータ版が選択できるようになります。

開発者の場合(登録が必要で、年間79ポンド/99ドルかかります)、以下の手順で開発者向けベータをインストールできます。

  1. iPadのSafariでdeveloper.apple.comにアクセスしてログインします。
  2. 「Downloads」セクションに移動し、「iPadOS 15 beta」までスクロールして「Install Profile」をタップし、「Accept」を選択します。
  3. 設定アプリを開くと、メイン画面の上部に「プロファイルがダウンロード済み」と表示されるのでタップします。見つからない場合は「一般」>「プロファイル」からiPadOS 15ベータのプロファイルをタップします。
  4. 「インストール」をタップしてベータプロファイルをインストールします。
  5. 開発者同意書を読んで同意します。
  6. iPadを再起動します。
  7. 「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」を開くと、iPadOS 15ベータ版が表示されます。「ダウンロードとインストール」をタップします。
  8. ダウンロードが完了したら「インストール」をタップします。

これでiPadがiPadOS 15ベータ版で動作するようになります。

ベータ版から正式版へアップグレードする方法

以前にiPadOSのベータ版を試していて、今後リリースされる正式版(非ベータ版)を受け取りたい場合は、デバイスからAppleの構成プロファイルを削除する必要があります。

削除するには、「設定」>「一般」>「プロファイル」を開き、「iPadOS Beta Software Profile」を選択して「プロファイルを削除」をタップし、パスコードを入力して変更を確定します。以降は通常どおり、正式版のアップデートを受け取れるようになります。

旧バージョンのiOS/iPadOSを入手する方法

後になって気が変わり、旧バージョンのiPadOS、さらにはiPadOS 13以前のiOS 12にダウングレードしたい場合の手順を紹介します。(ただし、ダウングレードは非常に難易度が高いため、必ず元に戻せるとは限らない点にご注意ください。)

  1. MacでFinderを開きます。
  2. FinderでOption/Altキーを押しながら「移動」>「ライブラリ」を選択します。
  3. あれば、iPad用の「Software Updates」フォルダを選択します。
  4. なければ、Webブラウザを起動してIPSW.meにアクセスし、お使いのデバイスに合ったファイルを探します。

また、お使いのiPadが希望するバージョンのiPadOSに対応していない場合は、お得に新型iPadを手に入れられる「おすすめiPad特価情報まとめ」をチェックしてみるのもいいでしょう。

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