PowerPointのスライドをMacのKeynoteに変換する方法
プレゼンテーションソフトといえばPowerPointが業界標準ですが、選択肢はそれだけではありません。Microsoft製のPowerPointは高機能である一方、必ずしも使いやすいとは限りません。その点で一番扱いやすいとされるのが、Apple純正の「Keynote(キーノート)」です。資料の作成から本番での発表まで、直感的な操作で行えます。
Keynoteを愛用している方でも、受け取った資料がPowerPoint形式(.pptまたは.pptx)という場面には遭遇することがあります。幸い、これらのファイルをKeynote形式に変換するのは簡単な作業です。
PowerPointのプレゼン資料をKeynoteに読み込む
まずは、PowerPointのプレゼンテーションファイルをKeynoteで開きましょう。Appleのソフトウェアは、新しい.pptx形式と従来の.ppt形式の両方に対応しています。ただし、運が良ければ別として、開く際にいくつかの警告が表示されることが多いでしょう。
不足しているフォントの置き換え
変換時にもっともよく起こる問題が「フォントの不足」です。PowerPointはMicrosoft製品のため、既定でMicrosoft系フォントを使用します。これらのフォントはAppleの環境には存在しないため、代替フォントを選ぶ必要があります。
奇妙なことに、同じ名前のフォントで置き換えるよう求められる場合もあります。これは、PowerPointで使われるHelveticaと、KeynoteのHelveticaが厳密には別物だからです。
もし資料を「発表するだけ」であれば、必ずしもフォントを変更する必要はありません。しかし、その後スライドを編集する予定があるなら、代替フォントを選択しておくことをおすすめします。
その他に起こりうる問題
フォントの不足がもっとも一般的ですが、それ以外の問題も発生する可能性があります。たとえばグラフは、PowerPointファイルをKeynoteに読み込む際にトラブルになりやすい要素です。最悪の場合、グラフを新しく作り直す必要があることもあります。
また、PowerPointの機能をどれだけ使っているかによって、ほかの不具合が出ることもあります。PowerPointとKeynoteの間で何が互換性があり、何がそうでないかの一覧は、Appleの公式サイトで確認できます。
プレゼンテーションをテストする
必要な修正を終えたら、次はスライド全体を通して再生してみましょう。互換性のない機能や表示の乱れなど、ほかの問題がないかを確認できます。おかしな箇所を見つけたら、この段階で修正しておくのがベストです。
Keynote形式で保存する
問題なく通しで再生できたら、いよいよファイルを保存します。Keynote形式で保存すれば、変換作業は完了です。念のため、一度ファイルを閉じてから再度開いてみると安心です。発表の途中で問題が発覚するよりも、事前に気づいて対処したほうがずっと良いでしょう。
うまくいかないときの対処法
ここで紹介した以外の問題に直面した場合は、MacにPowerPoint本体をインストールしておくと便利です。元のPowerPoint形式のまま問題を修正してからKeynoteに変換できるためです。理想とは言えませんが、Office 365サブスクリプションを持っていれば、作業がぐっと楽になります。最終的にはKeynoteへ変換でき、問題が起きても困りません。
時間がない場合や、どうしても変換できないような極端なケースでは、Web版のPowerPointを活用する方法もあります。Microsoft Wordのファイルと同様に、.pptxや.pptファイルはブラウザ上のPowerPoint(PowerPoint for the web)で開けます。第一の選択肢ではないかもしれませんが、緊急時にはプレゼンを救ってくれる頼れる手段です。
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